写ルンですからフィルムを取り出す方法。
こんにちは「kio」です。
もう8月ですね。
気温も上がりやっと夏らしくなってきました。
今日のネタですが「写ルンです」からフィルムを取り出してみましたので記事にしてみようと思います。
なんで写ルンですからフィルムを取り出すのか??
「写ルンです」はフィルムカメラに詳しくない方でも名前を知っているくらい有名なカメラだと思います。
「写ルンです」は2022年8月現在1,620円~で購入することがで出来ます。
最近ちょっと前よりは在庫は出てきていると思いますが、まだまだ在庫が潤沢な訳では無いですね。
対して写ルンですに入っている物と同じ感度のフジフィルムのISO400フィルムは現在36枚撮りで1,500円~
27枚撮りは870円~と36枚撮りより安く購入できますが既に販売終了していて、流通在庫限りだと思うので購入したい方はお早めにどうぞ。
さて、肝心の「写ルンです」からフィルムを取り出す理由ですが、、
いつもの「ドフ」巡り中に期限切迫の「写ルンです」を発見。
お値段は330円でした。それと合わせて期限がたっぷり残っているものも550円で置いているのを見つけました。
普段写ルンですは余り使いませんが27枚撮りフィルムが1本330円と550円なら迷わず買いです。
ということで、写ルンですから未使用フィルムを取り出して、他のカメラで使っちゃおう!
と思い分解してみる事にしました。
分解の前に注意点!
※本文に入る前にまずこちらをご覧ください。
写ルンですは基本「使い捨て」ではありません!撮り終わって現像に出した際にボディーは回収されリサイクルされています。
この記事は写ルンですの分解を推奨するものではございません。
今回のケースは特殊ですので、通常写ルンですは撮り終わったらお店に現像に出しましょう!
写ルンですの分解方法と注意点
さて早速分解していきます。
分解といっても完全にバラバラにするのではなく、未使用のフィルムと入っている電池を取り出して再利用する事にしました。
分解に使うものですが、
マイナスドライバー1本だけです
手順は簡単
- フィルムを暗い所で全て巻き上げる。
- 電池を外す
- フィルムを取り出す
以上のステップのみです。
まずは「写ルンです」のフィルムを全て巻き取らないといけません。
写ルンですは最初からフィルムが全て出ている状態でセットされています。
この全て出ているフィルムを巻き取らないといけないのですが、通常の撮影と同じように一枚一枚巻き上げシャッターを切ることでパトローネに入っていくようになっているのでまずこの作業を行います・
※ここで注意!!一枚一枚巻き上げてシャッターを切っていくのですが、明るい場所で行うとフィルムが全て「感光」してしまいます。
一番簡単なのは夜に部屋を真っ暗にして一枚一枚巻き上げてシャッターを切っていく方法があります。
家にはモノクロ自我現像用のダークバッグがありましたので今回は今回はダークバック内でシャッターを巻き上げていきました。
※この作業の時ストロボのスイッチは必ず切って下さい。入ったままだとストロボが発光し、せっかく暗い場所で作業をしても全て台無しになってしまいますよ!!
巻き上げてシャッターを切っていって残りが「0」になると巻き上げが止まらず、ずっと巻ける状態になります。
ここまでくれば部屋を明るくしても大丈夫。
次はフィルムと電池を取り出します。
ボディーの外装部分シールを剥し、上記写真赤丸部分をマイナスドライバーでこじります。
そうすると「パかっ」っとフィルム室が開きました。
開いたらフィルムを取り出します。
次は電池を取り出します。
写ルンですにはストロボ用の「単四電池」が1本使われています。
この電池も普通に使える電池なので再利用していきます。
フィルム室の隣に電池室がありますので、これも同じようにマイナスドライバーでこじって開け、電池を取り出します。
この電池は以前書いたフィルムハーフカメラ「KODAK EKTAR H35」でも使えるのでこっちで使う事にします。
以上ここまで分解の方法でしたが、これ以上分解はおすすめしません。
このカメラには基盤が入っていて、この基盤はストロボ発光するための電流を溜め、増幅する「コンデンサ」や「トランジスタ」が入っています。
この基盤に触れてしまうと感電してしまう恐れがありますので、知識がない方は上記のフィルム、電池を取り外す所までにして下さい。
フィルムからベロを取り出して他のフィルムに使えるようにしよう
次は取り出したフィルムを他のカメラに使えるように、巻き取ってしまったベロを取り出していきます。
「フィルムピッカー」と使いサクッと作業。
今回僕は「フィルムピッカー」を使いましたが、以前の記事で「簡単にフィルムのベロを出す方法」を書いていますのでそちらも参考にしてみて下さい。
これで他のカメラに使う事が出来るようになりました。
この取り出したフィルムは、ちょっと前に手に入れたNikon F3で使いました。
現像も終わっているので、1枚だけ作例を。
白が占める割合多いのでカメラの露出計通り撮ったらややアンダー気味でした。
カフェでの1枚。ISO400だと室内でも手持ちでなんとかいけますね。今回のフォクトレンダーウルトロン40mm F2は25cmまで寄れるのでテーブルフォトにもピッタリです。
最後に
「写ルンです」からフィルムを取り出す方法を書いて行きましたが、最初に書いてある通り写ルンですの分解は推奨はしません。
僕の場合はフィルムの消費がかなり多く、たまたま安く写ルンですを安く購入できたということもあり試してみました。
そもそも、僕くらい沢山カメラを持っているとわざわざ写ルンですで撮影する意味も余り無いんですよね(笑)
でも写ルンですはプラレンズを使っていて独特なゴーストが出たりしますし、気軽に使えるので、普通の写真好きの方は、わざわざ分解せず普通に使うのが良いです。
今回は一眼レフで使いましたが、取り出したフィルムは「ハーフカメラ」に詰めて使ってみても良かったかも。
ハーフカメラで使うと27枚撮りで最低54枚撮れますのでいいかもですね。
あと一つ「写ルンです」があるのでそっちはハーフカメラに入れて使おうと思います。
最後まで見て頂きありがとうございました。
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