フィルムカメラ

レンズフードって付ける❓付けない❓いまさら聞けないフードの効果や、メリットデメリット解説。

こんにちは「Kio」です。

皆さんレンズフードって使ってる?

レンズフードを付ける、付けない問題は保護フィルターを付けっぱなしにするか、しないか問題と並び界隈ではフィルムカメラ時代からず~~っと議論されている問題の一つだ。(←大袈裟w)

因みに僕は「カッコ良いから」基本付けている。

そこで、今回はレンズフードの話。

まずはこちらを。

Xにてレンズフードを付ける?付けない?、合わせて理由も教えてくださいと投稿してアンケートを取ってみた。

アンケートにご協力頂いた皆様ありがとうございます。

結果は415票投票を頂いて

レンズフード付ける派・・・66%

レンズフード付けない派・・34%

という結果となった。

僕が思っていたより「フードを付ける」との回答の割合が多かったのは正直びっくりだった。

そもそもレンズフードの効果って?

付けるといい事あるの?

と思っている方もいると思ったので、レンズフードの効果や、付ける、付けない事によるメリット、デメリット等を初心者でもわかる様に「ざっくりと解説」していこうと思う。

是非最後までご覧ください。

レンズフードって❓何それ美味しいの❓

僕のスマホカメラロールに入っていたレンズフード達の写真。

まずはレンズフードについて。

『レンズフード( 英語: lens hood(レンズフッド))は、写真撮影においてレンズの前端につけて使われるアクセサリーである。レンズフレアを防ぐため、撮影画面外からの強い光線を遮断するのが本来の目的であるが、他にレンズを衝撃や汚れから保護する目的でも使用される。』wikipediaレンズフードより引用

要するに強い光がレンズに直接当たったりすると画面が白っぽくなってしまい、コントラストが下がったりする「フレア」「ハレーション」画像左下の様なレンズ絞り羽根の形の光の像「ゴースト」が出るのを防ぐために存在する。

上の写真は都合よく、ゴースト、フレア、ハーレーション全て入り、トッピング全部乗せみたいな、有害光のお手本写真だw

まぁ、そもそもこの写真みたいに画面内に超強い光源が入っている場合は何してもこんな感じになっちゃうんだけどw

写真左下に出ている物は「ゴースト」

画面全体が白っぽくなっているのは「ハレーション」「フレア」

等と呼ばれていて、いずれも光の反射が原因でこのような感じとなり、逆光等で撮影すると良くこんな感じとなるが、わざとこれらの現象を活かした写真を撮ったりする方もいれば、絶対出ない様に気を付けて撮る方もいる。

「ゴースト」「フレア」「ハレーション」をそれぞれ原理まで覚える必要はないが、

  • 「強い光がレンズに直接あたる(入る)と上の写真の様な影響が出る」
  • 「ハレーションはフィルムカメラでのみおこる現象で、フレアとは似ているが別物」

位覚えておけば良いと思う。

※ハレーションとフレア、ゴーストはちょっと発生の仕組みは違うので気になる方は「ハレーション「フレア」「ゴースト」のwikiリンクを貼っておくのでチェックしてみて欲しい。

そして、これらの様な現象がおきない(おきずらく)なる用にレンズフードというものは存在しているが、真正面からの強い光(逆光)があると上の写真や、下の二枚の写真の様にレンズフードを付けていても効果はほぼ無いので気を付けて欲しい。

しかし、一部の方は表現の一つとしてフレア、ゴースト、ハレーションをわざと活かした作品を撮っている方もいるのも事実。

ここからはレンズフードを付ける、付けない事によるメリットデメリットを紹介していく。

レンズフードを付ける、付けないそれぞれのメリットデメリットとは

一番最初に掲載したXのアンケートでコメント頂いた事と、僕個人の意見も合わせてそれぞれのメリットデメリットを紹介していこうと思う。

レンズフードを付けるメリット

  • レンズ内に反射の原因となる光を遮り、クリアな写真が撮れる
  • カッコいい
  • ぶつけた時のクッションとなる、レンズ前玉保護

デメリット

  • 大きくなり目立ち、かつ、取り回しが悪くなる
  • カッコ悪い
  • 光の条件ではハレーション、フレア、ゴーストが出やすくなる

レンズフードを付けないメリット

  • 見た目もスッキリ目立ち辛く、コンパクトになり取り回しが良くなる
  • 付けない方がカッコいい
  • ハレーション、フレア、ゴーストを活かした写真が撮れる

デメリット

  • 光の条件ではハレーション、フレア、ゴーストが出やすくなる
  • カッコ悪い
  • ぶつけた時などの保護が出来ない

と、見て貰ってもわかる様に、人によってはメリットにもデメリットにもなるのでこれが正解という答えは無い。

因みに、有害光は広角レンズや、ズームレンズ等、コーティングが無い古いレンズ等では影響が顕著に出やすいし、ストロボ撮影の場合はフードを付けていると影が写ってしまうという事も付け加えておく。

レンズフードを付けた方が良い人、付けなくても良い人

レンズフードを付ける、付けないのメリットデメリットを書いてきたけど、結局どっちが良いの??

