MARIXフィルム新製品6種発表!とオルソクロマチックってなに??
こんにちは「kio」です。
あさ、余りの暑さで目が覚め、奥さんが淹れてくれたアイスコーヒーをすすりながらスマホを開くと
MARIXフィルム新フィルム発売!!!
との情報が、、、、
しかもモノクロ120フィルム4種と、135mmカラーネガフィルムの計5種類!+1種類。
もう朝から胸熱!!!
という事で、今回はMARIフィルムさんから新発売された5種のフィルムについて、現状判明している情報をまとめてみた。
是非最後までご覧ください。
※更に35mm カラーネガフィルムの追加が発表されたみたい。
それに伴い加筆修正。
もうマリックスさんどうなってるんだろうね、凄い(笑)
MARIXフィルムの新製品6種類
- モノクロMARIX 【Orthoオルソ】400:120(ブローニー)
- モノクロMARIX100:120(ブローニー)
- モノクロMARIX200:120(ブローニー)
- モノクロMARIX400:120(ブローニー)
- MARIXエアカラーネガフィルム:35mm 36EXP
- MARIX 320T:35mm 36EXP
の計6種
次は現時点での詳細、値段、購入方法などを一つづつ紹介していく
「オルソクロマチック」ってなに????
新商品を一つづつ紹介する前にちょっと見て欲しい。
※「オルソ」「パンクロ」とかのワードにピンと来た人はここは読み飛ばしてね。
今回僕が一番気になっているフィルム
モノクロMARIX 【Ortho】400
この「Ortho」とは「オルソ」と読み、「オルソクロマチックフィルム」という事。
今現在の白黒フィルムは大きく分けて3種類
- オルソクロマチックフィルム
- パンクロマチックフィルム
- 赤外フィルム
の3種類、例外として、フジのアクロスⅡなんかは、「オルソパンクロマチックフィルム」と、オルソクロマチックとパンクロマチックの間の特性のフィルムとしているものもあるが、基本的には上記の3種類。
ここで当たり前に「パンクロマチック」「オルソクロマチック」「赤外」とか出てきてもぜんぜんわからないよねw
最後の「赤外フィルム」はちょっと特殊なので、ここでは説明は割愛するけど、「パンクロマチック」「オルソクロマチック」については簡単に説明をしておく。
オルソクロマチックフィルム可視光線のうち590ナノメートル未満の波長を持つ光線を記録する。
wikipediaより一部抜粋
という事なんだよね、、、、、、
うん
ぜんぜんわからないよねw
物凄く簡単に説明すると、
人間っていうのは特定の波長を色として認識する事が出来る。
これを「可視光線」と呼ぶ。
そして、この可視光線の特定の色はそれぞれ波長があり、
380nml 紫 藍 青 緑 黄 橙 赤 780nml
上記の紫の380nml(ナノメートル)から赤の780nmlが大体の人が感じる事が出来る色。
このナノメートルの下限より下は「紫外線」、上限より上は「赤外線」と呼ばれていて、人間の目では認識できない光線。
そして、「オルソクロマチックフィルム」は上記説明の通り可視光線のうち590ナノメートル未満の波長を持つ光線を記録する。
これは可視光線の内590ナノメートル以上の波長は記録しないという意味でもある。
590ナノメートルは大体「橙(オレンジ)~赤」に該当する。
ここまで大丈夫かな?
