【フィルムレビュー】カメラのキタムラオリジナルLF「ニューレトロ(中身)」を使ってみた
こんにちは「kio」です。
今回は珍しく、予告通り、「カメラのキタムラオリジナルLF(レンズ付きフィルム)ニューレトロ」からフィルムを抜き取ってスナップしてきたので、その写りのレビューや、特徴、フィルムについて等色々書いて行く。
そして、前回もLF(レンズ付きフィルム)ネタだったし、最近なんとなくLFに縁があるみたい。
【フィルムレビュー】ILFORD ILFOCOLOR RAPIDからフィルムを取り出して使ってみた。
是非最後までご覧ください。
特に予告なくカメラのキタムラから「オリジナルLF」が発売されていた
ある日ふらっとカメラのキタムラへ行き、いつもの「フィルムコーナー」へ、、、
するといつものラインナップの中に見慣れない物が、、、
それは写ルンですの隣に沢山吊られていた。
ぱっと見僕が思ったのは、、、
「国鉄色」じゃん、、、、、
僕は別に鉄道とか詳しく無いんだけど、何となくこのカラーリングを見てそう思ったんだよね。
権利の関係とかもあるから画像は載せれないけど、気になる人は「国鉄色」って検索してみて、このカラーリングにとっても似ていると思う。
まぁ、そんな事はどうでもいいねw
次はこのLFの特徴、値段等。
カメラのキタムラオリジナルLFの特徴と値段
このキタムラオリジナルLF、名前は「ニューレトロ」
この「ニューレトロ」キタムラの店舗スタッフも特に販売を知らされて無かったようで、入荷の前日に知ったらしい。
カメラのキタムラオンラインショップ、店舗でのみ購入可能で、値段は
1つ1980円(税込)
となっている、これは「写ルンです」と全く同じ値段。
LFとしてのスペックは特に記載が無く、HPでも触れられてはいないけど、この筐体を見る限り先日紹介した「ILFORF ILFOCOLOR」とそっくりなので同じなのかなと思う。
- F11、SS1/125固定
- ISO 400カラーネガ
- 27枚撮り
- 多分プラレンズ
- 撮影距離1m~∞無望遠 (本体裏に記載あり)
- ストロボ範囲 1m~2.5m(本体裏に記載あり)
と、ごくごく一般的なLFとほぼ同等。
「ニューレトロ」作例
※作例は、フィルムを取り出し、別カメラにて撮影してあるので購入したままの製品の作例とは変わってくる。
使用カメラ:PENTAX LX
使用レンズ:SMC PENTAX-M 50mm F1.4
使用フィルム:カメラのキタムラオリジナルLF取り出しフィルム
現像、データ化 カメラのキタムラ
フィルムを使っての感想
作例見て貰ったんだけど、
- 原色系が鮮やか
- コントラストも高い
- 粒状感はある
- 日陰での青カブリ、昼色光下では黄色味が強めに出る
こんな印象を受けた。
写りを見ると、ロモグラフィーのCN 400にとても良く似ている気がするんだよね、でも今のCN400の方が彩度が少し高い気もするけど、色の出方は結構近い気がする。
上記写真、左が今回の「ニューレトロ」、右が「LOMO CN400」
コントラストもしっかりついていて、日陰では少し青カブリがする感じも特徴としては似ている。
キタムラオンラインでの「ニューレトロ」ページの作例ではまた違った雰囲気の作例が載っているのでそちらも見てみて欲しいし、色の出方とかは、何回も言っているけど、使ったレンズ、スキャン等で変わってくるので今回僕が載せている作例は参考程度にして欲しい。
→「カメラのキタムラオリジナルLF「ニューレトロ」販売ページリンク←
中身のフィルム、現像について
このLFいつものようにばらしてフィルムを取り出したんだけど、パトローネを見てみると
- プラパトローネでフィルムエンドは差し込み
- 「fiim made in USA」「assembled in China」表記あり
- プラパトローネ
となっている。
これが差す意味とは
アメリカ製フィルムを使用して、中国で組み立てているという事。
フィルムが「アメリカ製」=「Kodak」で間違いないと思う。
そして、先述したロモCN400も中身はコダック製って聞いたことがあるからもしかして、同じか、近い物が入っているのかもしれない。
現像は「カメラのキタムラオリジナル」として販売しているのでカメラのキタムラ全店の店内ラボにて処理が可能と思われる。
「可能かと思われる」って表現は曖昧なんだけど、分解してフィルムを取り出すと、断られたりする場合もあるからそこは注意して欲しい。
本来単体であるはずのないフィルムだから、これは店としては当たり前の自衛手段ではあるよね。
中身を取り出して現像に出す時はちゃんと「ニューレトロから取り出したフィルム」という事を伝えた上で、店舗の判断に従って欲しい。
分解せず、そのままLFとして使えばおそらくなんの問題もなくキタムラの店内にて当日現像対応して貰えるはず(自分の所で売ってるんだからね)
分解して、フィルムを取り出す方法は以前書いた記事に詳しく書いてあるのでフィルムだけ使いたい人は見てみて欲しい。
このLFからフィルムを取り出すの方法は度々紹介しているけど、決して分解を推奨している訳では無いし、慣れている人でないと、フィルムそのものがダメになっちゃったりする場合もあるので、自己責任で。
最後に
キタムラLF「ニューレトロ」のフィルムレビューを書いてきたんだけど、このLF一部界隈でちょっと話題になっているんだよね。
これも前の記事でちょっと書いたんだけど、、
本来「フラッシュ内蔵」なんだけど
印刷ミスで「フラッシュ内臓」となっている。
SNSとかでは色々な方がこれにツッコミを入れているんだw
もはや「ニューレトロ」では無く、「キタムラ内臓カメラ」とか言われちゃってるんだよねw
「このカラーリングは内臓を表している」、、、とか、、、色々イジられてる。
海外メーカーならいざ知らず、国内大手メーカーでは結構珍しいケースだよね。
そして、聞いた話だと、次回分からこの「内臓」は修正されるとか、されないとか、、、、
なのでこの「キタムラ内臓カメラ」が欲しい人は今並んでいるのを買っておいた方が良いかもしれないw
これって、ちょっと「話題作りの為にわざとなんじゃないか?」とも思う位初歩的な校正ミスだよねw
まぁ、なんにせよ今ならカメラのキタムラ各店舗で売っているし、写りも鮮やかで、コントラスト高めのフィルムが好きな人には良いのではないかと思う。
「内臓」だろうとなんだろうと、写りは一緒だから心配せずに使ってね。
そして、最後に先日書いた「キタムラで現像出来るフィルム、現像出来ないフィルムまとめ」の記事がかなり沢山の皆さんに見て貰ってるみたい。
昔から色々なフィルムがあるので、全国展開してある「カメラのキタムラ」で現像可能なフィルム、現像出来ないフィルムの一覧をまとめてあるので、こちらも是非見て欲しい。
毎回毎回LFのフィルムを抜いて使うという、ちょっとトリッキーなネタではあるけど、こうやって楽しむのも面白い。
もちろん通常のLFとして使うのが大前提ではあるんだけどねw
せっかく企画して作ってくれた方には、申し訳ない気持ちもあるんだけど、そこは許してね。
最後まで見て頂きありがとうございました。
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