話題の新フィルムFUJIFILM 400をMARIX C-41自家現像してみた
こんにちは「Kio」です。
先日書いた「FUJIFILM 400とウルトラマックス撮り比べ」
かなりの反響があり、沢山の人に見て貰ってるみたいだ。
この記事ではOLYMPUS OM-1とOM-2Nで35mm F2.8レンズを使い、同じ被写体を撮影、現像はキタムラ、VALOI easy35スキャン、ライトルームモバイルで同一のプリセットで反転現像処理をしてFUJIFILM 400とウルトラマックスに違いについて比較検証してみた。
今回はFUJIFILM 400の二本目を撮影し、MARIX C-41自家現像を試してみたので、そちらの写りと現像結果をお知らせしようと思っている。
是非最後までご覧ください。
今回使ったカメラについて
今回使ったカメラは写真の通り、お馴染み「PENTAX LX」。
写真の通り、いつもとちょっと見た目が違うよね。
コレはPENTAX LXのファインダーをFB-1+FC-1に交換してある。
この状態を「システム・ファインダー アクショ・デュアル」と言い、何だか今にも変形しそうな厨二病心をくすぐる見た目と名称となる。
この形態がLXの真の姿とか、そうじゃないとか、言われてたり、言われてなかったりするらしい。(テキトー)
キヤノンF-1とかの「スピードファインダー」と同じ物で、アイレベルファインダーとウエストレベルファインダーがロータリー式で切り替えが出来る。
正像だし、アイポイントも60mmあるが、ファインダー倍率は0.55倍と結構小さくなるので昭和生まれの近視+乱視持ちには結構使い難かったりもするんだよね、、、
しかし、今回はハーフマクロレンズでもあるTAMRON SP 90mm F2.5(52BB)を付けたので、マクロ撮影ならウエストレベルもアリだと思いチョイスしてみた。
まぁ、無理やり使ってあげないと余り使う機会も無いからね(;・∀・)
それにしてもこの見た目、、、タリーズでカメラの写真を撮りながら思わず、
「システぇム・ファインダぁー!アクショぉン・デュアルぅー!!!!!」
と叫びたい衝動に駆られたが、大人なのでグッと堪えた。
叫んでいたら捕まっていたと思う、、、
この事をXで呟いたら、フォロワーさんから
- いっぺん試しに叫んでみてください!
- 捕まらんとは思うけど、冷たい目で見られて、ヒソヒソ声で話題に上がるのは決定。
- 思わず叫びたくなるカッコよさですね!
- etc…
等の温かいコメントを頂いた、、危うく乗せられてホントに叫ぶところだったぜ、、、
こんなどうでも良い投稿が、以外と「イイね」や「インプレッション数」が伸びてしまって少し恥ずかしかったのは言うまでも無い、、、
いつもコメントくれる皆さんありがとうございます(ΦωΦ)
こんな見た目もメカメカしくて、いかにも変形しそうな佇まいがとても気に入っているが、先にもちらっと書いたように実用性は、、、察しなのである。
そんな最終形態のPENTAX LXシステム・ファインダー アクション・デュアルと、52BB で駅前のスナップをしてきた。
まずは作例
使用カメラ:PENTAX LX
使用レンズ:TAMRON SP 90mm F2.5 (52BB)
現像処理:MARIX C-41自家現像キット 35℃ 6´10(30/30/2) 継ぎ足し17本目処理
スキャン:VALOI easy35
反転現像:ライトルームモバイル
チューリップって、彩度エグイよね、、、色飽和寸前で耐えてくれている。
ローアングルから撮影。ウエストレベルだとローアングルも撮りやすい。
天気も良く、最近日差しも強くなって来た。
それなりに絞ったが最短察距離付近なのでボケも大きい。
ピッカピカのメルセデス・ベンツ
ここは絶対に行かねば!!
何回いも言ってるけど、写り込み大好物
いつも撮影している飲み屋通りだけど、中望遠だとまた違った印象に
路地に置いてあって自転車。今回の写真で一番良いのはのお気にいり
暗い路地の写真をローアングルで、奥がバチッと白飛びしてるけど、この雰囲気は好き
いつ見てもエグい電線、、、
いつものネコさん
中望遠なのでギリギリ逃げられない距離で撮影会出来るが、めっちゃ警戒されてる(;・∀・)
駅ビルの壁画
タリーズ
遅めの朝ご飯
駅構内で
人が集まっている、何かあるのか?
ここもいつも撮ってるけど標準レンズとは印象が違う
あい変わらずマイナー映画ばかり上映しているな、、
暖かくなってきて、「おでん」の提灯にも惹かれなくなってきた
この日は空もそこそこスカッと抜けていて気持ち良い天気
写真を見ての感想
90mmの中望遠縛りでフィルム一本撮りきって来たんだけど「システム・ファインダー アクション・デュアル」(←長い(;・∀・))のウエストレベルだと、アングルが低くなり、中望遠の画角と合わさっていつもの場所なのに新鮮な気持ちで撮影することが出来た。
そして、今回の反転現像は、前回とはまた別に新規でFUJIFILM 400用にプリセットを作ってみたんだけど、とても良い感じに現像出来たんじゃないかな?
コダックウルトラマックス400程では無いけど、少し「青」に特徴があるフィルムだと感じたので、その特徴は残しつつ、コントラストをやや高めに仕上げてある。
このフィルム結構好きかもしれない。
FUJIFILM 400は発表されたばかりだが、記事作成時では流通も十分にあるみたいなので使ってみたい方は試してみて欲しい。
そして、二本目を使ってこのFUJIFILM 400はやはりKodak ULTRAMAX 400とは別物だと感じた。
現像について
今回はMARIX C-41を使って自家現像しているけど、先の記事でも書いたように
カメラのキタムラで現像可能。
国内では余り見かけないフィルムだが、富士フイルム製品で、フィルムエンドは現行コダックと同じテープ止めで、大体のミニラボで当日仕上げの現像は受け付けてくれると思うので安心して使う事が出来る。
シネマフィルムの加工では無く、一般的な静止画用のカラーネガフィルムでC-41 CN-16処理表記がある。
オマケで富士フロンティアでスキャンデータ化した写真も
オマケで前回検証記事の後フジフロンティアでスキャン、データ化した写真も載せておくので、FUJIFILM 400を無補正でフロンティアでデータ化するとこんな感じになると参考にしてほしい。
フロンティアは多くの店舗に導入されており、皆さんがデータ化する場合、この色味がこのフィルムの「基準」になると思う。
最後に
話題の新フィルム「FUJIFILM 400」をMARIX C-4現像キットで処理し、VALOI easy35スキャン、ライトルームモバイル反転現像キットでした写真を見て貰った。
MARIXさんから提供頂いた「VALOI easy easy35」も大分慣れて来て、今回のスキャンと反転現像でフィルム1本15分位で仕上げる事が出来た。
今までのフラットベッドスキャナーより大幅な時間短縮になってるし、スキャンのクオリティをも高くとても満足している。
ライトルームモバイルでの反転現像もFUJIFILM 400のプリセットを作ったので、今後FUJIFILM 400をスキャンした時はこのプリセットをあてるだけなので次回からはもっと時間短縮が期待出来そうだ。
FUJIFILM 400に関しても、今の所安定して入手出来ているし、5本ほど購入してあるのでまた何か撮ったら皆さんに写真を見てもらおうと思っている。
円安も進んでいて、今後のフィルムの値上げ等の動向も気になるけど、まだまだフィルムを楽しんでいこうと思う。
最後まで見て頂きありがとうございました。