余り難しく考えないで、「オルソクロマチックフィルムは」赤は感光しないと覚えれば大体OK
これがどういう事なのかというと
「赤は黒く写る」=「赤は記録されないので黒く写る」
そして、僕たちが一般的に黒白フィルム、モノクロフィルムと呼んで使っているフィルムは
「パンクロマチックフィルム」
このパンクロは全ての可視光線を記録する事が出来るフィルムで、いつも見慣れているフィルムは大体パンクロなので余り難しく考えずに使ってもOK
例えば上のバラの写真や瓶のケース。
パンクロで撮れば、この赤は「グレー」になるんだけど、オルソで撮ると、「黒」くなる。
人間なんかを撮っても、そばかす、皺の陰影、唇、なんかは橙~赤の波長に近いから「濃い目のグレー~黒」で表現されるんだよね。
真っ赤な口紅や、赤い濃い目のチークなんか付けている女性は、その部分が黒く写り、強調される写りになる。
ちょっとオルソの作例探したけど、最近全然使ってなかったから見つからなかった、、、、
今回このマリックスオルソ400個人的に買ったんで近々特徴等お見せできると思っている。
と、ここまで簡単にオルソクロマチックについて書いたつもりだけど、わかり辛かったらごめんね。
次から購入方法、値段など。
1.モノクロMARIX 【Orthoオルソ】400:120(ブローニー)
フィルムフォーマット:120(ブローニー)
フィルムの種類:120モノクロ オルソクロマチックフィルム
ISO感度:400
値段:1本税込み1,300円(税込)
購入方法:MARIX公式より購入可能
多分中身はFOMAより発表されたばかりの「FOMA Ortho 400」だと思われる。
7/11マリックス肥田社長より中身は「FOMA Ortho 400」との情報頂きました。
記事を書いている7/10時点では国内ではFOMA Ortho 400の販売をしている所は見つけられなかったので、現時点で日本で唯一の取り扱い確定。
早速MARIXオルソを使って比較の記事書いてみた。
MARIX D-76使ってみた、購入方法と値段、作り方、作例
2.モノクロMARIX100:120(ブローニー)
フィルムフォーマット:120(ブローニー)
フィルムの種類:120モノクロ パンクロマチックフィルム
ISO感度:100
値段:1本税込み950円(税込)
購入方法:MARIX公式より購入可能
3.モノクロMARIX200:120(ブローニー)
フィルムフォーマット:120(ブローニー)
フィルムの種類:120モノクロ パンクロマチックフィルム
ISO感度:200
値段:1本税込み1,050円(税込)
購入方法:MARIX公式より購入可能
4.モノクロMARIX400:120(ブローニー)
フィルムフォーマット:120(ブローニー)
フィルムの種類:120モノクロ パンクロマチックフィルム
ISO感度:400
値段:1本税込み1,050円(税込)
購入方法:MARIX公式より購入可能
5.MARIXエアカラーネガフィルム:35mm 36EXP
フィルムフォーマット:135 35mm
フィルムの種類:カラーネガフィルム シネマ用の加工では無く写真用カラーネガフィルム
現像方法:C-41現像/CN16 一般的なカラーネガフィルム現像
スプールエンド処理:スプール差し込み、固定
ISO感度:100
値段:36枚撮り1本 2,400円
購入方法:MARIX公式より購入可能
こちらについても中身はサンタカラー100と同じ「Kodak AEROCOLOR」との事。
エアカラーのレビューも書いたよ
サンタカラー100の作例や詳細はこちら
6.MARIX 320T:35mm 36EXP
これが最新の追加されたフィルム。
フィルムフォーマット:135 35mm
フィルムの種類:シネマ用フィルムのカーボン層を除去したネガカラーフィルム
現像方法:C-41現像/CN16 一般的なカラーネガフィルム現像
スプールエンド処理:スプール差し込み、固定
ISO感度:320(ECN-2現像ではISO200との事)
値段:36枚撮り1本 2,250円、エコパックだと36枚撮り1本 1,850円
購入方法:MARIX公式より購入可能エコパックはこちら
これは今までのMARIXフィルムと一緒でKodakのシネマ用フィルムを加工してC-41現像可能にしたフィルム。
320Tの名前が示す通り、タングステン光での撮影にカラーバランスを調整してあるフィルム。
【フィルムレビュー】新発売のMARIX 800Tを使って夜スナップ。色味の比較も。
まとめ
以上MARIXフィルムから本日電撃発売された新フィルム6種の事を現時点でわかる範囲で書いてみた。
僕は早速マリックスオルソ400頼んだので久々のオルソクロマチックフィルムの作例なんかも近々お見せできると思う。
その他の120のモノクロフィルムも物凄く嬉しいし、マリックスエアカラー100も一般的なお店、例えばカメラのキタムラなんかでも当日仕上げ出来るんじゃないかな?
ここら辺も実際に使ってみて試してみようと思っている。
このサイトではマリックスフィルムのモノクロ、カラーの記事も作例付きで沢山書いているので是非見てみて欲しい。
いつも言ってるけど、最近マリックスさんはリバーサルフィルムなんかも出して、物凄く勢いを感じる。
僕の回りでもかなりマリックスの名前は浸透してきて、近所のキタムラでもフィルムを現像に出す時もすんなりと受け付けて貰えるようになった。
マリックスさんを見ていると、フィルムファンとしてとても嬉しくなるね。
更にマリックスさんでは「FOMAのモノクロ印画紙各種」の販売も公式HPで開始したみたい。
これからも沢山フィルムを楽しんでいこう。
最後まで見て頂きありがとうございました。