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Kodak  RETINA Ⅲcレンズ清掃方法

こんにちは「kio」です。

Kodak RETINAⅢcの前玉部分にうっすらクモリと汚れありましたので清掃しようと色々情報を探し、前玉分解方法がわかったので紹介していきたいと思います。

案外探すとRETINAの前玉分解の手順は見つからないので、お持ちのレンズが汚れている方でチャレンジしてみたい方の参考になればと思います。

チャレンジしてみる方は是非最後まで読んでからお願い致します。

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この記事を読むとわかること

  • 必要な道具
  • 前玉の外し方
  • 前玉分解手順
  • レンズクリーニング方法
  • 注意点

必要な道具

レンズ分解と、清掃に必要な道具です。

  • 精密ドライバー
  • ピンセット
  • ゴム製レンズオープナー
  • レンズクリーニングペーパー
  • レンズクリーナー
  • ブロアー、エアダスター類

ゴム製レンズオープナーは29mm経を使用しましたが、結構きつきつだったので28mmがあればそちらが良いと思います。

前玉の外し方

RETINA Ⅲcは前玉が交換式になっています。

写真の様に回すと、前玉部分が外れます。

前玉分解手順

この前玉部分の下には絞り羽根が見えますので作業中は余計なゴミ等が付かないようにレンズカバーを閉めておくと良いですね。

取外した前玉の裏面、赤丸3ヶ所にあるマイナスネジを取り外します。

ここでネジが小さいので、先の細いピンセットがあると楽に作業が出来ます。

次にネジを外してプレートを外した下、写真赤丸にあるマイナスネジを緩めます。

このマイナスネジはかなり小さく、0.6mmのドライバーを使いました。

次はゴム製レンズオープナーを前玉正面の銘板に押しあて、反時計回りに回していくと、銘板が外れます。

レンズ清掃方法

ここまで来るとこのような状態。

前玉前郡裏面が特に汚れていたみたいでした。

まず、エアダスターでホコリを飛ばしてからレンズクリーニングペーパーとクリーナーで汚れを落とし、新しいペーパーで拭き上げ、

仕上げにエアダスターでホコリを飛ばし、逆の手順で組み上げ、戻せば完成です。

今回は前玉の前郡裏面が汚れていただけなので良かったですが、酷いクモリやカビ等の場合はレンズクリーナーでは取れないこともありますので、気を付けて下さいね。

注意点

このRETINA Ⅲcの前玉分解はレンズ分解の中でもかなり難易度は低いと思いますが、分解の際は自己責任でお願い致します。

不安な方はちゃんとプロに任せましょう!!

それと、ネジ類はとても小さいので無くさないよう注意が必要です。

特に取付けるときにネジ穴にピンセット等で慎重に入れていかないとネジが吹っ飛んで行方不明になります。この小さいネジを落とすと、数時間探すハメになります、、、(経験あり)

レンズを拭く際は最初に細かいチリなどをブロアー等で飛ばしてから優しく拭いて下さい。

ホコリを巻き込んだまま拭くとレンズや、コーティング面に傷が入る恐れがあります。

最後に

今回のRETINA Ⅲcは前玉交換式で比較的簡単な作業でした。

そもそも前玉の多少の汚れなどは写りには余り影響しないですがそれでもキレイなレンズだと気持ち良いですね。

最後まで見て頂きありがとうございました。

始めまして写真好きの「kio」と嫁の「kiio」です。 夫婦二人でフィルムカメラ、ストリートスナップ撮っています。 日課はジャンクカメラ収集。 今はほぼフィルムカメラネタ中心。 モノクロ、カラー自家現像やってます。 このブログでは夫婦二人で撮った写真を中心に写真、カメラの話や、モノクロ、カラー自家現像のデータや解説、フィルム、カメラ、レンズ、カメラ関連のガジェットのレビュー等、カメラ好きの皆さんが楽しめる内容を更新していく予定です。 記事が見辛かったり、間違っていた場合は「お問い合わせフォーム」からご指摘頂けると助かります。

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