【カラーネガフィルム自家現像】MARIX C-41現像剤を使ってカラーネガフィルムの現像をしてみた。使い方や注意点。※安全データシート追加

こんにちは「kio」です。 毎回毎回タイトルでネタバレしていくスタイルなんだけど、今回は 「カラーネガフィルムの自家現像」に挑戦。 MARIXから発売されている「MARIX C-41現像剤(12本用粉末タイプ)」を使ってカラーネガフィルムを自家現像してみたので、C-41現像剤の作り方や、取り扱い、現像方法、注意点、作例等お伝えしていこうと思う。 かな~り長い記事になっているんだけど、是非最後までご覧ください。 ※MARIX C-41現像剤、漂白液、定着液の安全データシートSDS(Safety Data Sheet)が公開されたのでリンクを共有。 →MARIX C-41現像キット安全データシート← 安全データシートは、使われている薬品や、取り扱い方、皮膚や目に付着した時の対処法、廃棄、環境への影響など詳細が書いてあるので使う前に自分がどの様な薬品を使っていて、どの様な扱いをすれば良いかがわかるようになるので是非目を通して欲しい。 ※この記事は小型タンクでモノクロ自家現像を既にやっている方向けの内容です。 自家現像を自分でやらない方は後半の作例迄飛ばして見て貰えればと思う。 その後MARIX-C-41現像キットを使い「時間延長無しで安定して現像する方法」の記事を公開したので、この記事を読んだ後こちらも是非見てみて欲しい。 そもそもカラーネガ現像って?C-41って何?? カラーネガフィルムの現像には今現在大きく分けて2種類ある。 この2種類。 この「C-41」と「CN-16」は大体フィルムの箱に印字されている。 そしてこのC-41とCN-16っていうのは基本互換性がある。 C-41というのはコダックの処理、CN-16は富士フイルムのカラーネガフィルムの現像処理と言うだけで C-41=CN-16 と考えて貰っても問題ない。 厳密には微妙に違うみたいだし、C-41やCN-16でも種類があるみたいなんだけど、そこらへんは余り気にせず、 (C-41、CN-16)=一般的なカラーネガフィルムの現像処理方法 と覚えておけば大丈夫。 逆にC-41やCN-16と記載が無いフィルムはまた違う現像処理だったりする場合がある(カーボン層を除去していない映画用フィルムやリバーサル等)ので一般的な現像所では受け付けて貰えなかったり、現像を断られる場合があるから注意してね。 MARIX C-41現像剤について 上記項目でC-41についてはざっくり書いたんだけど、今回は MARIXから発売されている「C-41現像剤」を使って現像をしてみる事にした。 MARIXから発売されているC-41現像剤は の2種類。 これらの違いはおおまかにいうと、最初から「現像液」になっているか、「自分で現像剤」を溶かして「現像液」を作るかの違い。 そして、今回僕が購入したのは「2.粉末タイプ」 34本用が6,000円で12本用が2,560円なので34本用の方がお得に見えるんだけど それぞれメリットデメリットもある。 上記の様なメリット、デメリットがある。 今回僕が選んだのは「粉末タイプ」なんだけど、定着液を別途用意する必要が無いというのと、カラーネガフィルムを使う頻度を加味して「12本用粉末タイプ」をチョイスした。 ストック用には粉末タイプの方が長期保存に向いていると思うし、自分のカラーネガフィルムを使う頻度や環境等で決めて貰っていいと思う。 なので今回の記事は「MARIX C-41現像剤12本用粉末タイプ」の記事となっている。 MARIX C-41現像剤(粉末タイプ)の作り方と用意する物 まずは現像液作成に最低限必要な物と内容物の確認 と最低限これ位は必要。 その他必要な物や有ると便利な物は各自用意してね。 モノクロ自家現像をやっている方なら、タンクや、ダークバッグ、フィルムクリップ、軽量カップ等、使いまわせるものは多い。 1.内容物の確認 A剤、B剤、C剤と、取り扱い説明書が入っている。 A剤とC剤は2袋づつ入っている。B剤は1袋(濃いオレンジ色の粉末) 次は現像剤を溶解して現像液を作る MARIX C-41現像液の作り方 ここから先の工程は基本付属の取り扱い説明書に準じてはいるけど、書き落としや、書き間違いもあるかもなので、この記事だけで無くしっかりと付属の取り扱い説明書を見て欲しい。 ここからは薬品を取り扱うので、ゴム手袋と、細かい粉塵を吸い込まない様にマスク着用を強く勧める。 万が直接手に付いた場合は大量の水でしっかりと洗い流そう。 現像液作成は「精製水」を使うのがベストらしいけど、僕はそのまま水道水で作った。 気になる人やこだわる人は精製水で作るのをおすすめする。 リンク 1.カラーネガ発色現像液の作成 38℃位のお湯700mlを用意し、初めにA剤の量の多い白い粉末を入れ溶 … 続きを読む 【カラーネガフィルム自家現像】MARIX C-41現像剤を使ってカラーネガフィルムの現像をしてみた。使い方や注意点。※安全データシート追加