カメラも簡単に着せ替え出来る!「貼り革交換」をやってみよう2【LOMO LC-A編】
こんにちは「kio」です。
前回の貼り革交換【PEN D編】に引き続き今回は「LOMO LC-A」の貼り革交換してみました。
今回はPEN Dよりは少し難易度が上がりますが、それでも簡単に出来ると思いますので是非チャレンジしてみてください。
貼り革交換したカメラ
言わずとしれたロモLC-Aですね。
僕が持っているのは通称「ブラックロモ」と呼ばれているオリジナルです。
LC-Aは現在も「Lomography」で「LC-A+」として販売されている大ヒットカメラです。
今まで数台使ってきましたがとても好きなカメラの一つです。
この「LC-A」については今度じっくりレビューしていきたいと思います。
貼り革購入方法と値段
今回もいつもお世話になっている「Aki-Asahi」さんで購入。
お値段は送料込み1,000円。
今回は「オーカーリザード」というカラーを購入。
牛革の型押しで、他にも色々カラーありますのでお好みの物をどうぞ。
こちらは「LC-A」と「LC-A+」用がありますので、お持ちの方を購入して下さい。
今回はもう1台貼り革交換していきます。
もう一つはクロコダイルポロサス(本物クロコダイル)のジェイドカラー
クロコダイルはフリマサイトでハギレを購入して、元の貼り革と同じ様に切り出しました。
上が切り出したクロコダイル、下がオーカーリザード型押し。
貼り革交換に使うもの
- 貼り革
- 綿棒
- ピンセット
- 精密プラスドライバー
- ベンジン
- 無水エタノールか水
- 爪楊枝か竹串など
貼り革交換の手順
5つの工程で貼り革交換手順を説明していきます。
1.カメラ正面のフロントカバーを取り外す。
フロントカバー両サイドにプラスネジが2個ずつ付いていますので、両方の計4つ外します。
このLC-Aはプラスネジですが、MADE IN USSRの初期の物は「三角ネジ」になっている物もありますのでご注意下さい。
2.フロントカバーを外したら正面の貼り革を剥がしていく。
ここでキレイに剥がせれば飽きたときに元の貼り革に戻せますので、なるべくキレイに剥がしましょう。
このLC-Aは接着剤で貼り付けてあったようです。なるべくここで糊や接着剤の跡をベンジン等でキレイにすると後々仕上がりがよりキレイになります。
この個体は接着剤がガチガチになっていたので可能な限りベンジンを染み込ませた綿棒で掃除しました。
3.貼り革を貼り付ける。
ここでは元の貼り革の向きをしっかり確認して、新しい貼り革を同じように貼り付けて行きます。
※ピントレバーの下に潜り込ませる様に付けていきますので、このとき接着面を水か、無水エタノールで濡らして置くと乾く間に位置をずらしたり、貼り直しすることができます。
正面の貼り革を貼ったら、細かい隙間を爪楊枝や、竹串で押し込んでしっかり密着して下さい。
4.フロントカバーを戻す。
フロントカバー下には色々部品が付いているので、次の裏蓋の作業に取り掛かる前に先に取り付けておきましょう。
フロントカバーを戻す際の注意点ですが、
LC-Aは下部のレバーを動かすとレンズバリアが開閉するギミックがあり、
フロントカバーと本体内側のピンが連動するようになっていますので、しっかりレンズバリアと連動する様に元に戻します。
※よく形状を確認すれば難しく無いですよ。
5.裏蓋の貼り革を剥がし、新しい貼り革を貼り付ける。
これもフロント部分と同じ様に貼り革を剥がし、できる限り掃除をして、新しい貼り革を貼り付けます。
ここでも細かい部分はつまようじや竹串で押し込むようにしっかり接着してください。
これで完成です。
貼り革交換の注意点
前回ご紹介した「PEN D」は一切分解を伴わない作業でしたが、今回はフロントカバーを外す作業が増え、少しだけ難易度が上がっています。
因みにクロコダイルに交換した方のLC-Aはフロントカバーのネジが1つダメになっていてフロントカバーが外せませんでした。
なので、無理やり隙間に潜り込ませて貼り付けましたが、ちゃんとフロントカバーを外してから貼り付けた方がキレイに出来ると思います。
慣れていれば1台20分程で出来ると思います。
今回紹介した貼り革交換は大切なカメラを傷づけてしまったり、最悪壊したりしてしまうかもしれませんので、作業する場合は自己責任でお願い致します。
正直壊す様な事は無いかとは思いますが、フロントカバーのネジがとても小さいので無くさないように気を付けてくださいね。
貼り革交換すると、今まで使っていたカメラも更に愛着が湧いて来ると思いますよ!!