MARIXから新発売された【MARIXSILTA 400D】ファールトロールレビュー!中身や特徴。
こんにちは「Kio」です。
前回の記事最後での予告通り今回はMARIXから発売された新フィルム
【MARIX SILTA 400D】のファーストロールレビュー!
このフィルムを自家現像してみたので、このフィルムについて色々と書いていこうと思う。
是非最後までご覧下さい。
そして、今回もMARIXさんから色々提供頂きました。
ありがとうございます!!
MARIX SILTA 400Dの中身と、フィルムについて
ちょっと前に発売されたマリックスのモノクロフィルム「SILTA 400」がある、こちらの中身はLUCKY SHD 400だ。
そして、今回「SILTAシリーズ」のカラーという事で同じLUCKYのカラーネガかと思っていたが、MARIXさんに確認した所、中身は
MARIX SILTA 400D=ORWO NC500
との回答を頂いた。
OWRO NC500、、、、、、まだ使った事の無いフィルムだ。
ORWO=オルヴォと読み、 Original Wolfenの文字を撮って オリギナル・ヴォルフェン(ドイツ語読み?)で【ORWO】となる。
元々ORWOは116年の歴史を持つ会社でありブランドで、1909年にAGFAフィルム会社の分社としてウォルフェンで設立された会社の様だ。
みんな大好きWikipediaでも「ORWO」について書いてあるので興味のある方は見てみて欲しい。
そして、この「ORWO NC500」はORWO社の公式によると
WOLFEN NC500 は、400 ASA、36 枚撮りのカラー写真フィルムです。 これは、当社が数十年ぶりに発売した新しいカラー写真フィルムであり、 1910年以来フィルム製造の伝統を守り続けているビッターフェルト・ヴォルフェンのオリジナルの工場で今も誇りを持って生産されています。
当社の新しいカラーフィルムの核となるのは、オスカー賞映画「アフリカの女王」で最後に使用された、素晴らしい伝説のAgfaストックをベースにした独自の化学配合です。粒子の強調で有名なこれらの特徴はすべて、当社の新しい製品に取り入れられています。 WOLFEN NC500 では、現在市場で入手可能なストックを模倣するのではなく、異なる特性と異なるパレットを備えた代替品を作成しています。
ORWO公式HP「ORWO NC500」ページより引用
※500とあるがISO400なので注意!!紛らわしいw
そして、このMARIX SILTA 400D(ORWO NC500)は【映画用フィルムの乳剤を元に作られているが、レムジェット層は最初からついておらず、スチル写真用のカラーネガフィルム】
MARIXの100D、400D、320T、800T等はコダックのVISION3という映画用のフィルムのレムジェット層を剥して通常のカラーネガフィルムと同じC-41現像処理を可能にしているが、このSILTA 400Dは特に加工している訳では無い通常のカラーネガフィルム。
箱にはしっかり「C-41/CN-16」の記載あり。
乳剤の色、フィルムはこんな感じ。
400Dと、名前が示すようにデーライトタイプ(日中太陽光向け)のフィルム。
パトローネはプラ製で、フィルムエンドも差し込みタイプ。
DXコードも付いているので、DX対応のカメラでも安心して使える。
と、ここまで中身のフィルムについて書いてきたが、肝心なのは写り。
実際どんな特徴があるのか????
まずは写りについて事前に情報を余り入れない状態で撮影、自家現像してみたので「MARIX SILTA
400D」の現像データと作例を見て貰おうと思う。
MARIX SILTA 400D現像データ
今年の夏の余りの暑さにやられて、カラー自家現像は暫くお休みしていたが10月になって大分秋らしくなって落ち着いて来たのでMARIX-C41現像キットでカラー自家現像を再開した。
使用フィルム:MARIX SILTA 400D
使用カメラ:Minolta α-9xi
使用レンズ:TAMRON SP AF 28-75mm F/2.8 XR Di LD Aspherical [IF] MACRO (Model A09)
使用現像液:MARIX C-41現像剤 新液1本目
現像処理:36℃ 5´00(30/30/4) 1本目
定着処理:37℃ 5´00(30/60/4) 1本目
定着処理:36℃ 5´30(30/60/4) 1本目
スキャン/データ化:VALOI easy35/ライトルームモバイル反転現像
MARIX SILTA 400D作例
作例多め!!
