[フィルムレビュー]淡く、ドラマチックな写りLomography [LomoChrome Metropolis ]
LomoChrome Metropolis 35mm ISO 100–400の特徴 落ち着いたトーンと力強いコントラスト、深い黒を描くフィルム。赤色がより強調され、イエローやグリーンのユニークな発色が楽しめます。ISO感度100〜400、35mmフィルム。 #nofilter – フィルターや加工なしでカラーシフトが楽しめるフィルム ISO感度を100-400の間で選ぶことが可能 特別な粒子感を描く 一般的なC-41(カラーネガ)現像で現像処理 ストリートやポートレートなどインパクトの強いシーンでも大活躍 Lomography公式より引用 だそうです。 フィルム購入方法、値段 こちらのフィルムは【ロモグラフィー公式ストア】にて1本1,690円で販売されていますが、2022年5月現在公式ストアでは在庫切れとなっています。 ※公式ストアでは「最低注文数3本~の購入しか出来ないようです。 フィルム名で検索して頂くと他ショップでも取り扱いがあり、購入することが出来ます。 ※このフィルムは2021年~新しい物になっているようです。ショップ在庫が旧バージョンなのか、新バージョンかどうかはわかりませんので、購入前に確認する方が良いでしょう。 使用機材、使用フィルム フィルム外観はこちら 毎回思うのですが、ロモグラフィーのパッケージはやたら格好良いです。 コダックと同じフィルムケースに入っていました。 公式では「2021年新バージョン」のメトロポリスが販売されていますが。今回のレビューは旧製品です。 一体どんな写りになるのか?? まずは見て頂きましょう。 写真はISO100とISO400で撮影してみました。 写真をクリックすると拡大します このフィルムの説明は「落ち着いたトーンと力強いコントラスト、深い黒を描くフィルム。赤色がより強調され、イエローやグリーンのユニークな発色が楽しめます」とありましたがまさにその通りですね。緑と赤の発色が印象的した。 こういうのを「エモい」とでもいうんでしょうかね。 トプコン35-Lで撮影したのですが、このカメラのレンズTopcor44mm F2での発色が、今までメトロポリスを使って来て出たことがない色味でした。 レンズによって発色がこんなに違うのかとあらためて驚きましたね。 ISO感度の設定について フィルムの説明に 「・ISO感度を100-400の間で選ぶことが可能」とあります。 通常のフィルムはISO100ならカメラ設定は100のまま最初から最後まで撮影しますよね、 でもこのフィルムは撮影途中であってもISOを100~400の間で自由に設定を変更して撮影する事が出来ます。 これはどういうことかというと、おそらくネガカラーフィルムの広いラチチュードを利用しているかと思います。 ネガカラーフィルムはとても広いラチチュードを持っていますので100~400の2段分くらいであれば問題なく写つります。 LomoChrome Metropolisを使用するにあたっての注意点 このフィルムはカラーベースに色を付けてあるいわゆる「加工フィルム」になります。加工フィルムだと一般的な写真店等では現像を断られる場合があります。 今までこれらのロモクロームシリーズは「カラーエフェクト」「加工フィルム」だと思っていましたが、ロモクロームシリーズは「カラーエフェクト」「加工フィルム」では無く、ロモグラフィーオリジナルの乳剤を使用した「通常のC-41現像可能なカラーネガフィルム」です。 僕はカメラのキタムラさんにて普通に現像、データ化までしていただきましたが、同じキタムラさんでも断られる場合もあるようです。店舗で断られても外注扱いで受けてくれるとは思いますが、そうなると時間が2~3週間程かかってしまうようですので、いつも現像しているお店がある場合一度電話などで確認してから持ち込むのがよいかと思います。 一応ロモグラフィー公式にはこのフィルムは一般的な「C-41」現像可能と書いてありますし、キタムラさんであれば店舗で現像してくれるとは思います。 まとめ Lomography [LomoChrome Metropolis 35mm ISO 100–400]はとても面白いフィルムでした。 積極的に「色」を意識して撮ると、とても楽しそうです。 ISO100で撮るとハイキーで柔らかい写りに、ISO400で撮ると色が濃い目に重厚な雰囲気の写真が撮れます。 いつもの風景が「ドラマチック」に写るこのフィルムおすすめです。 最後まで見て頂きありがとうございました。
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