【モノクロ現像データ】MARIX SILTA 400×MARIX MX-19 stok 感度は400出るか?
こんにちは「Kio」です。
先日サンプルとしてMARIX肥田社長から頂いた9月末発売予定の新フィルム
【MARIX SILTA 400】
ファーストロールはいつも使い慣れている現像液ロジナールで処理をしてみた。
そして。このSILTA 400の中身や、値段、使用にあたっての注意点なども前回の記事で書いてあるのでぜひ見てみてほしい。
MARIXフィルムより新発売されるモノクロフィルム【SILTA 400】ファーストロールレビュー ロジナール処理ではISO160〜200で使うのがオススメ!
結果は実効感度400は出ていないく、ロジナールでSILTA 400を処理すると感覚的に160〜200程度の感度。(よくよく見直すと125〜160でも良い気もするが、、、)
個人的には前回のEI200での撮影した時の雰囲気も好きだったが、折角なのでしっかりと400のフィルムとして使ってみたい!!
と言う事で感度が出やすい現像液として
を使用して現像してみたのでそちらの結果をみてもらおうと思う。
ぜひ最後までご覧下さい。
現像データ
使用フィルム:MARIX SILTA 400 EI400
使用カメラ:MINOLTA α-9xi
使用レンズ:TAMRON SP 28-75mm F2.8 (A09)
使用現像液:MARIX MX-19
現像処理:MARIX MX-19 stock 20℃9´00 & 7´00 (30/60/3) ※最初に9´00処理、続けて7´00処理の作例
スキャン/データ化:VALOI easy35/ライトルームモバイル反転現像
※データ化の際にはネガポジ反転のみでその他のパラメーターは一切弄っていない、素の状態。
因みに9’00処理の日は太陽は一切出ていない曇りで、7’00処理の方は晴天。
一般的に明暗差がある場合コントラストは高めに出やすいので、それを加味した上で次からの写真を見て欲しい。
MX-19 stock 9´00での写真
最初の写真以外は完全な曇りでの撮影。
MX-19 stock 7´00での写真
影がしっかり出るくらいの晴れだった。
SILTA 400×MX-19 stock の感想
SILTA 400をMARIX MX-19 stockでそれぞれ9’00、7’00処理してみたが、第一印象は
ハイライト伸びるな〜
そもそもこのMARIX MX-19は現像能力が高く感度は出やすいが、高コントラストになり、特にハイライトがガツンと伸びる特性を持った現像液。
その現像液でコントラスト高めのSILTA 400を現像すると
「絶対ハイライトは出るだろうな、、」
と、最初から予想はしていたがまさに予想通りの結果となっていると思う。
そして9’00での処理については「明らかな過現像」。
ハイライトもバチバチ飛んでるし、シャドーも潰れハイコントラスト。
7’00の方はハイライトはかなり高いが、9’00の時よりはマシな感じ。
9’00、7’00両方共にいつものパラメーターでの現像処理にしたらコントラストはバッキバキ!!
後、大事なのは
「感度は400出ているか?」
やはりコントラストは高く、黒はやや潰れてはいるが、9’00、7’00処理共に感度は400出ているのではないだろうか?
しかし9’00では過現像で7’00で十分(;・∀・)
因みにネガはこんな感じでネガを見ただけでもコントラストの高さがわかる。
先日のロジナール×SILTA 400のEI400での写真は明らかにアンダーなのに対し、今回のはしっかり写真として成立していると思うし、感度400として使って問題なさそうだ。
最後に
今回MARIX SILTA 400の感度をちゃんと400出したくてMX-19 stockでの処理を試してみた。
stockでは9’00だと過現像となったので、6’30〜7’00程度が良さそう。
今回の結果を踏まえて、皆さんが使う時は色々と調整をして使ってみてほしい。
stockではコントラストが高過ぎるので、次は1+1で試してみようと思っている。
希釈する事で多少コントラストは落ち着くと思うので丁度良い感じになってくれるのを期待している。
更に、ロジナールの静止現像なんかも試してみる予定。
取り敢えず400で使えそうな感じではあるので色々と試してみたい。
最後まで見て頂きありがとうございました。