実際よりやはり全体的に淡い色合い。
愛機の二眼レフROLLEICORD Ⅳ
どんどん秋も深まって行っている
おっ!久々のネコさん!元気!
ネコさん撮影中
色が余り無い被写体だとどこかモノクロチックな印象も受ける
赤も大分淡い
黄色も淡い
ピント外してる(;’∀’)
緑も中々印象的な色味に感じる
個人的にこの青は好き
ここから夜のスナップも
強い光でも赤く滲まない
シャドーはぐっと落ち込む感じ
MARIX SILTA 400Dの写りの感想
おぉ!
淡い!!!!
そして、ロモメトロポリスと似ているとも思った。
粒状感は多く、全体的な彩度は低く、寒色系。
明るめの濃赤や黄色は強調される感じがあり、青や、緑も特徴的な淡い色味だが全体的に見ると彩度が低く淡い印象を受けた。
日陰と、日向、室内ではまた違う印象になり、個人的には緑、青空の色味が好きだった。
デーライトタイプではあるが、今回僕の現像、スキャンではやや日中野外で青味が多めに出たが、タングステンフィルムまででは無いのでスキャン時に調整すれば問題なさそう。
コントラストはやや高めで、ラチチュードが狭いせいかシャドー部がグッと沈みコントラストが高く見えているのかな?
ほんの少し(1/3段位か)オーバー目に撮るとまた印象が変わりそう。
映画用フィルムが元ではあるが、スチル写真用に作られていて元々レムジェット層が無く、他のレムジェットを剥がした映画用フィルムと違って強い光源での赤い光の滲みもない。
後は、現像後のフィルムはオレンジベースでは無いので、スキャン時には注意した方が良さそう。
特徴、感想をまとめると
- 粒状感は多い
- 彩度は低い
- コントラストはそこそこ高めでシャドーがグッと沈む
- 個人的に「青と緑」の色の出方が好き
- ラチチュードは狭く感じる
- 全体的に寒色系
- 映画用フィルムの乳剤を元に作られているが、レムジェット層は最初からついておらず、スチル写真用のカラーネガフィルムである
- 強い光源でも赤く滲んだりはしない
- フィルムがオレンジベースでは無いのでスキャン時に注意
ロモメトロポリス好きなのでこの雰囲気はめちゃめちゃ好みだ!
一言でいうなら「マイルドなロモメトロポリス」といった感じ。
現像についてと、使用にあたっての注意点
次は現像についてだけど、この元のフィルムである「ORWO NC500」だけど、以前書いた記事「カメラのキタムラで現像出来るフィルム、出来ないフィルムまとめ」
今回僕は自家現像したので「撮影→現像現像→スキャン」まで素早く出来たが、キタムラではおそらく外注現像となると思うので、注意が必要。
SILTA 400DについてはMARIXが販売しているので、今までの流れならばそのうちキタムラでも店内現像可能になると思うので、現像可能の情報があればまた追記する予定。
キタムラ意外に現像に出す場合はSILTA 400Dの中身は「ORWO NC500、フィルムエンドは差し込みタイプ」と言う事を伝えた上で各店に判断してもらおう。
因みに、今現在MARIX公式でフィルムを購入すると、「MARIXフィルム現像無料サービス」をやっている。詳細はリンクを貼っておくので是非利用してほしい。
MARIXフィルム現像サービス詳細公式HPより一部抜粋
【取り扱い可能フィルム】現像プロセス C-41、CN-16カラーネガのみ対応35mm(フルサイズ、ハーフサイズ、使い捨てカメラ)120サイズ(6*9、6*7、6*6、6*4.5)ご依頼本数をご購入ください。
マリックスと他社フィルム同時購入可能です、それぞれご依頼本数でご購入ください。
