ILFORD DELTA 3200をISO12500まで増感してみた
こんにちは「kio」です。 去年に「ILFORD DELTA 3200」のレビューを書いたんだけど、 この記事の中で「次はもっと増感を試してみよう」って結んだまま、大分時間が経っちゃった。 今回はその回収として、ISO12500という超高感度で撮影、現像してみたので現像データと併せて色々書いて行こうと思う。 撮影機材 使用フィルム 薬品 現像データ 作例 スキャン後無補正、一部トリミングのみ。 ISO12500の超高感度で現像してみて 作例沢山見て貰ったんだけど、、、 まずスキャン結果をみての感想 こんな所。 3200を前回現像した時は「ROLLREOI SUPERGRAIN」を使って現像したと思う、この現像液は余り高感度には向いてないと思ったんで、今回は公式でも推奨しているD-76(ID11と同等)で現像してみた。 そして上記箱裏とは別のイルフォード公式の「デルタシリーズ現像データシート」ではID11(=D-76)Stock 24℃で13‘30というデータがあるので、どうせ12500で使うなら「ザラザラ強調しよう!」と思って高温の方のデータを参考に今回の現像時間を決めた。 欲を言うなら、、 と思ったけど、普通に結像しているし、写っているんだよね。 まぁ、イルフォード公式でISO12500のデータが箱裏に載っているって事は、問題無く使えるってことなんだけど、いざISO12500で使ってみて、現像して、普通に写っているのにはびっくりした。 後1段、明るく撮っても良さそうな感じではあったけど、そもそも光が少ない場所ではスキャンの結果はそこまで変わらなかったと思う。 それにしても、この暗さで、基本F5.6を基準として、SS1/60~で使えたので、被写界深度も深く取れてピントもそれなりに来ているし、ブレもほぼ気にしないで撮影出来たのは良かった。 ISO12500への増感はアリか?? 結論から言うと 「アリ」 なんじゃないかな。 かなり暗い所で使ったけど、夜スナップでF5.6、SS1/60以上で使えるのは大きいと思う。 特に今回使ったRollei35って目測式カメラだから、Fが小さいと被写界深度も浅くなってピントがどんどん合いづらくなるんだけど、F5.6あるとかなり安心して使う事が出来た。 もちろん目測式以外の距離計が付いているカメラでもSSが稼げるのは大きなアドバンテージだと思う。 特にライブや、舞台等の動きがあるような写真をフィルムカメラで使えるのは良いんじゃないかな。 もちろん、ISO100のフィルムと比べると粒状感はマシマシだし、シャドーも潰れているけど、それを活かした使い方をすればいいと思う。 最後に イルフォードデルタ3200を超高感度ISO12500で撮影、現像してみた。 このフィルムは現行品なので、普通に購入も出来るのがいいね。 リンク モノクロフィルムの中でも、一般的に購入できて、高感度フィルムとして考えれば安い方だと思うし、通常の3200だとしても、明るいレンズを使えば夜スナップなんかも普通に撮れちゃうのでおすすめ。 今回の様に目測機でもF5.6位でも実用的なシャッタースピードも稼げるし、写りも許容できるレベルだと思うから、夜のスナップ等で使う時は是非、超高感度ISO12500で使ってみてはいかがだろうか。 今回使った現像液はMARIXのD-76だけど、本家Kodak D-76やイルフォードのID11も手に入れやすい部類だと思うし、このフィルム以外にも現像データも豊富にある。 MARIXのD-76は安いのでおすすめ。 でもフィルムカメラだから、ISO12500として使い始めちゃうと撮影が終わるまでそのISOのまま使わなきゃいけないのは注意してね。 流石にISO12500あると昼間は限界まで絞り込んでもきついと思う。 夕方~夜、室内限定にはなっちゃうけど、自家現像している人は是非イルフォードデルタ3200の12500への増感試してみて欲しい。 でも、滑らかな階調豊かな写真が好きな人にはオススメしないのでそこは気を付けてね。 中々の飛び道具っぷりで、いつものモノクロとは全然別物の雰囲気を味わえた。 画質の良し悪しは別として、楽しかったし、ISO12500ってだけで何だか画質や階調なんて許せちゃう気がしているのは僕だけじゃないはず(笑) 最後まで見て頂きありがとうございました。 マリックス新製品情報 MARIXフィルムからモノクロ120フィルム発売開始したみたい。 の4種。 詳細はわかったら別途記事作成予定! 全部中身は我らが「FOMA」だと思う。 120 ブローニフィルム これで120ライフも捗るね。!!
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