ローライコードⅣのスクリーンを四隅まで明るいスクリーンに交換してみた
こんにちは「kio」です。
今回はタイトル通りローライコードⅣのスクリーンを交換した話を書いてみる。
とても簡単に取り付け出来たので、交換方法も。
是非最後までご覧ください。
何故ローライコードⅣのスクリーンをわざわざ交換するのか?
先日ローライコードⅣを手に入れて何本か撮ってたんだけど。
その時の記事では
「ちょっと暗いけど目の悪い僕でも野外ではストレスなく使う事が出来ました」
、、、と書いたんだけど、
使っていくうちにやはりスクリーンの暗さが気になり、ピントルーペを出して顔をグッと近づけないとピントがわからない、という事に気いちゃって、、、、
何とか明るいスクリーンに交換する方法は無いかと、色々調べてみたら、方法としては2つ
- マミヤRB67のスクリーンを加工して取り付ける
- その他のスクリーンを探す
この2つにたどり着いた。
1のマミヤRB67のスクリーンを加工するというのはローライコード界隈では常識らしく(そんな界隈あるのかw)色々見てみて、RB67のスクリーンもオークションなどで探してみたんだけど、結構高い、、、
大体5,000円以上する物ばかり、、、、
それを切ったり、削ったりして失敗したら、、、、、
と、びびりと貧乏性が発動し、、
2の「その他の物を探す」にしよう!!と見ていたらあるじゃないですか!!
みんな大好き「AliExpress」通称「アリエク」!
商品名は
「高輝度のためのローライフレックス3.5 3.5E 2.8A c d rolleicord ⅲ、ⅳ、v、va 56×62ミリメートル」
長い、、、
ん??
「rolleicord ⅳ」
って書いてある、、、
説明を見ると、、、
長いのでかなり端折るけど、、、
「交換してもフォーカスの精度に影響しません」
と、、、、
値段は送料込み4,758円、、、、
RB67のスクリーンと値段は大体同じな上に一応新品で、加工も要らない、、、、
「ポチっ」
買っちゃったw
6/21日にポチって届いたのが6/30日、、、
途中なんだか住所がおかしかったり、名前間違い等が有り、一度持ち戻りされましたが、無事に10日足らずで受け取り。
早速交換。
ローライコードⅣのスクリーン交換手順
※ここでは交換手順を書いて行きますが、決してカメラの分解を推奨している訳ではございません。
スクリーン交換も立派な分解に当たりますので、この記事を見て何かあっても責任は負えませんのでご了承ください
ローライコードスクリーン交換手順
①まずはピントフードを外す。
ピントフードの両サイドにマイナスネジが2つずつ。
上記写真の赤丸部分のマイナスネジを外す。
マイナスネジを外す際はサイズが合ったドライバーを使うようにしましょう。
サイズが合わない物を使うとネジ山が舐めちゃうよ。
更に、ネジはとても小さいので無くさないよう注意。
4つ外すとピントフードが「すぽっ」っと真上にスクリーンごと抜ける。
②スクリーンを押さえている板バネを外す。
赤丸部分の板バネ2つでスクリーンが抑えられているので、しっかり形状を確認して、この板バネを外していく。
ローライコードのフォーカシングスクリーンはガラス製、そして上記写真で見えている面はすりガラスとなっており、とても傷つきやすく、薄いガラスなので割れやすいですので、板バネを外す際に使うピンセットは先端が柔らかい樹脂製の物をおすすめします。
そして、形状、構造をしっかり観察すればどのように止まっているかわかりますので、しっかり観察してから取り外しして下さい。しっかり構造を理解すれば、外す際に力は必要ありません。自信が無ければここで引き返した方が無難です。
③スクリーンを取り外したら新しいスクリーンを取り付けピントフードを元に戻す。
スクリーンには縦横、裏表あり。縦横は取り外す時に元のスクリーンをよく見て間違えない様に。
スクリーンをよく見ると、つるつるして光沢がある面と、マットな光沢が無い面がある。
ローライコードのスクリーンは取り付けた時、ミラー側(中側)、裏側のにマット面が来るよう取り付けする。向きを間違えるとピントが合わないので注意が必要。
以上スクリーン交換の手順。
ね、物凄く簡単でしょw
でも注意しないと大事なオリジナルのスクリーンにキズが付いたり、割れたりするので作業は慎重に。
オリジナルのスクリーンは片面がマット状になっている一枚のガラス。
交換前と交換後でどう変わったのか?
上が交換前、下が交換後、、、
どう?
写真で見てもすぐにわかる位明るさは変わってるのがわかると思う。
でもいい事ばかりじゃない
ピントの山はオリジナルスクリーン>新スクリーン
新スクリーンはちょっとだけざらつきが目立つ
ピントの山自体はルーペを出して顔を近づけ見る分にはオリジナルの方が合わせやすく感じたけど、新スクリーンはちょっと離れていてもピント合わせが出来た。
そして新スクリーンは多少スクリーンのざらつきが目立つ感じ。
僕はルーペを出さないでもピント合わせが可能になり、全体明るくなったので新スクリーンの方が使いやすくなったと思うけど、人によってはオリジナルの方が良いと感じるかも。
ここら辺は完全好みや、自分の視力と相談。
肝心のピントのはちゃんとあっているか?
取り付けが終わり、身近な物で確認した所、ピントノブの距離指標とピント合わせをした対象物の距離は大体あっているみたい、、、
しかし、ちゃんと撮影した時にピントが来ているかは実際に撮影しないとわからないので、実際に撮影して確認。
上記写真説明の通り、実用で問題になるようなピントずれは無く、大成功!
まとめ
ローライコードⅣのスクリーン交換について書いてみた。
基本的に社外品のパーツだと、何かしらの調整が必要になる場合が多いと思う。
でも、今回は特にボディー側でのピント調整や、スクリーンの加工など無く使うことが出来たのでラッキーだった。
同じパーツを使っても、個体差などで同じローライコードⅣでも何かしらの不具合が出る場合もあるのでそこら辺は十分に注意して欲しい。
何にせよ、実用には問題ないくらいのピントも来たし、これで更に気持ち良くローライコードⅣを使って行けそう。
最後まで見て頂きありがとうございました。