【カラーネガフィルム自家現像】FUJIFILM PRO400H(120)/MARIX C-41 作例
こんにちは「kio」です。
今日は最近再開した【カラーネガフィルム自家現像】
もうすでに7本ほど処理しているんだけど、今の所大きな失敗等無く現像出来てると思う。
そして、今回はカラーネガ自家現像では初の120フィルム「FUJIFILM PRO400H」の現像にチャレンジしてみたので現像データと作例の紹介。
使ったカメラは二眼レフカメラのROLLEI CORD Ⅳ
使えば使うほどこのローライコードというカメラのシンプルさ、コンパクトさ、操作性の良さがわかってくる。
値段もそこまで高くないし、これから二眼レフを始めたい人の最初の一台にもとってもおすすめ。
壊れても修理が出来るのもポイントが高い。
二眼レフと言えば国産の「リコーフレックス」「ヤシカフレックス」「ミノルタオートコード(コード)」等色々あるんだけど、やはりこの「ローライコード」「ローライフレックス」というカメラはこれら国産の二眼レフの元となった(オリジナル)だけあってとても良い写りだし、やっぱり「ローライ」ブランドは持っていて所有満足度も高いよね。
そんなお気に入りの二眼レフカメラのローライコードⅣでフジフイルムPRO400Hを入れてスナップして、マリックスC-41現像キットで自家現像してみたので作例を見て貰いたい。
という事でまずは作例
ROLLEICORD Ⅳ/FUJIFILM PRO400H自家現像作例
ここから、散歩でPRO400H丸々1ロール分12枚を撮影順に載せていく。
最初の一枚は木漏れ日を、ローライナー1(クローズアップレンズ)を使って。
ピントが合った所は流石中判とってもシャープだ。
この日もとても天気が良く、二眼レフ持って公園をぶらぶら撮り歩き
ワンちゃんの散歩していたおじいちゃんとちょっとお話したり、ワンちゃんと触れ合ったり
やっぱり二眼レフを使っていると、一枚一枚ゆっくり上から覗いて撮るのは心にも余裕が出る気がする
空がビミョーにムラが出てるけど、処理時間も短いからどうしてもムラは出やすいのかな、、、今後の課題
ローライコード、とにかく良く写る
F4まで絞りを開けると、背景もしっかりボケてくれる、ISO400あるからF値がちょっと暗くても室内でも大丈夫
「棟方志功」の版画から作られたという大きな壁画、一部を切り取って写してみた
室内のベンチでちょっと休憩
淡い色味も良く出てくれている
室内からドアを撮影
とにかく天気の良い気持ちの良い一日だった。
いつも二眼レフを持って歩いていると、小学生に囲まれたり、めちゃめちゃ目立っちゃうんだけど、この日は平日の昼間だったから、人も少なくゆっくり二眼レフでスナップを堪能できた。
戦前のモノコートのレンズだけど、色もしっかり出てくれて、繊細な写りの良いレンズだね。
フィルムとの相性も良いのかもしれない。
色味も現像所で現像して貰ったのと大きく違いも無く、それなりに特徴も出てくれている。
ちょっと現像ムラみたいなのはあったけど、120フィルムのカラー現像まで自分で出来るとなると本当に楽で良い。
もちろんこういったのはちゃんと写真店に依頼して現像して貰った方がキレイなのかもしれないけれど、撮ったその日に120のカラーの結果がわかるのが、せっかちな僕にとっては嬉しい。
現像データ
このフィルムで6本目の処理だった。
38℃で3´30~始まって、1本増える毎に3%(6秒)現像時間を増やしていったので6本目の今回は38℃ 4´00の現像処理
漂白は37℃ 7´00
停止は36℃ 5´00
スキャンはエプソンGT-820自動
最後に
9月末にマリックスのC-41現像剤でカラーネガフィルムの自家現像を開始してから、この記事を書いている時点で7本処理してみたけど、今の所現像液の劣化も大丈夫そうだし、このペースで使えれば既定の12本フルにちゃんと使い切れそうで安心した。
12本用の粉末タイプは現像液を作ってから1か月が保存期間だけど、12本以上現像も出来そうな気もしなくもないので(どっちだw)
12本現像し終わったら期限切れフィルムとかで試してみたい気もする。
なんにせよ、色々な条件で既定の12本現像出来ない、というか現像は出来るけどカラーバランス等が崩れたり満足できない結果になる場合もあるみたいだからそこは様子を見ながら現像していければと思っている。
120のカラーネガ自家現像ははじめてで、ちょっとムラっぽくなったカットが一枚あったけど、基本は同じで、とても簡単に現像する事が出来た。
次はFUJIFILM PRO160NS、期限内のおそらく最終ロットと思われる5本パックを購入したので、160NSの現像もしてみる予定。
僕が大好きな160NSの独特の色味が自家現像でもちゃんと出るのかドキドキだ、もう160NSは手に入らないからなおさら失敗は出来ないね。
まぁ、でも実際やってみると特におかしなところもなく現像出来る気がするんだよね。
※ちゃんと現像出来てたよw
暫くはMARIX C-41現像剤で色々なフィルムの現像を楽しんでいこうと思っている。
それとMARIXの公式HPに僕が書いた「MARIX C-41現像剤の使い方」記事を掲載して貰ったんだ。
https://marixfilm.com/blogs/%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9/hotowalk-%E5%86%99%E7%9C%9F%E3%82%84%E3%82%AB%E3%83%A1%E3%83%A9%E3%81%AE%E8%A9%B1-%E3%81%AEkio%E3%81%95%E3%82%93%E3%81%AE%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%81%A7%E7%8F%BE%E5%83%8F%E3%82%AD%E3%83%83%E3%83%88%E8%A9%B3%E3%81%97%E3%81%8F%E3%81%94%E7%B4%B9%E4%BB%8B%E3%81%84%E3%81%9F%E3%81%A0%E3%81%84%E3%81%A6%E3%81%BE%E3%81%99お時間がある方は是非マリックスの公式HPも覗いてみてね。
更に待望の「120MARIXエアカラー100」も販売を開始したみたい。
35mmのエアカラー100と同じでコダック航空機用のスチール写真用カラーネガフィルムとの事で、これもめちゃめちゃ楽しみだ。
【エコパックでメール便】マリックス エアカラーネガフィルム ISO100【120 ブローニー】MARIX AIRCOLOR FILM値段は120フィルム1本2,500円→2,000円との事で、120のカラーネガとしては何とか使える金額。
来年春にはペンタックスの「フィルムカメラプロジェクト」でコンパクトフィルムカメラ2機種発売が発表されたり、120フィルムでもカラーネガフィルム発売と、細々ではあるけど、フィルム界隈も賑わってくれそうな感じはするね。
https://digicame-info.com/2023/10/22024.html?utm_source=dlvr.it&utm_medium=twitter最後まで見て頂きありがとうございました。