外付けファインダーみたいな小さな露出計「AstrHori XH-2」使用レビュー
こんにちは「Kio」です。
最近カメラ関連ガジェットの紹介が続いてる気がする。
先日3つ購入した「35mmフィルム型LEDミニライト」もだけど、今回もカメラ関連ガジェットの紹介。
是非最後までご覧ください。
小さい外付け露出計が欲しい!
先日、カメラ達の棚卸し?在庫管理?をしていた所、よくよく見てみると僕の所有しているカメラには露出計が付いてない古いカメラも結構ある、、、
単体露出計自体は数個持っているんだけど、
「ホットシューに付けられる小型露出計が欲しい!」
って事で、ネットを見て物色していた。
「AstrHori XH-2」という外付けの露出計を見つけた!
取り敢えず、今回購入した露出計「AstrHori XH-2」はこんな感じ。
どうだろう?
小さいでしょ??
このような小型の外付けの露出計って
コシナのVC-Meterというものが有名だけど、これ自体結構古い物で中古でしか購入はできない。
TTArtisanからも見た目も似ている物は新品で出ているんだけど、小型といってもなんとなく大きくて見た目があまり好きじゃない、、、
そこで見つけた「AstrHori XH-2」は外付けファインダーのようで、見た目も結構良い感じ。
届いて早速色々なカメラに付けてみたけど中々似合っていると思う。
AstrHori XH-2を使って3本ほど撮影してみたので色々と使用感など。
AstrHori XH-2について
まず、この露出計を発売しているのは
「AstrHori」=アストロリ
という中国のメーカーのようだ。
箱を開けると中身には
- 本体
- USB-C充電ケーブル
- 説明書
とシンプルな内容物。
尚、説明書は日本語表記は無い。
日本語説明書はこちらからダウンロード出来るみたい→XH-2日本語取り扱い説明書←
本体は真鍮製で、小さいのにずっしりと感はあり、安っぽさは感じない。
塗装は艶消し。
本体の背面のボタンを押すと、測光開始。
小さいながらも液晶画面で各表示をしている。
機能的には
- A(絞り優先)モード
- T(シャッタースピード優先)モード
の2モード測定が出来、液晶には
- 絞り値
- シャッタースピード値
- バッテリー残量インジケーター
- EV値
- 連続測光アイコン
- 露出ロックアイコン(連続測光時に使用する)
が表示される。
絞り値、シャッタースピード値は1/3毎。
測光を開始すると約30秒程結果が液晶に表示され、その後自動的にオフとなる。
スペックは以下の通り。
- 素材=真鍮
- バッテリー容量=80mah
- バッテリー充電時間=30分
- 連続使用時間=約10時間
- 表示=0.66インチOLEDディスプレイ
- 測光範囲=EV1〜EV22(ISO100)
- 絞り=F1〜F32
- シャッタースピード=32秒〜1/8000
- ISO=5-6400
- 露出補正範囲=-3〜+3
- 測光、範囲=平均測光、30度(約75mmレンズの画角相当)
- 重さ=63g
値段は大体11,000円〜位で、楽天、Amazon等で購入出来る。
他メーカーの似たような露出計と同じ位の値段設定だ。
因みに僕が購入した時はAmazonで10,800円だった。
AstrHori XH-2の使い方解説
この露出計、小さくてボタン1つとダイヤルが1つだけ。
シンプル過ぎて、逆に操作はちょっと慣れが必要だと感じた。
まずはモード切替の方法。
基本全ての【設定】の動作は下記写真赤丸部分のボタンを介して行う。
流れを書くと
- A、Tモード切替→ボタンを2回押すとA、Tモード切替
- ISO設定→ボタン2回押しで、2回目を長押し
- 露出補正→ボタン2回押しで、2回目を約4秒ほど長押し
- 連続測光→各モード時にボタン1回長押し
- 露出ロック→連続測光時ボタン1回押し
といった流れ。
ボタン+ダイヤルで全ての操作、設定を変更出来、選んだ場所に▶アイコンが表示される。
以下の写真が各状態の時の液晶のアイコンだ。
慣れてしまえばとても簡単に操作できたが、初見では分かりづらい。
通常使用時の液晶左上には【EV値】右上には【バッテリー残量】のインジケーターも表示されている。
使って感じた良い点、イマイチな点
実際使って感じた良い点、イマイチな点の紹介。
良い点
- 外付けファインダーのような縦長の見た目でカッコイイ
- 金属製
- OLEDディスプレイのおかげで暗い所での読取りが容易(日中でもやや読み取りづらくなる位で問題無し)
- 充電端子が、多くのスマホで使用されているUSB-C
- 精度もそれなりに正確
- 操作は慣れるととても楽
- 連続測光出来るのが良い(連続測光からの露出ロックも便利)
- 新品で買える
イマイチな点
- 慣れないと操作が分かりづらい
- ホットシューに取り付けた時に本体から少し飛び出す
- 液晶は明るいが、文字は少し小さく感じた
- 現在はバッテリーの持ちは問題無いが、使っていってバッテリーがヘタって来るとどうなるか?
