[現像データ]Rollei RPX 100/X-TOL 1:1/「LOMO LC-A」現像失敗?!

こんにちは「kio」です。 「LOMO LC-A」でスナップしたフィルムを現像しましたので現像データと写真の紹介です。 LOMO LC-Aでモノクロ? このLC-Aというカメラはフィルムカメラ好きの間では有名なカメラです。 1990年代後半~2010年位に起こった「トイカメラブーム」の筆頭のようなカメラで、周辺減光落ちが出やすいレンズで「トンネル効果」を狙った写真や、クロスプロセス現像等をするのが流行っていました。 が、、、 今回はモノクロでの撮影です。 搭載されているレンズは「MINITAR 1」 このレンズが以外にモノクロでも素敵な描写をするんです。 まず現像データから 撮影機材 LOMO LC-A MINITAR 1 32㎜ F2.8 使用フィルム 薬品 Rollei RPX 100 Kodak X-TOL FUJIFILM スーパー富士フィックス FUJIFILM QW FUJIFILM DW 現像データ XTOL 1:1 21℃ 9‘30 (30/6030/1) スーパーフジフィックス7‘00 QW 水洗い10’00 DW GALLERY 写真がモヤッとしてますね。 このモヤッとの理由は後に書きますので、まず写真を見てみて下さい。 写真がモヤッとしている理由 最初にLC-Aはモノクロでも素敵な描写をするんです! と書きましたが、 モヤッとしていて素敵な描写じゃ無いじゃないか!!! と思いますよね、、、 皆さん、、、、 お気付きでしょうか、、、 今回の写真、、、 典型的な「アンダー写真」でした。 「アンダー写真」とは? 「アンダー写真」の特徴は 全体的にコントラストが低くなり、黒が締まらない写真になる。 粒状感が増す。 全体がモヤっとした感じになる。 ネガに出てくる像が薄い。 辺りでしょうか、、、 ここで少し補足すると、「ネガフィルム」はオーバーには強いですが、アンダーには弱いんです。 これについてはまた別の機会に詳しく書きますが、ネガフィルムはアンダーより、オーバー気味で撮った方が良い結果になる場合が多いです。 さて、次は何故「アンダー」に撮れてしまったのか検証です。 露出アンダーになった原因の究明 現像液、現像時間等に問題は無いと思いますので原因としては 露出計の不調 シャッタースピードの異常 絞り羽根の動作異常 が考えられます。 ひとつずつ考えてみました。 まずネガを見る限りほぼ全てのコマが薄いネガだったのでシャッタースピードのバラツキでは無さそうです。 絞りも目視した所、しっかり動いていので大丈夫そうです。 ということは、 考えられるのは露出計の不調です。 もともとこのLC-Aは割といい加減な露出(それが良い結果になる場合もある)ですが、全てアンダーというのは頂けません。 マニュアルなら自分でシャッタースピードと絞りで調整すれば良いのですが、今回使用した「LOMO LC-A」はオートです。 でも、安心して下さい! こんな場合の対処方法があるんです。 「LOMO LC-A」で露出計がおかしい時の対処法 現像済みのネガを見る限り、1、2段位アンダーな感じでしたので、ISO設定ダイヤルで対処する事にしました。 具体的にはISO100のフィルムを使う時は2段オーバーで撮りたいのでISO25に設定します。 これで大体適正〜少しオーバーの露出になるはずです。 オーバーに撮れてしまう場合はISO100フィルムの場合ISO200とか400にすると良いです。 これは露出計が調子が悪い場合には有効です。 ※但し、コマごとに露出が変わってしまう場合等はこの方法では対処しきれませんのでご注意下さい。 LC-Aに限らず、他のオートのカメラでもISO感度が自分で設定できるカメラなら同じ方法が使えます。 最後に 現像データの記事のつもりが思いがけず話がそれてしまいました。 今回のカメラの「LOMO LC-A」は以前使った時は問題無く使えていたのですが、久々に使ったら露出計が少し不調になっていたようです。 このあと2段オーバーに設定して撮影しましたがしっかり撮れていたのでひと安心です。 モノクロでも素敵な描写をすると書いたのに、アンダー写真だったので最後に適正露出での写真も1枚。 スキャン後無補正です。 これが上記のISO設定を変えて撮影した適正〜ちょいオーバー位のネガからスキャンした写真です。 こちらの現像データ分も今後書いていきます。