ハーフカメラ「Olympus PEN D」の使い方
こんにちは「kio」です。
今回は「Olymous PEN D」の使い方について解説していきたいと思います。
はじめに
このカメラの「レビュー」「特徴」等は以前の記事にありますので併せてお読みいただけるとより判りやすいかと思います。
「Olympus PEN D」の貼り革交換の記事も書いてますのでよろしくお願い致します。
では早速「Orympus PEN D」の使い方を解説していきます。
「Olympus PEN D」の使い方
- フィルムの入れ方、巻き上げ方
- 露出計の読み取り方、絞り、シャッタースピードの設定
- ピントの合わせ方
- フィルムの巻き取り方
この4つのステップで撮影していきます。
1.フィルムの入れ方、巻き上げ方
このカメラでは皆さんが知っているカメラとは少し裏蓋の形状が違うかもしれません。
写真の通り裏蓋が全部「ガパッ」と取れるんです。
写真右のスリットにフィルム先端を差し込みフィルムの穴(パーフォレーション)とギアが編みあうようにセットしていきます。
上の写真の状態までフィルムを巻き上げたらここで裏蓋を外した手順と逆にセットします。
巻き取りレバーを回し、フィルムのたるみを取ったら、3枚ほど空シャッターを切り、フィルムカウンターを写真のように「72」にセットします。
※ここでシャッターチャージをした時に、巻き取りレバーが一緒に回っていれば正常にフィルムがセットされていますので最初に確認しておくとよいと思います。
次はレンズ下にあるISOを使いたいフィルムの感度に設定します。
これで撮影準備完了です。
フィルムカウンターは一枚撮るごとに増えていくのではなく減っていきますのでカウンターの数字が0になったら撮り終わりの合図ですが、経験上0になってもまだ数枚は撮れてると思います。
2.「露出計の読み取り方」
露出計の読み取り方は上から見たときの真ん中右の窓にある針を見ます。
露出計の数字は「EV」という値となっていますが初心者の方は余り深く考えなくていいです。
窓にある針が「12」を指していますね。
この場合レンズ鏡胴部分にある絞りとシャッタースピードを変えていき小窓の数字と露出計窓の針が指している数字を合わせます。
これで適正露出が得られていますので、巻き上げてピント合わせをしてシャッターを切りましょう。
3.ピントの合わせ方
次はピント合わせです。
このカメラは「目測式」ピントを採用してあります。「目測式」といっても完全固定焦点ではないのでレンズ横にあるピントリングを被写体の距離に回し、ピントを合わせます。
※ピントを3mだとF11で大体1.5mから10m、5mに設定すると約3m~∞までピントが合います。
大体目標物までのピントを目測で選べば日中F5.6以上にしていればピントの範囲内に収まると思います。
この時ファインダー内には特に何も情報は表示されず素通しのままですが心配はいりませんので構図を決めてシャッターを切って下さい。
4.フィルムの巻き戻し方
ここまでの手順で写真を撮っていきこれ以上巻き上げが出来ない状態になったらフィルムを巻き取っていきます。
裏面のこのボタンを押しながら、上部左にある巻き戻しレバーを矢印の方向に回していきます。
この時結構回さないと全て巻き取りできませんので頑張って回してください。
巻き取りが完了すると、レバーの負荷が「フッと」軽くなりますのでそうなったら巻き取り完了です。
※この時巻き取りが最後まで終わってないで裏蓋を開けるとフィルムが感光してせっかく撮った写真がダメになってしまうのでご注意下さい。
巻き取り完了したら裏蓋を開けフィルムを取り出し、お近くの写真店で現像しましょう。
最後に
フルマニュアルではありますが意外と簡単に使うことが出来るカメラだと思います。
何より沢山撮れるので最初は失敗を恐れずにガンガン撮りながら操作を覚えて行くのも良いかもしれません。
「Olympus PEN D」はとてもコンパクトで、良く写るカメラなので是非使うチャンスがあれば楽しんで下さいね。