2倍撮れる「魅惑のハーフカメラ」その5「Canon Demi EE28」

こんにちは「kio」です。 今回5回目となる「魅惑のハーフカメラ」シリーズですが、ハーフカメラ愛が強すぎて見かけるとついつい救出購入してしまいます。 この記事で紹介するハーフカメラは「Canon Demi EE28」です。 某大手カメラ店のジャンクにて220円にて購入したのをモルト交換(嫁がやりました)、分解してファインダー清掃、レンズのカビ、ゴミ清掃をして使えるようにしました。 外観はアタリもほぼ無くきれい。 基本黒の貼り革ですが、この個体はオリジナルで濃い赤の貼り革。ちょいレアかも。 このキャノンデミEE28について簡単なレビューと写真を見ていただきたいと思います。 Canon Demi シリーズ このカメラは1967年発売のハーフカメラです。ハーフカメラは1959年にオリンパスペンが発売し爆発的にヒットします。そしてキヤノンは1963年にハーフカメラ製造へと参入し、初代デミを発売します。 初代デミが発売された4年後、今回紹介する「Demi EE28」が発売されました。 「Canon Demi EE28」はこんな人におすすめ ほぼ毎回ハーフカメラでは書いている事ですがしつこくおすすめポイントです。 こんな人におすすめです! 次は「demi EE」の特徴、スペック等書いていきます。 「Canon demi EE28」の特徴、スペック 特徴1「ハーフカメラ」である そもそも「魅惑のハーフカメラ」なのでハーフカメラなのは当然ですが、まず何といっても大きな特徴の一つです。 ハーフカメラなので倍撮影出来ます。※今回は24枚撮りで52枚撮影出来ました。 ということは、同時にフィルム代の節約にもなります。 特徴2「とにかく軽い」 このカメラは外装にアルミを使用しているため同世代の他のハーフカメラと比べてもとても軽いです。 この軽いというのはとてもメリットがあります。重いとコンパクトでもちょっと持ち出し辛かったりするのですがこのカメラの重さはなんと290gとハンドストラップでブランブランさせていても全然苦になりません。 特徴3「電池不要」 これも大きなメリットですね。 セレン光電池内蔵のため外部の電池は必要無いです。 シャッターも機械式制御なので電池切れの心配なく撮影に集中できます。 特徴4「操作が簡単」 このカメラは「EE」露出を採用しています。 EEとは、 Electoric Eyeの略で、簡単に言うと電子的にシャッタースピード、絞りを制御してくれます。 なので露出計はシャッターと連動しており、特に何も考えず最初にフィルム感度を設定してシャッターを切るだけでカメラが自動的に適正な絞りととシャッタースピードを決定してくれます。 一応ピント合わせは0.8m、1m、1.5m、3m、5m、15mと自分で決めるのですが「3m」に設定して、F8で約1.5m~10mまでピントが合いますし、F5.6以上であれば大体パッとスナップするのにも簡単に使えます。 明るい場所であればシャッタースピード的にも絞り込まれるので、大体の被写体までの距離を合わせれば、あまり大きくピントは外さないと思います。 次はスペック。 これは「キヤノンカメラミュージアム」に詳細書いてありますのでそちらのリンクを貼っておきます。 キヤノンだけでなく、各メーカーのHPには古いカメラのアーカイブがある事が多いので色々見てみると楽しいので是非お勧めします。 作例 使用したフィルムは「FUJIFILM 業務用 100」 ハーフカメラと言っても、かなりしっかりした写りでとても良い発色ですね。 最後に いかがでしたでしょうか? 今回「魅惑のハーフカメラ」その5として「Canon demi EE28」紹介させて頂きました。 ハーフカメラは通常の35mmフィルムの半分のサイズなので一枚一枚にするとやや粒状感は目立つ感じですが良くも悪くもこの粒状感、ざらつきがフィルムっぽくて良いと思います。 以上簡単なカメラ紹介と作例でした。 最後まで見て頂きありがとうございました。