【ジャンクカメラで遊ぼう】Nikon FE、Ai-NIKKOR 85mm F2

こんにちは「kio」です。 今回は【ジャンクカメラで遊ぼう】シリーズNikon FEとAi NIKKOR 85㎜ F2とモータードライブMD-12の紹介です。 合わせて読みたい 購入経緯と値段 もちろん【ジャンクカメラで遊ぼう】という事でごりっごりのジャンクでした。 お値段は一つ220円。 ボディー、レンズ、モータードライブ合わせて660円。 見つけた状態ではボディーは汚れがひどく、メッキにぶつぶつが出ていて、レンズはカビ、汚れ、モータードライブは貼り革が少しめくれている、、、といった状態。 とりあえずボディーとモータードライブの電池室をチェックすると液漏れも無く綺麗、ボディー裏蓋を開けシャッター幕を見ると、こちらは綺麗な状態でした。 レンズはまぁ、分解すれば何とかなると思い、3つとも救出。 晴れて我が家の仲間と相成りました。 Nikon FE について このカメラ「Nikon FE」ですが発売年は1978年。 絞り優先AEを搭載した電子カメラです。 その簡単な操作系から「シンプルニコン」と呼ばれヒットしたカメラでした。 前回の「ジャンクカメラで遊ぼう」で紹介した「Canon AE-1」は1976年発売の「シャッタースピード優先AE」搭載の電子カメラなのでほぼ同時代のライバル機種という事になりますね。 今後「Nikon FE」と「Canon AE-1」の比較記事も書いてみようと思います。 この「Nikon FE」ですがちょっと前の映画「浅田家」にて主演の嵐の二宮さんが劇中で使用した事で一時期値段が上がったらしいですが今は大分落ち着いた感じです。 この「浅田家」は実際に写真家として活躍している「浅田政志」さんの実話に基づく映画で、夫婦で観ましたが、カメラ好きも、全くカメラに興味が無い方でも楽しめる良い映画でした。 アマゾンプライム会員なら無料で観れますので機会があれば是非ご覧になってみてください。 因みに劇中で使われている「Nikon FE」はブラックですね。 https://amzn.to/3RxAocQ https://amzn.to/3yIhAz7 FE中古購入の注意点と各部動作チェック整備 話がそれてしまいましたが購入したジャンクの各部チェックです。 このカメラは「絞り優先AE」搭載した電子カメラで、電池が無いと基本動きません。 しかし、ニコンらしく1/90のみ電池が無くても機械式シャッターが切れてしまいます。 そんなこんなで裏蓋電池室を開け「LR44」を2個入れてスイッチを入れると。 ファインダー内左にある露出計の針が元気に動きました。 あとは無水エタノールと綿棒で細かい所も綺麗に掃除、、、、 接点も磨いて、、、、 その後、モータードライブにも「単三電池」8本を入れボディーに取り付け分解清掃した85mmレンズを取り付けシャッターを切ってみると、、、 「ギュインッ!!」 とけたたましい音を立て巻き上げしました。 はい 使えます。 露出計も精度チェックしたところ0.5~1段程オーバーでしたので露出補正ダイヤルで補正。 モルトもざっくり貼り換えで出来た姿がこちら。 合体ロボみたいです(笑) アイピースは現在新品で購入できる「FAアイピース」と「DK-3アイカップ」を付けました。 他にもリンクの「F3アイピース」が無加工で取り付け出来ます。 レンズも初めて分解するレンズでしたが特に難しい事も無く汚れとカビは取る事が出来ました。 この時代のカメラは電子カメラといえど結構タフな物が多く少し手入れすれば使えるのが多い印象です。 最後に 映画に出たことでにわかに再注目されることになった「Nikon FE」とてもタフで小型で使いやすいカメラです。 それと、カメラ内で露出補正が少し必要になりますがNikon FM3Aのスクリーンが使えますのでまだ新品で購入できるうちに交換しても良いかもしれません。 このスクリーンに変えるとファインダー内が明るく見やすくなってピント合わせが楽になります。 因みに僕はこのスクリーン買っちゃいました。220円のカメラに2,000円のスクリーンを入れるという本末転倒な感じですが、ファインダーも明るくなって良い感じです(笑) このスクリーンと整備した85mmレンズの実写とモータードライブは試写(フォマパン200)が終わって現像したら記事を書く予定です。 最後まで見て頂きありがとうございました。 スクリーン交換後「Nikon FE」の記事ですこちらもどうぞ。