【モノクロ現像データ】Santa RAE 1000/SPUR Silversalt
こんにちは「kio」です。
雨だねぇ、、、、、
ずっと曇ってるねぇ、、、
ムシムシするねぇ、、、
すっかり梅雨も本番。
使えてないカメラとレンズにカビが生えないか毎日びくびくしていますw
皆さんも今時期のカメラ、レンズの保管には気を付けてくださいね。
さて、今回はちょっと前に紹介したマリックスフィルムの社長さんから頂いたモノクロフィルム
「Santa RAE 1000」
フィンランドからやって来たこのフィルム、前回はEI400として撮影、現像してみました。
結果、やや軟調な感じの仕上がりだったんですよね。
なので今回はこのフィルムの名前にもある様にISO1000として使ってみました。
前回との違いが分かりやすい様に同じカメラ、レンズ、現像液を使って処理しています。
是非最後までご覧ください。
撮影機材
- Nikon F2
- Voigtlander NOKTON 58mm F1.4 SL Ⅱs
使用フィルム 薬品
- Santa RAE 1000
- SPUR Silversalt
- FUJIFILM スーパー富士フィックス
- FUJIFILM QW
- FUJIFILM DW
現像データ 2023/No36
- SPUR Silversalt 1+20 23℃ 10‘00 (30/60/2)
- スーパーフジフィックス5‘15
- 水洗い
作例
撮影は全て、夕方~夜です。
あれ?思ったより高コントラストじゃないかも?
高感度のモノクロフィルムで暗い場所を撮ったので、もっとがっちり高コントラストになるかと思っていたんですが、、、
割と諧調も残っていますね。
粒状感はEI400の時と比べ大分乗っている感じはありますが、全体的にこのザラザラ感も結構好きかも。
現像液が23℃での処理だったので、これを20℃にすればもう少し粒状感は抑えられるかな?
なんでしょうか、個人的にもっとバキッとした黒と、ハイライトを期待していたんですけどね。
ハイライトを伸ばすのに初期撹拌を長め、撹拌強めにしてもイイかも。
夕方や室内の描写が個人的には好きな雰囲気かな?
陰気な感じというか、陰キャというか、全体的にそんな雰囲気をこのフィルムからは感じました(失礼w)。
あくまでも予想なんですが、夕方でも太陽が出ていて、長く、濃い影が出ているような条件下だと気持ちの良いコントラストが出てくれる気がしています。
あと2本残っているので、次はそういう条件で撮影してみたくなりました。
本当にリールに巻き辛い、、、、、、
このフィルム、前回もベースの薄さには触れましたが、2本目使って改めて、、、
ベース薄すぎ、、、、最高に巻き辛い、、、、
これは多分経験してみないとわからないと思います、、、
具体的にはパターソンのオートリール系では途中で引っかかってダメ、ヨーボのリールも手汗などでちょっとでも湿ってくると巻き取りが出来なくなります、、、、
今回も中々巻き取りが出来ず、めちゃめちゃ苦労しました。
このフィルムのリール巻きは難易度高め!!!
完全に乾いたリールじゃないと絶対失敗します!!
上手くいかない時は、「ベルト式」のリールの方が絶対楽!!!
もう販売していないフィルムなので注意喚起しても仕方ないかもしれないですけど、このフィルムの他にもベースがペラッペラのフィルムをリール巻きする場合は
- 完全に乾いたリールを使う
- 手もちゃんと乾かしておく
- ダークバッグの中の湿気もあらかじめ出来るだけ追い出しておく
- やり直しが無いよう一発でキメる!(ベースが薄いフィルムは何回もやり直しするとフィルムにキズや折れ痕が付きやすい)
- それでもダメな場合、持っている人はベルト式のリールを使う
この辺りを注意してリール巻きしてみてください。
まとめ
最近やっと忙しいのもひと段落して写真を撮りに行く余裕が少しづつ出てきました。
今年の目標の年間100本自家現像はこの記事を書いている7/1現在で47本と、ちょっと厳しそうではありますね、、、
そもそも今年はカラーを多く(前年比)撮っている気がします。
そして、このフィルムが今後発売される(流通)かしないかは、今の情勢から見てもかなり不透明(多分しない)なんですが、もしこの記事を見た方で、使う機会があればリールへの巻き取りは本当に気を付けて行って下さいね。
余りにもリール巻気が上手くいかなくて、癇癪起こしそうになったのはここだけの秘密です(笑)
最後まで見て頂きありがとうございました。