19年前に期限が切れた【写ルンです】からフィルムを取り出して写真を撮ってみた
こんにちは「kio」です。
先日いつも巡回しているハードオフにふらっと寄った所、ジャンクの青箱やリユースにはめぼしい物が無かったのですが、ちょっと面白い物を発見。
昔発売されていた「写ルンですNewエース800」。
名前の通りISO800の「写ルンです」ですね。
使用期限が2003年と19年期限切れでしたが、330円という値付けだったのでとりあえず救出してみました。
という事で今回はこの期限切れの「写ルンですNewエース800」からフィルムを取り出して写真を撮って来たので書いて行こうと思います。
是非最後までご覧ください。
過去の「期限切れフィルム」の記事リンクです。
期限切れフィルム使用の際の注意点など、過去記事に書いてありますのでまず過去の期限切れフィルム記事もご覧下さい。
さて、これをどうしてやろうか??
2~3年位期限切れの「写ルンです」であればそのまま使う事も考えましたが、パッケージを見てると
「有効期限 2003-09」とあります。
という事は、約19年前に期限が切れている「写ルンです」ですね、、、、
流石にこれくらい期限切れだと感度の低下もあるかと思い、この「写ルンです」からフィルムを取り出して他のカメラで感度を調整して撮影する事にします。
「写ルンです」からフィルムを取り出す
「写ルンです」からフィルムを取り出して他のカメラで使うというのは何回もやっているので慣れたもの。
「写ルンです」からフィルムを取り出す方法は以前記事に書いてあるのでやってみる方はまずそちらを見てみてください。
ちゃちゃっとフィルムを取り出します。
※まずはダークバッグの中でフラッシュを焚かないで全てフィルムを巻き取ってシャッターを切っていきます。
という具合で「写ルンです」からフィルムを取り出しました。
この時点でさすが19年物、、、フィルムのカールがちょっときついです。
早速取り出したフィルムで撮影
取り合えず19年前に期限切れな上に、どのような保管状況だったのかわかりませんが、感度の低下は確実にあると思い、2段落ちのISO200として撮影してみる事にしました。
A使ったカメラは「ミノルタα-7」レンズは「タムロン28-75 F2.8 A09」
今となって思えば、高感度フィルムは感度が落ちやすいので3段落ちのISO100でも良かったですが、もう後の祭り、、
取り合えず作例を見てみて下さい。
作例
19年期限切れのフィルムの写りの感想
作例を見て頂きました。
うん
見事に劣化していますね(笑)
粒状感は思った程悪化はしていませんが、明らかな「色被り」と「感度の低下」が見られます。
さらには「彩度」「コントラスト」もしっかり低下していますね。
やはり高感度のフィルムなので劣化が顕著にでているようです。
只、色のかぶり方や、全体の雰囲気は良く言えば「シネマティック」とでも言いましょうか、味があるようにも見えなくは無いとか、見えないとか、、、、
結果として、あと1段オーバーに撮っても良さそうな感じでした。
最後に
僕は期限切れフィルムの彩度が低い感じや、感光写真は「エモい」とは余り思わない質なので、今回の結果は「完敗」です。
そもそも期限切れフィルムを使う時点で「ちゃんと写るかな??」「色はしっかり出るかな??」とかの「ドキドキ感」を味わいたいので正直結果は余り気にはしてませんけどね(笑)
最後にちょっと注意点。
※この記事は期限切れフィルムの使用や、写ルンですの分解を推奨している訳ではございません。
期限切れフィルムを現像に出す場合はしっかり「期限切れ」であることを店員さんに伝えて、現像出来るか確認して下さい。場合によっては断られる事もあります。
写ルンですは通常現像後リサイクルしていますし、分解の際コンデンサ等の電子部品が入っていて触ったりすると感電する恐れもありますので、知識が無い方は分解は絶対しないで下さい。
このブログを見て分解にチャレンジする場合は当方は責任を取れませんので、自己責任で遊んでくださいね。
今回は期限切れということもあり、普通にそのまま撮るのは厳しそうだったのでフィルムを取り出して遊んでみました。
出てきた写真は思った色味では出ませんでしたが、19年前に期限が切れたフィルムとしてはしっかり画は出ましたので良しとしましょう。
「写ルンです」や富士フイルム製のフィルムはちらほら在庫を適正価格で見かけるようになってきましたね、相変わらずコダックについてはどこも品薄が続いているようです。
皆様も楽しいフィルムライフを送ってくださいね!!
最後まで見て頂きありがとうございました。