【目測ピントのすすめ】目測機でスナップするのにおすすめの簡単設定!

こんにちは「kio」です。 先日「フィルムカメラレビュー」でローライ35について書きました。 【フィルムカメラレビュー】最高のフルメカニカルコンパクトカメラ Rollei 35 その中で、最後に「今後、目測機の使い方等紹介していきます。」 と書きましたが、早速ローライ35を例に目測機のスナップ向き簡単設定について紹介しようと思っています。 是非最後までご覧ください。 目測機とは? 目測機とはなんぞや?という方のために。 通常のカメラのピント合わせは大きく分けて「5種類」有ります。 1.固定焦点:ピントが固定になっていて、大体の機種が1m、1.5m~∞(遠景)までピントが合ったように見える機種「代表機種」は写ルンです、オリンパスPEN EE シリーズ、Kodak EKTAR H35等 2.目測ピント=カメラ本体に距離計が内蔵されておらず、ピント距離を目測で測り、ピントの距離指標までの距離を、目測で測った距離に合わせて撮影する機種「代表機種」ローライ35,オリンパスPEN D等 3.ゾーンフォーカス=目測機と似ているがピントの距離までがイラスト等で3~4つに区切ってあり、それに合わせて大体でピント位置を決め撮影する機種「代表機種」LOMO LC-A、Canon Demiシリーズ等 4.マニュアルファーカス=一眼レフやレンジファインダー等、カメラ本体に距離計が載っており、ファインダー内でピントを合致する様に自分で操作し、正確なピント合わせが可能となっている機種「代表機種」バルナックライカ、ライカMシリーズ、Nikon F、F2、F3 Canon Aシリーズ等 5.オートフォーカス=電子制御で被写体までの距離を測定し、ボタン一つでピントを合致させてくれる機種「代表機種」Nikon F4、、F6、Canon EOSシリーズ等 ざっくり書くとこんな感じ。 この種類の中でも、カメラを始めたばかりの人に聞くと圧倒的に「2」の目測機は難しいと思っている方が多いんです。 でもこの記事を見て貰えば「目測機」なんて簡単に使えるようになります!! 目測機でピントを外さない設定 ここでは目測機でもピントを外さない(外しずらい)設定を解説していきます。 ISO100のフィルムを入れていて、晴天日中の主にスナップ用途で F11、SS1/125、ピントは5m(ローライ35では6m) これが日中晴天野外で僕がスナップに使っているテッパンの設定!! ローライ35の焦点距離40mmレンズでは上記設定にすると 手前3m~奥は∞までピントが合ったように見えます。 何故ピントが合ったように見えるかは「被写界深度」というものが関係していますが、これを説明し始めるとかえって判り辛くなっちゃうので興味がある方は各自調べて下さいw ISO200であればF11、SS1/250、ピント6m ISO400であればF11、S1/500、ピント6m で3m~∞まで行けちゃいます。 ISO400の時のF11をF16にした場合はSSを1/250、ピントは6mで手前2.5m~∞までピントが合います。 但しこれはあくまでも「スナップ用」歩いていてパっと目に入ったものをさっと撮るのに適しているので、 バストショットの人物なら1m~1.5m ちょっと近くなら1.5m~3m パット見た街並みや人の動きを写したいなら5m 風景なら∞ と、ピントをその都度合わせて貰った方がしっかり写りますし、所謂「ゾーンフォーカス」の感覚で大体良く撮る被写体までの距離を3~4つに区切って使い分けていればいいんです。 そして、上記ピントでの設定でのポイントは「F値」 F値はなるべく5.6以上にしましょう! そして、F11にしておけば、3mから写るんでしょ?? と思ったあなた、、、それは あくまでピントが合っている様に「見える」だけで実際被写体まで3mなら6mピントより、ピントは3mで撮った方がシャープにしっかり写ります。 僕は、散歩スナップが好きなので、歩いていて目についた街並みや、人の動き等を良く撮影するので、基本設定はピント5mでF8~11にしている事が殆ど。 次は実際に上記設定で散歩スナップして来た時の作例をお見せします ピント6mでの作例 今回はISO200のカラーネガ「Kodak GOLD 200」を使って撮影してきました。 ISO100の時はF11、SS1/125、ピント6mでしたが、ISO200なので、SSを一段上げ、F11、SS1/250、ピントは6mにしてあります。  カメラはローライ35、カメラのキタムラ現像、データ化無補正です。 ここで紹介する写真は全てF11、シャッタースピード1/250での撮影。 時にはファインダーすら見ないで徹底的に速射にこだわってスナップしてきました。 F11でピント6mでの写真 … 続きを読む 【目測ピントのすすめ】目測機でスナップするのにおすすめの簡単設定!