って方もいると思う。

僕の意見ではあるけど

  • 写真はクリアに撮りたい!
  • レンズぶつけた、落とした時何とか守って欲しい!
  • カッコいいから付けたい!

というあなたは

レンズフードを付けましょう!!!!

  • ふわっとした感じや、エモい感じの写真が撮りたい!
  • レンズをぶつける、落とさない自信がある!
  • カッコ悪いし、目立つから付けたくない!

というあなたは

レンズフードは外して光に立ち向かって写真を撮りましょう!※太陽をレンズ越しに直接見るのは目に悪い上に、布製のシャッター幕を使っているカメラだと焼けて穴が開く恐れもあるので注意!!

って感じ。

  • 有害光はカットしたいけど、フードはかさばるし、ダサいから付けたくない

というあなたは

レンズと強い光の間にてをかざして「ハレ切り」と呼ばれるテクニックがあるのでそちらを使ったり、なるべく逆光とか、強い光がレンズに入らない様に位置取りや角度を考えて写真を撮りましょう!

  • 逆にフレアゴースト、ハレーションは出したいけど、フードはカッコいいから付けたい!!

あなたは、、、、、、、

撮る時だけフードを外すか、わざと強い光がフードの正面から入る様に撮りましょう!

と、余り深く考えず、こんな感じのゆるい使い分けで良いと思う。

まとめ

ここまで色々書いてきたけど、何一つ解決してないような気もするが、こればっかりは本当に

使う人の考え方次第!!!!

だと思う。

メリットデメリットを考えた上で自分のスタイルに合わせて使い、必要に応じて付け外しするのが良いとは思うが。

一つだけ言えるのは、

「レンズフードを付けていようが付けまいが良い写真は撮れる」

これが真理でただ一つの正解だと思う。

レンズフードといっても、形状、材質も沢山あるし、レンズ純正の物や、汎用品もあるし、レンズの画角でも使える物と使えない物も沢山あるし、フードを付けていたから落とした時レンズが無事とも限らないし、付けて無くても目立つときは目立っちゃうし、、、、ホントに自分の好きにするのが良い。

更に、レンズには「レンズコーティング」という反射を抑える物が施されており、1980年代位~のレンズはコーティング技術も上がってきているし、最新のレンズに至ってはド逆光でレンズフードを付けなくても殆どフレア、ゴーストが出ない(目立たない)レンズもあるし、逆に戦前のコーティングが付いていないレンズや、古めのシングルコーティング、初期のマルチコーティング等のレンズはフードを付けないとちょっとの強い光でも影響が出てしまう。

コーティングがあるかどうかは光をレンズに反射させて斜めから見て上の写真の様に色が反射して見えればコーティングが付いているレンズ。
メーカーによってコーティングの呼び方は違うが「MC=マルチコーティング」などは、フィルターなんかにもMCと表記している物もある。

そもそも、一番初めに書いたけど、フィルターも付ける、付けない派で分かれており、この問題まで絡めると更にややこしい話になってくる(;・∀・)

結局は、使っているレンズや、撮りたい写真、表現したい事に合わせて自分にピッタリのスタイルで写真を楽しむのが一番。

最後まで見て頂きありがとうございました。

始めまして写真好きの「kio」と嫁の「kiio」です。 夫婦二人でフィルムカメラ、ストリートスナップ撮っています。 日課はジャンクカメラ収集。 今はほぼフィルムカメラネタ中心。 モノクロ、カラー自家現像やってます。 このブログでは夫婦二人で撮った写真を中心に写真、カメラの話や、モノクロ、カラー自家現像のデータや解説、フィルム、カメラ、レンズ、カメラ関連のガジェットのレビュー等、カメラ好きの皆さんが楽しめる内容を更新していく予定です。 記事が見辛かったり、間違っていた場合は「お問い合わせフォーム」からご指摘頂けると助かります。

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