【モノクロ現像データ】Rollei RPX 100 EI800/D-76 増感現像/スナップ作例

こんにちは「kio」です。 さて、今回はタイトルにもあるように「Rollei RPX 100」をEI800で撮影して、3段増感して現像してみました。 ちょっと不測の事態もありましたが、、、 何があったか、そちらも合わせて是非最後までお付き合いください。 何故ISO100のフィルムを3段増感したのか? ISO100のフィルムをISO800で使う、、、 3段分増感という事です。 何故わざわざこんな事をしたかというと、、、、 使うフィルム間違えたからです(笑) 次はなんでこうなったかの理由です。 何故間違いが起きたのか? そもそもAGFA APX 400を一段増感のISO800で使う予定だったのですが、、フィルムを詰めてカメラ側のISOを800に設定して、奥さんと夜ご飯を食べに行ったついでにスナップして撮り終わり、フィルムを取り出したら、 「ん???」 取り出したパトローネを見て違和感が、、、 今回使おうと思っていたAGFA APX 400は長巻からパトローネに詰めたもので、テプラで【AGFA APX 400】とラベルを作りパトローネに貼ってあったはずなのですが、この取り出したフィルムにはそのラベルがありませんでした。 「あれ?ラベルが無い、、、、」 ベース面を見てみると、色や質感がAPX400とは違う気がします、、、、 不安を抱えたままきたくし、調べてみます。 今家にある長巻を詰めたフィルムは、 Rollei RPX 100 FOMAPAN 200 AGFA APX 400 の3種類。 この3種類のどれかだろうと思い今回のフィルムとこの3種類のフィルムを比べてみると、、、 、 、、 、、、 ベース面の色、質感が1のRollei RPX 100と完全一致しました(笑) そしてRPX100にはラベルを貼っていませんでしたので、間違いなくRPX100です。 そういえば使おうと思ってバッグに入れていたような、、、 そしてバッグの中にはしっかり今回使う予定だったAGFA APX 400が転がっていました、、、 さて、どうしてやろうか、、、 流石にISO100のフィルムを3段増感したことはありません。 いつも使ってる各種現像データが書いてあるサイトを見ても、ネットで探してみても「Rollei RPX 100」をISO800で現像したデータなんて出てきませんでした。 しかし、既にEI800で撮影してしまっているので、今までの経験や知識をフル動員して、Rollei RPX 100をISO800に3段増感する方法を導きだしました。 選ばれた現像液は安心と信頼の「Kodak D-76」(そもそもすぐ使える現像液がこれしかなかった、、、) いつもはD-76はシャープさが欲しいので1:1希釈で使っていますが今回は未知の3段増感という事で、少しでも処理能力が高い状態で使えるように原液での処理。 更に液温も高め。 早速現像です。 撮影機材 Nikon F4s Ai Nikkor 50mm F1.2 使ったカメラとレンズの記事はこちら。 使用フィルム 薬品 Rollei RPX100 Kodak D-76 FUJIFILM スーパー富士フィックス FUJIFILM QW FUJIFILM DW 現像データ D-76 Stock 27℃ 15‘00 (60/60/10)1秒に1回撹拌の速めのペース。 スーパーフジフィックス6‘00 水洗い 作例 現像スキャン後無補正。 ほぼ開放F1.2での撮影。 3段現像の結果は?? 作例を見て頂きました。 いかがですかね?? 案外、というか、しっかり現像されています。 高温で長い現像時間だったので粒状感がかなり出ると予想しましたが、思ったより出ていませんね。 比較すれば粒状感は出ていますが、ISO800としてみれば問題ない程度。 コントラストも付いていますが、快調も残っています。 Rollei RPX 100はISO800増感使えるのではないかと思いますがいかがでしょう? 最後に 今回アクシデントでフィルムを取り違えて、ISO100をISO800として3段増感現像してみましたが結果それなりに使えそうです。 今だと高感度のフィルムも余り無いのでRollei RPX 100を増感してISO800として使うと、長巻で使えるので1本あたりかなり安くなりますね。 今のところKodak以外のモノクロフィルムについては目立つ大幅な値上げなどは無いようですので今のうちにフィルムローダー等で長巻フィルムを使えればモノクロフィルムのコストは抑えられそうですね。 最後まで見て頂きありがとうございました。