【実験】何年期限切れかわからない「フジVenus400」で写真を撮ってみたその② 日中野外での作例。
こんにちは「kio」です。
先日上げた記事「【実験】何年期限切れかわからない「フジVenus400」で写真を撮ってみた。ISO200と100の比較写真」では期限切れフィルムでの夕方~夜の作例を見て頂きましたが、次は日中野外での写真もカメラを変えて撮影して来たので見た頂こうと思います。
出来れば先に下記のパート1をご覧ください。
早速作例から。
期限切れVenus400のISO100での作例
全てISO100として撮影。
現像、データ化無補正です。
使用カメラ:Nikon F2
使用レンズ:Vaightlander NOKTON 58mm F1.4 SL Ⅱs
ちょっと露出アンダーっぽくなった写真は青文字にしています。
日中野外での写りの感想
色味はレンズの特性もあるかもですけど、やや青系のカブリがある感じですね。
色味的には「寒色系」で、色もアッサリした感じ。
これはレンズの特性も多少はあると思います。
そして、ISO100で2段感度を落として明るく撮ったのですけど、36枚中何枚かアンダーっぽくコントラストも低くなったカットがありました。
上記作例青文字の写真がそのカットなんですが、典型的なアンダー写真に見えます。
この、アンダーな写真は「空」が入っている写真の多くが、ややアンダー気味に写っていました。
経年劣化によってある一定以上の明るさが、フィルムに正しく写し込まれていないのかな???
僕は専門家でも無いですし、そこら辺の知識は無いのであくまで推測ですが、ラチチュードが低下し、狭くなっていて、アンダーになっているのではないのかな?
と思いました。
何にせよこれ位のアンダーな感じであれば、スキャンの際に補正をかければ問題無く救えますね。
まぁ、なんだかんだ言ってもうちょっとだけ感度低下しているだけなのかもしれないですし、
「期限切れフィルムなんでこんなもん」
と思って使うのがイイかも。
期限切れにしてはしっかり色も出ている方だと思います。
次は、青文字の写真をライトルームで補正してみたので、そちらも紹介します。
アンダー気味を補正した写真
本来ならスキャン、データ化した物は無補正で出していますが、今回は期限切れフィルムということもあり、ちょっと補正してみました。
画像をクリックすると拡大します。
ライトルームで「ハイライト」「シャドー」「白レベル」「黒レベル」「露光量」を弄ってます。
上記パラメーター以外は弄ってません。
本当に簡単に補正をかけただけですが、最初の雰囲気は壊さず暗かった部分だけ補正した感じです。
最後に
「どれ位期限切れだかわからないフジVenus400」で日中野外の写りを見て頂きました。
結論としては、「ラチチュードが経年劣化で狭くなっている(気がする)かもう少し感度を下げて撮影しても良いかも!!」
みたいな感じですかね?
結局の所、間違いなく経年劣化が原因ではあるので、このアンダーな感じの理由はハッキリとはわかりません(笑)
でも10本1000円だと思えば許せちゃいますね。
いずれにせよ、このくらいならスキャン時にお店で補正してもらえばデータ化でもプリントでも問題無く使えそうでした。
元の写真の雰囲気を壊さない程度に補正を掛けるのはありだと思います。
次はISO64で撮ってみてどうなるか見てみたいと思います。
ISO64の計算面倒なのでオート露出のNikon F100を使いました。
何度もいってますが、可能なら期限切れフィルムじゃなくて、普通の期限内のフィルムを使った方が幸せになれますよw
最後まで見て頂きありがとうございました。