- ホットシュー取り付け部分も金属なので、カメラによっては取り付けが時の傷に注意
- 露出補正へのアクセス(操作)がやや面倒
※僕の買った個体は最初約1.5段オーバーだったので流石に交換して貰った。次に届いた物は、0.5段〜1段オーバー。これ位なら補正すれば問題無く使えると判断してそのまま使用しているが、初期精度はイマイチな印象。最初に補正してしまえば補正した分は電源オフになっても記憶されるし、その後の測光値は正確なので使えるが、このあたりはあくまで「小型の簡易露出計」として割り切って使った方が無難かもしれないし、セコニックのような品質を求めるのもやや酷か。
後は、下の写真の様にボディーから少しはみ出す形になるので、ファインダーの位置によっては少し邪魔になる場合もあるかも。
因みに僕は全然気にはならなかったが、ファインダーの真上に取り付けシューがあるカメラや、人によってはとても邪魔に感じるかもしれないので注意が必要。
あとは耐久性はまだわからないので、これから使っていってどうなるかだね。
AstrHori XH-2を使っての試写
実際にAstrHori XH-2を使って試写してみた。
全てAstrHori XH-2の表示通りでの撮影。
minolta Minoltina-S/モノクロMARIX 400 (EI200)モノクロMARIX100でした(;・∀・)
ここからはOLYMPUS PEN-F/OM ZUIKO AUTO-W 28mm F2 /Kodak GOLD200
Aここまで、モノクロ、カラー共にAstrHori XH-2の出した数値のままでの撮影してみたが、測光精度は結構正確。
これなら十分実用になるかな。
まとめ
AstrHori XH-2露出計を使ってみたレビューを書いていたが、値段もそこそこ手頃、ガジェット感強めでとても良い露出計だと思った。
VC-Meter等みたいに直感的な操作では無いが、ダイヤルとボタンで、ディスプレイ表示は慣れるととても便利だった。
初期精度にはやや不安は残るが、補正後の測光は正確で十分撮影には使えるので、露出計の付いてない(古くて精度が怪しい)カメラとの組み合わせて撮影が捗るだろう。
何よりこの「外付けファインダー」のような見た目がコンパクトなカメラには合っているし、金属製のズッシリとした感じは、古い金属製のカメラとのマッチングも良く感じた。
個人的にはレンジファインダー機や、目測機などの軍艦部がフラットなカメラとの相性は特に良いと思うが、一眼レフのような尖った頭のカメラや、EOSシリーズ等のプラ電子カメラには壊滅的に似合わないと思う、、、
そもそも、基本的には露出計が無いカメラに使う物なので、そうなってくると古めのレンジファインダー機などがメインとなると思うけどね。
普段、あまり外付け露出計って使わないんだけど、「AstrHori XH-2」を使って、
「露出計って便利やぁ〜」
となった。
露出計がついていない古いカメラにはオススメ出来る良いプロダクト。
家にある、露出計が付いていないカメラ達と組み合わせてどんどん使って行こう。
最後まで見て頂きありがとうございました。
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