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【Canon F-1前期】に出会ってしまったので手に入れた話

こんにちは「Kio」です。

いやぁ~!

PENTAX 17 盛り上がってるね。

SNSのタイムラインではPENTAX 17の購入報告が続々あがっている。

そして、ついに!

やっと!

待望のこのカメラを入手出来た!!!

Canon F-1前期型!!

PENTAX 17手に入れたと思ったって??

買えなかったんだよぉ〜(TдT)

買えなかったストレスからずっと欲しかったキヤノンF-1前期を手に入れてしまったので今回はそのお話。

試写もしてきたので写真もあるよ。

是非最後までご覧下さい。

Canon F-1前期との出会い

「7月は最近使ってなかったカメラを使う事とする!!!」

と勝手に決めたので、前回は暫くぶりにCanon A-1のシャッター鳴きと、露出計を整備して写真を撮った。

久しぶりに使うCanon機が楽しかったし、FDレンズも数本引っ張り出したので、愛機のCanon F-1Nも久々に使おうとフィルムを通したんだ。

久々にCanon F-1Nにフィルムを通す

F-1Nを持ってブラブラ写真を撮っていて、いつものハードオ◯にふらっと入り、カメラのショーケースに目をやると今回の主役

「Canon F-1前期」

が鎮座してるじゃないか!!

ジャンクではあるが値付けは相場より大分安い、、、

店員さんに声を掛け出してもらい、動作確認。

目立つ大きな傷もないし、シャッタースピードも全速それなりに切れてそうだ。

バッテリー室を開けると腐食もなく、更に電圧計変換アダプターが入っている!!!!

この電圧変換アダプターだけでも単体で買うと結構値段もするし、そもそもCanon F-1は電池は露出計にしか使わないし、最悪動かなくてもカメラとしては使える!!!

約1年ぶりにCanon F-1Nを通してフィルムを入れ持ち出した日に出会うとは、、、

「これもまた運命か、、、」

なんて中二病丸出しのセリフを呟き(心の中で)

気が付いたら購入していた。

Canon F-1前期、後期の違いとは?

簡単にCanon F-1を説明すると

  • FDレンズ群採用のプロ用システム一眼レフカメラ。
  • 前期と呼ばれている物は1971年発売で、1976年に改良版の後期型が発売されたが特に前期と、後期に名前の違いは無く、見た目などで判断する必要がある。

Canon F-1N (後期)を持っているのになぜ前期を購入したかなんだけど、F-1って前期と後期に分かれていてそれぞれ少し仕様が違う。

カメラとしての基本性能は同じだが、後期は前期に比べ改良されている。 

前期から後期への変更点は

  • 前期は予備角15度、巻き上げ角180度に対し後期は予備角30度、巻き上げ角139度へ
  • 巻き上げレバーにプラスチックのカバーが付いている
  • シャッターボタンの受け皿が大型化
  • 後期の裏蓋にはフィルムリマインダーが付いている
  • 巻取りレバーを引き出したときクリック感がある
  • ISO設定が2000から3200に変更
  • 標準スクリーンがAタイプ(マイクロプリズム)からEタイプA(マイクロスプリット)に変更
  • バッテリーチェックからの自動復帰
  • シンクロターミナルソケットがねじ式に

細かい変更で僕がわかるのはコレくらい。

すぐわかるのは巻き上げレバーとシャッターの受け皿の形状が違うのがパッと見わかりやすいと思う。

並べて良く観察すると、前期の方がボディーのエッジが立っていてシャープな印象も受ける。

シャッター音も少し違うし、巻き上げの感覚も違う。

後期に比べ前期は巻き上げ角こそ大きいが「ヌルっ」とした感覚で巻き上がる。

この巻き上げの感覚の違いは別カメラかと思わせるくらいだ。

早速試写

前期を購入した時に持っていたCanon F-1Nに入っていたMARIX 400Dが残り6枚位だったので、途中で抜いて買ったばかりのF-1前期に入れ、夜の試写スタートだ。

レンズはCanon FD 50mm F1.4S.S.C.

フィルムはMARIX 400D、MARIX C-41自家現像。

ハード◯フを出て仕事終わりの奥さんと待ち合わせをし、ラーメンを食べた帰りに試写をしてみたがご覧の通りバッチリだ。

その後帰宅し電池を入れたら露出計もしっかり振れているし、精度もぴったり1段アンダーだったのでISO感度設定ダイヤル調整で使えそうだ。

後日昼間にも試写

夜の試写は問題無く使えたので今度は昼間に試写してみる事に。

レンズはTAMRON SP 90mm F2.5 MACRO(52BB)

フィルムはモノクロMARIX100をSPUR SilverSaltで処理してある。

ここからシャッタースピードと絞りをヘンカさせながら同一露出でシャッタースピードの精度をチェック。

SS1/125,F11

SS1/250,F8

SS1/500,F5.6

SS1/1000,F4

SS1/2000,F2.8

う〜ん、、、

上出来じゃないか???

スキャン後の反転現像も全て同じ処理していて、各シャッタースピード、絞りを変化させても露出も揃っているのでかなり優秀。

とても50年以上前に作られたカメラとは思えない。

流石にCanonが打倒Nikonを掲げ開発したフラッグシップ機だし、手に入れた個体はモルトも交換された形跡があり、それなりに使い込まれてはいるが丁寧に、大事に使われて来た個体という印象を受けた。

最後に

僕がフィルムカメラを始めたときメインで使っていたのがCanon F-1Nで、それから数台Canon F-1を手にしてきたんだけど実は前期型だけは使った事が無く、ずっと使ってみたかったカメラなんだ。

久々にF-1Nを持ち出した日に前期型に出会うのは本当に何かの縁だと思って大事に使っていこうと思っている。

ほぼ同時期のNikonのフラッグシップであるF2は最高のメカニカルカメラだと思っているけど、久々にF-1を手にしてF2に負けず劣らずのフルメカニカルの名機だと思った。

同世代のニコン、キャノンフラッグシップ揃い踏み。

機会があればF2との比較なんかもしてみたいな。

当時のフラッグシップを複数使えるのも今の時代の良い所かもしれない。

最後まで見て頂きありがとうございました。

始めまして写真好きの「kio」と嫁の「kiio」です。 夫婦二人でフィルムカメラ、ストリートスナップ撮っています。 日課はジャンクカメラ収集。 今はほぼフィルムカメラネタ中心。 モノクロ、カラー自家現像やってます。 このブログでは夫婦二人で撮った写真を中心に写真、カメラの話や、モノクロ、カラー自家現像のデータや解説、フィルム、カメラ、レンズ、カメラ関連のガジェットのレビュー等、カメラ好きの皆さんが楽しめる内容を更新していく予定です。 記事が見辛かったり、間違っていた場合は「お問い合わせフォーム」からご指摘頂けると助かります。

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