【ジャンクカメラで遊ぼう】Nikon F3、モータードライブMD-4 作例

Nikon F3 ジャンクカメラで遊ぼう

こんにちは「kio」です。

以前予告していた通り、今回は【ジャンクカメラで遊ぼう】Nikon F3とモータードライブMDー4について書いていきたいと思います。

モータードライブでのシャッター音もありますので、是非最後までお付き合い下さい。

↓今までの【ジャンクカメラで遊ぼう】記事はこちら↓

ジャンクカメラで遊ぼう

夫婦でジャンクカメラを見つけては一喜一憂。
使えたらラッキー!
ジャンクは宝の山!!

Nikon F3購入経緯、値段

毎度のことですが、いつものジャンクカメラ漁りをしていたら、ひときわ存在感がある個体を見つけました。

それがこちら。

ニコンF3、モータードライブMD-12×2、50mm F1.2

ニコンのF一桁の名機と名高い【F3】しかもモータードライブMD-4 が二台。

このとき更に以前記事を書いたAi Nikkor 58mm F1.2もありました。

値段は全てジャンクでF3本体だけは電源が入り、シャッターが切れるのまで確認済みということでした。

値段は本体は動作品ということで7,800円にて、モータードライブとレンズは1つ220円。

ちょっとジャンク品に7,800円は僕にとっては高い買い物ですが、一度は使ってみたかったF3の動作品で10,000円切っているのはお買い得だと思い購入。

全部で8,460円のお買い物でした。

ふつうは難あり品でも動くというだけで20,000円はしますね。

購入の際は約20年と長い間製造されていたものなので製造時期により大分コンディション等が違う事が予想されます。

「Nikon F3」ボディーに一つ一つスタンプがあり製造年月日がわかるようになっていますので何年に製造された固体か調べる事が出来ますので、気になる方は調べてみると良いと思います。

安い半ジャンクの物を購入してオーバーホールに出すのも一つの手ですが、古いカメラなので部品がなくなっていると修理など出来ない場合があるのでその点はお気を付け下さい。

持ち帰り動作確認。

早速家に帰って各部チェックをしてみます。

本体は買うときに動作確認していたので、細かい所の清掃。

流石に細かい所にはホコリや、汚れが多くついていますが、いつもの清掃セットで隙間の汚れを落としていきます。

少し時間をかけ綺麗にした後、はモータードライブの動作確認です。

モータードライブは接点の腐食も無かったので、取り敢えず単三電池8本を入れF3に取り付けスイッチを入れると、

「カシャーン!!」

とけたたましい音をたて動きました。

ニコンF3モータードライブMD-12シャッター音

もう一台も取り付けてみると、こちらも快調に動きました。

モータードライブを付けるとかなりの大きさ、重さになるので、使う予定は無いですが、たまに付けて「記者会見ごっこ」をするのには良さそう。

気持ちの良い音がします。

モータードライブ二台とも生きていたのはラッキーでした。

内蔵露出計もほぼ正確な数値を指していますし、ファインダーから見える液晶も濃くしっかりと見えます。

レンズもできる限り分解清掃して、実用出来る位になりました。

ニコンF3について

ここで少し「ニコンF3」について。

このカメラは1980年に発売。

ニコンF2の後を引き継いだF一桁機です。

F2ではシャッター部分は完全機械式制御でしたが、このF3では電子シャッターを採用し、絞り優先AEを搭載し、電池はSR44かLR44を2個使用。

デザインは「ジョルジェット・ジウジアーロ」氏によるもので、この機種からニコンの赤ラインがボディーに採用されるようになりました。

ジョルジェット・ジウジアーロ氏は次のフラッグシップであるF4のデザインも手掛けています。

このF3は1980年の発売からF5時代の2000年までの約20年という長期間製造販売されていました。

20年と長期間製造されていただけあって細かい部分のマイナーチェンジはあったようですが、僕が今回手に入れたのは1981年製造の初期の個体。

この初期の個体の特徴は「グリップ」

初期型のグリップは「カーボンパターン」の様な模様があるのが特徴。

初期のグリップはデザイナーのジウジアーロ氏の強い要望により、ベンツ等のステアリングに使われているビニールレザーを使っているようです。

その後、滑りやすい等の意見があったらしく通常のラバーに変更されています。

初期の物でも基本オーバーホールや修理した際にラバーに交換されてしまうらしいですが、僕の個体はオーバーホール、修理の痕跡はありましたがグリップは初期のままでした。

初期のビニールレザーの物をお持ちの方は、オーバーホール、修理に出す際に確認しておかないと、とラバーに交換されてがっかり、、、なんてあるかもしれませんのでお気を付け下さい。

この初期のステアリングレザーのものは今となっては中々貴重ですし、見た目もこっちの方がカッコいいと思ってます。

作例

  • FOMAPAN 200
  • Nikon F3
  • Ai-S NIKKOR 50㎜F1.4

スキャン後無補正

F5.6 ここまで絞ると一気に解像度が増します。
友人の娘の夏休みの自由研究でピンホールカメラでモノクロ写真を撮って自家現像のお手伝いしました。
トンボの何か
水遊び楽しそうですね。
最後の一枚

このF3で撮ったカラーの作例は別記事「写ルンですのフィルムを取り出して、Nikon F3でスナップしてみた」にありますので是非こちらも見てみて下さいね。

最後に

ちょっと今までのジャンクカメラより大分高額でしたが、憧れのニコンフラッグシップ機を手に入れる事が出来て満足です。

フォーカシングスクリーンも以前Nikon F2に使おうと思って買っておいたF3用の方眼マットスクリーンを入れたので、チリ一つ無いクリアなファインダー、巻き上げも聞き及んでいた様に滑らか、これがフラッグシップと言わんばかりの精密性、堅牢性を感じるカメラでした。

昔は高級機でしたが、今は中古で整備済みの物でもそこそこお安く手に入る(それでもF3は相場はお高めです)のがフィルムカメラの良い所ですね。

色々な方々がNikon 一桁機の傑作と言われているのも納得。

これからまだまだ使い込んで作例等も沢山お見せできればと思っています。

最後まで見て頂きありがとうございました。

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