ご購入後、こちら宛にフィルムをお送りください。到着後2~3営業日(土日祝お休み)で現像完了予定です。 【フィルム送付先】〒560-0035 大阪府豊中市箕輪3-40-3 福山通運4階トラインマリックスフィルム係宛【送付フィルムに送り元情報を必ず記載してください】
オプションの説明現像のみ:通常無料をキャンペーン無料ネガのご返却が必須です。オプションをご選択ください。
現像+JPG:通常400円をキャンペーン無料スキャンデターはクラウドストレージにて納品となります。VALOI 360でスキャン後、JPG反転変換(1000万画素相当/約4000×約2600ピクセル)(ハーフサイズは2コマ1フレームでのスキャン処理となります。)データー転送はご注文時のメールアドレスにダウンロード情報をお送りいたします。ZIPファイルでの納品です
現像+RAW+JPG:通常700円をキャンペーン400円スキャンデターはクラウドストレージにて納品となります。VALOI 360でスキャン後(2400万画素相当/約6000×約4000ピクセル)反転前のNikon RAW NEFとlightroom(negativ lab pro)による高性能ネガ反転JPG、2種類のDATEを納品します。(ハーフサイズは2コマ1フレームでのスキャン処理となります。)データー転送はご注文時のメールアドレスにダウンロード情報をお送りいたします。ZIPファイルでの納品です。(1.5Gから2Gの容量ファイルになりますのでご注意ください。)
※こちらからフィルム発送する送料と、ネガ返送分250円は別途必要
※MARIX以外のフィルムの現像は別途料金が掛かるので、詳細は上記リンクの内容をよく読んで申し込みして欲しい。
MARIXで購入したフィルムなら、「現像+約1000万画素JPGデータ化無料+発送分送料+ネガ返却送料250円」と500円程度で現像出来る。
後はSILTA 400Dを使う際の注意点として
- オレンジベースでは無いのでスキャン時には注意
- ラチチュードは広く無いので正確な露出コントロールが必要
- 一般的な色味のフィルムでは無いので、使い所は考えよう
- 現状キタムラでは店内当日現像は不可
上記の事は分かった上で使って欲しい。
SILTA 400Dの値段と購入方法について
現在SILTA 400Dは販売はMARIX公式HPより購入可能。
値段は
- 36枚撮り1本(箱付き)=2,250円
- 36枚撮り1本(エコパック)=1,850円
と、エコパックなら2,000円アンダーなのも嬉しい。
送料も3,000円以上購入すれば無料となるし、中身のORWO NC500は一本3,000程するのでお得に感じる。
最後に
今回MARIXの新フィルムSILTA 400Dを使って、ファーストロールのレビューとして色々書いていた。
新しいフィルムって、いつ使ってもワクワクする。
「中身はORWOじゃん!!」
と、思う方もいるかも知れないがそれは野暮ってもんだねw
一般的な色味のフィルムでは無いので使い所は悩むと思うが、古い映画のようなレトロで淡い描写、粒状感が多いザラザラの表現はハマればとても良い雰囲気の表現が出来るのではないだろうか。
さてさて、またカラー自家現像も再開したし、作った現像液が劣化しない内にまた色々とカラーフィルムを使って色々撮影しに行こうと思う。
このSILTA 400DもPEXTAX LXで使ってみる予定なので、これから本格的に色付く紅葉なんかも、雰囲気良く撮れてくれそうだし楽しみだ。
取り敢えずファーストロールレビューとして「MARIX SILTA 400D」を使ってみての感想など書いてきたけど、これから何本か使ってまた色々書いていこうかと。
機会があれば是非自分自身で使ってみて欲しい。
最後まで見て頂きありがとうございました。