MARIX MX-A14(Agfa-14ベース)×モノクロMARIX 400 EI200使ってみた。
こんにちは「Kio」です。
MARIXから新発売された白黒現像液6種の内、今回はMARIX MX-A14を使ってみたのでそちらのレポートを。
MX-19、MX-P3、MX-T2と使って来て今回でやっと4種類目!
ちょっと今まで使った事のないタイプの現像液なのでとても楽しみだ。
是非最後までご覧ください。
MARIX MX-A14の特徴と元になった現像液について
MARIX MX-A14の特徴としては
- 軟調
- 微粒子
- 公式ではモノクロMARIX 400の実効感度は200まで
- Agfa-14ベース
という事。
僕は何回も何回も書いているけど、基本
「硬調な高コントラストな白黒が好き」
なので、基本的に今まで余り「軟調」の現像液って使って来なかった。
実際どれ位軟調なのかは後の作例を見て貰った方が良い。
そして、MX-A14のベースとなった現像液である「Agfa-14」についても僕は全く知らない。
Agfa A-14について調べてみたんだけど、ほぼ情報もネットに載っておらず、僕にとっては未知の現像液だ。
作例なんかはちょっとはあるが、大体柔らかい調子の軟調なのはわかる。
唯一わかったのはAgfa-14の組成。
現像主薬は「メトール」
そこに亜硫酸ナトリウムと炭酸ナトリウム、臭化カリウムで構成されているようだ。
僕は余り現像液の組成には詳しくは無いが、現像主薬がメトールだけだと濃度が出辛いのはわかる。
なのでモノクロMARIX 400では公式の現像データは200までしか載ってないのかな?
何がともあれ現像データと作例を見て貰う。
現像データ
使用フィルム:モノクロMARIX 400 EI200
使用カメラ:OLYMPUS PEN-F
使用レンズ:OLYMPUS OM ZUIKO MC 35mm F2(PEN-F/OMアダプター使用)
使用現像液:MARIX MX-A14
現像処理:MX-A14 stock 20℃ 12’00(30/60/3)
スキャン/データ化:VALOI easy35/ライトルームモバイル反転現像
反転現像時のパラメーターは全てフラットで処理。
モノクロMARIX 400 EI200×MX-A14作例
MX-A14で現像した写真を見ての感想
や、柔らかい、、、、(;^ω^)
今まで使って来た現像液の中でも圧倒的な柔らかさだ。
この日は快晴で、野外では照り付けるような強い太陽が出ていた。
本来真夏の晴れた日の野外でモノクロMARIX400を使うとかなり高コントラストになるんだけど、、、、
特にハイライト部分はかなり抑えられている印象。
シャドーももう少し締りが欲しい。
EI200なので所謂減感と同じではあるが、思ったより柔らかいぞ。
下の写真はモノクロMARIX 400をMX-19で現像した写真。
ハイライトもシャドーも全然違う感じ。
現像液一つでここまで違うのって本当に面白いよね。
まぁ、言ってしまえばスキャンでの反転現像の時にいくらでも弄れるのは弄れるから、スキャンだけで楽しんでいる人にとっては現像液での仕上がりって余り関係ないのかもしれないが、ネガプリント、手焼きプリント等をした時はやはり出来上がったネガに準じた仕上がりになるので、自分の狙った調子をネガの時点で出せるようにフィルムや現像液、現像処理等で調整するのは必要だと思う。
最後に
MARIXから発売された新現像液の「Agfa-14」ベースのMX-A14を使ってみた。
そもそもAgfa-14自体使ったこと無いし、軟調現像液も使うのはかなり久々。
こうやって現像液での違いで、それぞれ表現が変わるので、どんな被写体を撮れば合うか考える時間もとても楽しい時間だ。
霧がかかった漁港なんかを撮ったらちょっと幻想的な感じで似合いそう!って、どれだけ「漁港」好きなんだw
この軟調な雰囲気を活かせるシチュエーションも必ずあるはずなので、色々考えながら試してみようと思う。
次はこのMX-A14×モノクロMARIX 100でのレポートを書いていければ。
最後まで見て頂きありがとう御座いました。
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