【モノクロ現像データ】MARIX SILTA 400×Rodinal 1+100静止現像試してみた。
こんにちは「Kio」です。
9月も終わりに近づいて、やっ、、、、、、と秋らしい気温になって来た。
でも、天気が悪い日も多く、中々撮影も進まない、、、、、、
それでも撮影も、現像もしたい!!!
って事で、ちょっと前から36枚撮りフィルムを入れていたNikon F2が18枚撮り終わったタイミングで、無理やりダークバッグ内でカットして現像する事にw
とりあえずこの18枚分の現像結果、現像データを書いて行こうと思う。
是非最後までご覧ください。
やっと試せるMARIX SILTA 400×ロジナール静止現像
ちょっと前にMARIX肥田社長からサンプルで頂いた発売予定の新モノクロフィルム
ファーストロールはロジナール1+25、そのあとMARIX MX-19 stock、1+1希釈と試してきたが、結果として
- ロジナール1+25だと感度は400出ない ※中身のLUCKY SHD 400の公開されている現像データの場合
- MX-19では原液、1+1共に十分な感度が出た
そして今回は一度試したかったロジナール1+100での静止現像を試してみる事に。
まずは現像データから
MARIX SILTA 400×Rodinal 1+100現像データ
使用フィルム:MARIX SILTA 400 EI400
使用カメラ:Nikon F2
使用レンズ:フォクトレンダーNOKTON 58㎜ F1.4 SL Ⅱs
使用現像液:Rodinal
現像処理:Rodinal 1+100 開始時20℃、終了時22℃ 80´00静止現像(初期1分のみ撹拌)
スキャン/データ化:VALOI easy35/ライトルームモバイル反転現像
※データ化の際ネガポジ反転とカラーバランスを白黒にし、完全にフラットなパラメーターで反転現像処理。
と、20℃60分だと足りなさそうなので80分での処理をしてみた。
MARIX SILTA 400×ロジナール静止現像の結果
少し現像ムラが出てしまった
夕方の空
ここまでが夕方
快調も良く出てる
ちょっとオーバー、過現像気味
コレもちょっとオーバー
稲刈り中
黒の締りはイマイチ
最後は室内
と、ここまで反転現像時のパラメーターは以前の「SILTA 400ファーストロールレビュー」時と同じ数値で処理している。
写真の感想
SILTA 400をEI400で撮影し、ロジナール静止現像してみた写真を見ての感想は
- ネガを見る限り400の感度は出てくれていそう
- 黒の締まりはイマイチ
- ハイライトも伸びない
- 20℃スタート22℃終わりで80分だとやや現像過多かも
- コントラストは高くない
- 粒状感も多い
という感じ。
ロジナール自体余りコントラストはキツくない現像液で、静止現像すると更に軟調にはなる。
SILTA 400がコントラスト高めのフィルムだが、やはりロジナール静止現像するとちょっと軟調な感じで、黒もハイライトも物足りなく感じる。
感度は少なくともネガを見る限りちゃんと400出てくれていそうではあるが、カットによってはちょっと明るくなり過ぎな物もあって、やや現像時間は20℃スタート22℃終わり80分だと長いかもしれない。
今回の処理温度の条件であれば70分~75分もあれば大丈夫な気がする。
20℃でキープ出来る人は90分といった所かな。
写真を見てみらえるとわかるけど、ほんの少し現像ムラが出来たカットもあったので、初期撹拌はちょっとしっかり目に行った方が少しはマシになると思うけど、静止現像はどうしてもムラは出やすいのでそちらは注意して欲しい。
最後に
MARIXから発売予定の「SILTA 400×ロジナール静止現像」してみたが、はっきり言ってわざわざこの組み合わせを使う必要性は感じないと感じた。
前々からしつこく言っているように、僕は基本「ハイコントラスト」なパリッとした表現が好き。
感度は出るが、コントラストも物足りなく、放置するだけで楽ではあるけど、次から積極的にロジナール静止現像はしなくて良いと思った。
勿論、初めての組み合わせの処理ではあるが、処理条件を変えながら色々試せばまた違った、好みの感じにはなるかもしれない。
どんなもんか試したい方、今回の結果を見て好みだと思った方は今回のデータを参考に試して欲しい。
この「SILTA 400」は長巻で頂いているので、暫くはまた他の現像液とも組み合わせで試して色々レポートをお届けできればと思っている。
最後まで見て頂きありがとうございました。