フィルム代約40%節約「フィルムローダー使用方法解説」

カメラ関連ガジェット

こんにちは「kio」です。

フィルムを購入するのにお世話になっている「かわうそ商店」さんで「フィルムローダー」と「長巻フィルム」を購入しました。

今回は「フィルムローダー」のレビューと、使用方法を解説してみたいと思います。

この記事でわかること

  • フィルムローダーとは何か? 
  • フィルムローダーを使うメリット
  • フィルムローダーの入手方法、値段
  • 購入したフィルムローダー開封
  • フィルムローダーに長巻フィルムをセットする方法
  • フィルムローダーからパトローネに巻く方法

では早速スタートします。

フィルムローダーとは

まずは「フィルムローダー」とは何か?ですが、

フィルムローダーとは「長巻、長尺、100ft」と呼ばれるフィルムをダークバッグで使用済みのパトローネに好きな枚数分を巻き取ることが出来る道具です。

フィルムローダーを使うメリット

今現在フィルムはカラーもモノクロも凄く高くなっています。

例えばド定番フィルムの「kodak TRI-X 400」は36枚撮り1本2,120円もします。

TRI-X400の長巻21,000円。

この長巻1本で36枚撮りを18本プラス半端1本を作ることが出来ます。

計算すると、21,000÷18=1312.5円となり、1本あたり約38%安くすることが出来るんです。

これはTRI-Xだけではなく、ILFORDやRollei 、FOMA、AGFA 等色々なフィルムの長巻が発売されているので大体1本あたりのコストを4割程度抑える事が出来ます。

フィルムローダーの入手方法

フィルムローダーはどこで入手すれば良いのでしょうか?

まず、新品だと僕が知る限り2種類のフィルムローダーが購入できます。

フィルムカメラ好きにはおなじみの「かわうそ商店」さんで2種類取り扱いがあります。

1つは今回購入した「Legacy Pro」2022年の4月現在8,200円で販売されています。

もう一つは「AP社製フィルムローダー」こちらは15,200と少しお高めですが、残りのフィルムの残量や、何枚巻いたかわかる機能が付いています。

今日本国内で新品購入出来るフィルムローダーはこの2種類となってます。

その他の入手方法はヤフオクや、メルカリ、中古販売店等で中古のフィルムローダーを購入する方法ですが、とても古い物も多く、状態等しっかり見極めないと壊れてもパーツが無いので使えなくなってしまうかもしれないので注意が必要です。

値段は、最近見ている限りだと安くて6,000円〜10,000円程度で取引されているようですが、たまに安い出物があったりしますので細かくチェックすると良いかもしれません。

アマゾンでも新品で購入出来ます。

僕が買ったものと同型

Lloyd 35mm Daylight Bulk Film Loader by Lloyd
すべてブラック仕上げをしました。

購入したフィルムローダー開封

今回かわうそ商店さんで購入したフィルムローダー「Legacy Pro」を開封していきます。

このフィルムローダーは見た限り非常にシンプルなフィルムローダーです。

もう一つのAP製フィルムローダーは色々な機能が付いていましたが、機能が多いと壊れ易そうと思い、値段も安かったのでこちらを購入しました。

外箱はこんな感じ。
中を開けると本体がビニールに包まれていて、中には本体と英語と日本語の取り扱い説明書が同封されています。
本体はボディーと、蓋、ハンドルが取り外せてこのような感じに分解出来ます。非常にシンプルな構造。

フィルムローダーに長巻フィルムをセットする方法

※長巻フィルムをフィルムローダーにセットする前にまずはフィルムローダーの構造をチェックしてみましょう。ここから先はダークバッグの中での作業となります。

これが長巻フィルム。この中は黒いビニールに包まれたフィルムが入ってますので明るい所では出さないようにしましょう。
長巻フィルムは明るい所では開けられないので練習用フィルムで代用。ダークバッグの中でこのようにフィルムをセットしてフィルムの先を写真右上の隙間から出しておきます。
その後ボディー部分と、蓋をしっかり締めダークバッグから取り出します。

※ここまでがダークバッグの中で行う作業です。

ここからは明るい部屋で作業しても大丈夫です。

次は1cmほどベロが残っているパトローネを用意します。
ローダーから出ているフィルムとパトローネのべベロ部分をセロテープ等で繋ぎます。そして、セロテープで繋いだ所が引っかかる場合があるので繋ぎ目部分が隠れるまでパトローネに少し巻き込みます。
次は繋いだパトローネをローダーにセットします。
蓋を締めてハンドルを最後までしっかりと差し込みます。
次はパトローネに巻きたい枚数分ハンドルを回して行きます。ボディーに何回回すと何枚撮りが出来るか書いてあります。24枚撮りなら24回転、36枚撮りなら30回転。
巻き終わったらフィルムを切り離し、パーフォレーション穴8つ目部分を目安にこのようにフィルムをカットします。

これでフィルム1本完成です。

このあとは同じ作業を繰り返し、欲しいぶんだけフィルムを巻いていきます。

一気に全て作ってもいいですし、使う分だけその都度巻いても良いでしょう。

但し、ローダーにフィルムが残っている場合中のフィルムが感光しないよう念の為にローダーを箱などに入れて暗い場所に保管しておくと良いと思います。

最後に

いかがだったでしょうか?

フィルムローダーの使い方は意外と簡単ですのでチャレンジしてみるのも良いかと思います。

今回購入した「Legacy Pro」以外のフィルムローダーも基本構造は同じですが、残量メモリを連動させるパーツ等にパーフォレーションを噛み合わせたりと少し難易度が高くなるかもしれないので、これ以外のフィルムローダーを使う場合の注意点としては、フィルムをセットする前にしっかりフィルムローダーの構造を見て、ダークバッグの中で手探りでフィルムをセット出来るように事前に練習することをオススメします。

長巻フィルムは今となっては高価なのでフィルムのセットを失敗して長巻1つ駄目にしたらかなりヘコミますよ、、、

コメント