【モノクロ現像データ】MARIX SILTA 400×MX-19 1+1は感度も400出てオススメ!
こんにちは「Kio」です。
せっかくの三連休(僕は普通に仕事してるけどね、、、、)なのにこっちは微妙に天気も悪い、、、、
最近ちょっとだけ暑さもマシになって来たのに、天気だけはどうしようもないよね、、
さて、ちょっと前からお届けしているMARIXから新発売予定の新モノクロフィルム
の現像のテストだけど、今回はMARIX MX-19の1+1希釈現像をしてみたのでその現像データと、作例等をレポートしていこうと思う。
是非最後までご覧ください
MARIX SILTA 400の特徴おさらい
まずはこのSILTA(シルタ)400の特徴をおさらいしてみよう
- 中身はLUCKY SHD 400
- 航空監視用フィルムがベース
- コントラストは高い
- 複数の現像液で実効感度400出ない(ロジナールでは160~200位で使うのがおススメ)
- 粒状感は多め
- ラチチュードは狭い
- シャープネスは高い
- ベースの色が青紫で、全浴すると色が出て来るのでstock現像で使いまわす場合は全浴を強く推奨
- フィルムベースは薄いがハリはあるのでリールに巻くのは問題無し
- 防腐剤の臭い(病院の消毒液を強くした感じ)が強いので敏感な人は注意 メーカーによると時間経過で消えるらしい
と、こんな所。
前回はMX-19 stockで試してみたが、今回は1+1の希釈現像を試してみた。
stockとどう違った感じになるのか楽しみ。
現像データ
使用フィルム:MARIX SILTA 400 EI400
使用カメラ:MINOLTA α-9xi
使用レンズ:TAMRON SP 28-75mm F2.8 (A09)
使用現像液:MARIX MX-19
現像処理:MARIX MX-19 1+1 20℃ 11´00 (30/60/3)
スキャン/データ化:VALOI easy35/ライトルームモバイル反転現像
※データ化の際にはネガポジ反転のみでその他のパラメーターは一切弄っていない、素の状態。
SILTA 400×MX-19 1+1写真
僕が試写すると言ったら「漁港」
って事で漁港にて試写。
反転現像時のパラメーターは明るさ含め前回のstock処理と同じにしている。
暗い所に露出を合わせたので手前の柱は白飛びしちゃったね
潮風で錆々の自転車
インテリジェントカード「ファンタジーカード2」使用 キラキラを撮るのにファンタジーカード2はおすすめ!
漁船とゴム手袋
がけ崩れ注意
このカットはコントラストは高いが比較的諧調も出ていると思う
ちょっとアンダー気味かな
これは多重露光
こちらもインテリジェントカード「ファンタジーカード2」を使って撮影
MX-19 1+1での感想
まず一番気になる実効感度が400出ているかはクリアしていそうで一安心。
そして、やはりコントラストは高く、ハイライトはしっかり出ているね。
でも、前回stock処理の写真と余り違いが判らないかも、、、、、
少なくとも僕の目でデータ化をしてモニターで見た感じだとほぼ一緒に見える。
上の写真達はMX-19 stock で処理したデータなんだけど、あえて言うなら中間~シャドー部の諧調がやや今回の1+1の方が出て、ハイライトもほんの少し落ち着いている気がするが、やはりシャドーはどちらもぐっと落ち込んで潰れ気味ではあるかな。
まぁ、1+1で処理した時は基本的に1回使い捨てになるので、毎回安定した現像結果が得られるメリットはあるので僕は基本的に希釈現像のワンショット(1回使い捨て)の方が好き。
そして今回、1+1 20℃ 11´00での処理だったけど、ちょっと現像時間が長い気がするので、次回以降20℃ 10´00~10´30位でまた試してみようかと思う。
最後に
MARIXから新発売される「SILTA 400」のレポートも3回目。
ファーストロールでのロジナールでの処理は感度が400は出ていなかったが、今回のMX-19ではstock、1+1共に実効感度は400出てくれていそうで、ちゃんと400のフィルムとして使えそうで一安心。
後感度が出てくれそうな現像液だと、MARIXではMA-T2やMX-P3等もあるし、ロジナールの静止現像もどんな感じになるのか興味がある。
MARIX肥田社長によると
「パッケージ待ちなので、9月中の販売を予定している」
との事で現在ラインナップされているモノクロMARIX 400(FOMAPAN 400)ともまた違ったキャラクターのこのSILTA 400が発売され、どんどん選択肢が増えるのはとても嬉しい!!
それと、これもちょっと前の記事に書いたけど、フィルムサンプルと一緒に提供頂いた現像タンクとフォトスポンジ。
まだ数回の使用しかしていないけど、めちゃくちゃ良かった!!!
特にフォトスポンジはここ数年ずっとドライウェルやキッチンペーパーを使っていたので、久々にフォトスポンジを使って良さを再確認。
これらの用品についてもまた近々レビューを書いていこうと思っている。
現像タンクは、パターソンPTP115同等品なので、そちらと色々比較していこうかと。
最後まで見て頂きありがとうございました。