【KODAK EKTAR H35】コダックハーフカメラ使ってみて感じた【良い所、悪い所】+フィルム2本目 作例
こんにちは「kio」です。
先日書いた【KODAK EKTAR H35 爆速開封、実写レビュー】は沢山の方々に見て頂いている様でありがたいですね。
皆さんが少しでもフィルムカメラに触れる手助けになれれば良いと思っています。
前回は開封から作例まで駆け足だったので、今回はコダックハーフカメラEKTAR H35を使ってみて感じた【良い所、悪い所】をまとめたので書いて行きたいと思っています。
最後に2本目現像の作例もありますので是非最後まで見てやってください。
アマゾンではあっという間に在庫切れですね、、、売れているみたい。
良い所
まずは良い所5つ。
1・ハーフカメラである。
これはこのカメラの一番の売りです。ハーフカメラなので24枚撮りで48枚以上、36枚撮りだと72枚以上撮影する事が出来ます。
フィルムも現像代も高くなっているのでありがたいですね。
2・軽量コンパクト。
重さはわずか100g(電池は含まず)で手のひらサイズなのでちょっとしたポーチにでも入れてバッグにポンっと放り込んでいつでも写真が撮れます。
3・デザインが秀逸。
デザインも今までのコダックのプラカメよりクラシカルな雰囲気で良いと思います。カラーも4色展開でお好きな色をチョイスできるのも嬉しい所。
名前も「EKTER~エクター~」という名前をコダックから与えらえている所もコダックの本気度がうかがえますね。
因みにコダックにとって「EKTAR」とは古くからコダックの最高峰のレンズに与えられている名前で銘玉揃いなんですよ。
4・シンプルな操作。
フィルムさえしっかり装填出来ればあとは巻き上げてシャッターを押すだけで簡単に写真が撮れます。
操作感は「写ルンです」に近いですね。
5・フィルム交換式である。
写ルンですと違い、フィルムを撮り終わったらまた次のフィルムを入れれば繰り返し使用出来ますし、フィルムを変える事により、写りも変わっていくのでフィルムによる違いを楽しむことが出来ます。
悪い所
良い所だけだと無責任なので、しっかり悪い、というかいまいちな所も5つ書いて行きます。
1・全体的に華奢。
ボディーがプラスチック製なので軽いのは良いのですが、ちょっと持った感じ頼りないです。
特に底部に付いている巻き戻しレバーはすぐ折れてしまいそう、、、
とにかく華奢、、、それとやはりプラカメラの宿命か安っぽさはあります。
2・手振れ注意。
このカメラのシャッタースピードは1/100固定です。よほどの事が無ければ大丈夫だとは思いますが、軽量コンパクト過ぎてホールド感が余り良くなく、更にシャッターボタンのストロークが深めなのでちょっと手振れには気を付けたいです。
3・フィルムの感度選びに迷う。
日中晴れの野外ならISO100でも全く問題無いですが、少し暗めの室内だとストロボを付けてもちょっと暗めに写ってしまいます。
かといってISO400だと晴れの日中野外だとかなりオーバーに写ってしまうので、フィルムの感度選びは撮影する状況で決めるのが良いと思います。
しかしハーフカメラであるがゆえに画質的にISO400を使ったときに少し粒状感が出て気になってしまうかもしれません。
ISO400で撮影してみました。
オーバーに写ってしまったのは明るさ補正で2~3段位は余裕で救えますが、アンダーは1段程度しか救えないので注意が必要。
4・撮影の自由度は無い。
F値は9.5、シャッタースピードは1/100固定ですので、シャッターを押すだけで簡単に撮れる一方、自分で決められるのは「構図」と「ストロボのオンオフ」だけですので、背景をぼかしたり、速いシャッタースピードで被写体を止めて撮影したり、露出を変えて光をコントロールしたりは出来ません。
5・寄れない。
最短撮影距離が1.5mなので人や花等を大きく写そうと思って近づいて撮るとピントが合いません。
結局どうなの??
良い所、悪い所書いて行きました。
まだ発売したばかりで僕自身2本目のフィルムを撮り終わったばかりでまだまだ「良い所、悪い所」あるかもしれませんが、現状感じた事を書いてみました。
それで、結局どうなの??
というと、、、
以上の「良い所、悪い所」と前回の記事をみて、出来れば実物を触ったうえで欲しければ買いましょう!!!!
結局は買う側の判断です(笑)
但し、プラスチックレンズの簡易的な構造のカメラなので、写りに過度な期待はしちゃダメですよ!!
下にフィルム2本目の作例ありますのでこちらも参考にして下さいね!
でも「写りすぎないのが良い」カメラだと思いますので機会があれば是非このカメラとフィルムを買って現像に出してみてください。
今までスマホやデジカメしか使ってこなかった方は、出来上がった写真を見て「上手く撮れたな~」とか、「真っ暗~」「ピント合ってないな~」とか現像が上がるまでどんな写真が撮れているかわからないフィルム写真の魅力はこのカメラで味わえると思います。
それと、このカメラにはレンズキャップが付いていませんので、ぴったりというわけでは無いですが、この27mmのレンズキャップが使えましたのでリンク貼っておきますね。
2本目現像作例
12年期限切れ業務用100使用。
2本目は近所の散歩スナップ。
今回は現像データ化の際に「一枚づつスマホ転送」お願いしてみました。
補正も「明るすぎる写真は暗めに」とだけお願いしてあります。
彩度、コントラストは弄っていません。
作例多めです。
今回作例で使用した12年期限切れの業務用100フィルムの記事はこちら
最後に
ISO100フィルム使用でこれくらいのサイズでもやや粒状感は目立つ感じはありますね。
ただ、データ化の際に明るさのみ調整して頂いたのですが、前回の1本目の写真より色がしっかり乗ってキリッっと見えます。
ちょっと懐かしい、いかにもフィルム写真といった感じ。
売り切れ続出らしいですが、このカメラが売れてフィルムも少し安くならないかな、、、、
無理ですね、、、
次は「エクターH35」に「コダックウルトラマックス400」で使ってみようと思います。
実際にISO400フィルムの写りはどうなのかお報せ出来ればと思います。
最後まで見て頂きありがとうございました。