【2024年版】入手しやすい35mmカラーネガフィルムの種類一覧と値段まとめ 最新改定版!
2024年10月/19日追記、各フィルム価格を新たに調べ、まとめました
※値段は公式通販、大手ネットショップ調べ
こんにちは「kio」です。
定期的に言ってますが、
フィルム高すぎ!手に入らなさ過ぎ!
ですよね、、、、
でも高くなっても、品薄でもなんだか使いたくなる魅力がフィルムにはあると思っています。
今回は記事執筆時点の2024年4月現在の各種カラーネガフィルムの値段やら色々紹介していきます。
是非最後までご覧ください。
初めに注意点
まず最初に
※2024年10月時点での35mmネガカラーフィルムの定価、販売価格をまとめました。
今回調べたものは「カラーネガフィルム」のみ。
さらには余りにも特殊な物は覗き、一般的に購入しやすくメジャーな物ばかり集めてみました。
そして、値段は基本的に「楽天」「Amazon」「公式通販」での値段を掲載しています。
ロモグラフィーとMARIXについては公式HPのリンクと値段を紹介しています。
場合によってはヨドバシ、ビッグカメラ、キタムラさんの方が安い場合もありますので探してみてください。
※タイミングによっては売り切れだったり、執筆時点で品切れとなっているものもありますが、随時入荷はしているようなのでこまめにチェックするのをおすすめします。
更に富士フイルムやコダックのカラーネガは店によってかなり大きく値段が違い、大手ショップより個人店の方が安く出している場合もある。
買えるカラーネガフィルムの種類と値段
下記で紹介する「フィルム名」をクリックすると、当該フィルムの過去記事で作例が見れるようにしました。
「FUJIFILM」
最初は日本が誇るフィルムメーカー富士フイルム。
但し最近はフィルム事業には全く力を入れておらず、どんどん生産終了になっています。
もはや化粧品メーカー等色々言われていますが、やっぱり富士フィルムならではの色が好きという方も多いはず。
写ルンですは結構売れているみたいなので今後にちょっとだけ期待。
「FUJICOLOR 100」36枚撮り1本1,540円(税込) ~
フィルムと言えばこれ!くらい見慣れた写りの「ド定番フィルム」
このフィルムの緑が特にこってりで好き。
最近また供給不足なのかネットでは値段が安定しない、、、、
「FUJIFILM SUPERIA X-TRA 400」36枚撮り1本1,980円(税込)~
最近海外品を日本向けに再販売しているフィルム
このX-TRA 400は割と定期的に入荷があるようで、買える確率が高いです。
割とはっきりくっきり写るタイプのフィルム。
残念ながらX-TRA 400は現在販売している分で終了し、海外版「FUJIFILM 400」という海外版に切り替わって行くとの事、、、
この「FUJIFILM 400」はKodakのOEMらしい、、値段はX-TRA 400と同じ1,980円。
このFUJIFILM 400はコダックウルトラマックス400と同じなのではないかと噂があったが、結論から言うと中身は「ウルトラマックス」とは別物で富士オリジナルのフィルムだと思う。
製造は「アメリカ製」でコダックのOEMと思われる。
使った感想としては富士の色は出るんだけど、コダック風味もやや残っている色味だと感じた。
詳細は別記事書いているのでそちらを参考にして欲しい。↓
「SUPERIA PREMIUM 400」36枚撮り1本約1,980円(税込み)
肌の色が滑らかでキレイに出るちょい高級フィルム。
全体的に滑らかで落ち着いた美しい発色。
※27枚撮りは既に販売終了ですが、小さい店舗等には期限内の在庫流通品がまだ残っている可能性あり。2024年4月時点では流通在庫も無くなって来た。
「Kodak」
こちらも言わずと知れたメジャーなフィルムメーカー。
一時期は倒産したりしましたが、去年フィルムハーフカメラのEKTAR H35を発売したりと最近また頑張っているみたい。
しかし、近年の円安の影響か、値段も供給も安定していない印象がある。
コダックフィルムの値段は店や、時期によって大きく変わっているのでその都度安い店を探すのが良さそう。
「Kodak GOLD 200」36枚撮り1本約1,850円(税込)~
コダックゴールドは一時期より入手がしずらくなった印象。
暖色寄りで大きなクセもなくまぁ、普通のフィルム。
「Kodak ColorPlus 200」36枚撮り1本約1,780円(税込)~
元々アジア向けに流通していたフィルムだとか、写りは暖色寄りのコダックらしい感じ。
コダックゴールドと余り違いがわからない、、、
「ProImage 100」基本5本セットだが店によってはばら売りアリ。36枚撮り5本パックで約7,980円~
コダックプロフェッショナル用フィルム流石ISO100で粒状性も良い。
やはり暖色よりの色味で、余り派手な発色では無いがコントラストは良い。
少し安くなってきている気がする!!!
「ULTRAMAX 400」36枚撮り1本2,100円(税込)~
かなり特徴的な「青」が出るフィルム。場面によっては真っ青になったりもします(笑)
とにかく「青空」なんかを撮ったら気持ちの良い位の綺麗な青が出ます。
24枚撮り1本1,690円(税込)~
「PORTRA 160」36枚撮り5本セットのみ約17,000円(税込)
コダックが誇る「プロフェッショナル用」ネガフィルム。メリハリがあり肌色も綺麗に出て、ストロボ撮影でも破綻無く美しい色味が出ます。
個人的には柔らかい太陽光の下での写りが一番好き。
※値段の幅がかなりあるので購入の際は注意。
「Kodak PORTRA 400」36枚撮り5本セットのみ アマゾンでたまに物凄く安く売っている場合があるが大体5本16,000円~20,000円程。
こちらも定番のプロフェッショナル用ネガフィルム。
とても高価だが、流石の写り。
ISO400なので室内から野外迄幅広いシーンで使えるフィルム。
名前の通りポートレートではとても柔らかく美しい写りを見せてくれる。
「Kodak PORTRA 800」36枚撮り1本約4,400円(税込)
このポートラ800は元々高かったので、余り値上げした感じがしないが、、
ISO800のスチール用カラーネガフィルムの選択はこのポートラ800か後述するロモCN800位しか無いが(今はシネマ用フィルムをC-41現像出来るフィルムではISO800の物もある)、いかんせん値段が上がり過ぎて手を出しづらい、、、描写は、、、長い間使って無いので何とも言えないが多分良かった(笑)
「Ektar 100」36枚撮り1本約3,960円(税込)店によってやたら安い場合アリ。
コダックらしい暖色よりの色味で、発色が良く、コントラストも高く粒状感も滑らか。値段高めのフィルムではあるが一度は使って欲しいフィルム。
ラチチュードは狭めで露出には少し気を使う。
通常の街ラボでは店内現像は受けて貰えず、コダック指定現像所送りになると思う。
2024年現在コダックエクター仕上げはサービスを終了していて通常のコダックと同じ現像になる。
少なくともうちの近くのキタムラでは「エクター」「ポートラ」は外注扱い。
「LOMOGRAPHY」
ここから紹介するフィルムはフィルム名に公式ストアのリンクが貼ってあります。
ロモグラフィーは会員登録はしなければいけませんが比較的安定して購入出来るみたいです。
「lomograohy COLOR NEGATIVE 100」36枚撮り3本パック5,980円
ちょっと古臭い街並みなんかが妙に似合う独特の発色。
コントラストは高めで特に赤が特徴的な写りになる。
「lomograohy COLOR NEGATIVE 400」36枚撮り3本パック6,280円
日陰などでは青く色カブリしやすいが、夜の街の光なんかは撮っても近未来的な雰囲気がある写りになる。
「lomography COLOR NEGATIVE 800」36枚撮り3本パック8,480円
今現在一般的に流通しているISO800のカラーネガフィルムはこれとコダックのポートラ800だけ。
日陰などの色カブリがちょっと目立ちシャッタースピードが高い機種ではないと日中使い辛い。
ISO800は室内や夜の街スナップ等で威力を発揮する。
ロモグラフィーより2023年7/5日に発売された完全新規フィルム
「Lomo Chrome Color’92」 36枚撮り1本 1,680円
特徴的な写りのロモクロームシリーズの末弟。
ISOは400
ロモクロームシリーズらしく、独特のカラーシフトが楽しめる。
退色したような、淡い色味だが、コントラストは高め。
特に青と多めの粒状感が特徴。
↓購入リンクや、作例も沢山載せたので是非見て欲しい↓
LomoChrome Color ’92 Sun-kissed ISO 400 36枚撮り1本1,980円
ロモクロームカラー´92の兄弟分。
彩度は高くないが、コッテリ色が出てコントラストも高く、粒状感が多い。
こちらも独特のカラーシフトが楽しめる。
「MARIX FILM」
近年新たに日本国内の会社がリリースしたカラーネガフィルム。
MARIXの公式HPかメルカリ、Yahoo!ショッピング、Amazon等で買える。
マリックスフィルムも大分認知され、大体の所では現像可能になってきた。
※全国のカメラのキタムラでは公式にマリックスフィルムの店内現像が可能になっている。
マリックスではキタムラにサンプルフィルムを提出して、品質チェックをして貰った上でOKが出ているが、たまに店員さんが知らない時もあるので、その時はちゃんと調べて貰おう!
そしてマリックスフィルムは下記に紹介する1本づつとは別に複数セット、箱を省略したエコパックの展開もあり、少し安く購入できるので沢山使う方には嬉しい。
「MARIX 100D」36枚撮り1本2,250円 24枚撮り1本1,750円
エコパック36枚撮り1本 1,850円 エコパック24枚撮り1本 1,400円
コダックの映画用フィルムのカーボン層を除去して一般的なカラーネガ現像C-41を可能にしてあるフィルム。
映画用らしくちょっと独特な雰囲気で、強い光の周辺は赤っぽく滲む。
色はこってり目だけど割と落ち着いた感じに出て、赤が強めに出る。
「MARIX 400D」36枚撮り1本 2,250円 24枚撮り1本 1,750円
エコパックは36枚撮り1本 1,850円 エコパック24枚撮り1本 1,400円
こちらもコダック映画用フィルムを加工してC-41現像可能にしてあるフィルム。
100Dと特性は似ているが、400Dの方が赤が強めに出て色もよりこってりな印象。
「MARIX800T」箱入り36枚撮り1本 2,250円、エコパック36枚撮り1本 1,850円
シ〇スティルの800Tと同等と思われる。
コダックシネマ用フィルムを一般的なC-41現像出来るように加工してある高感度タングステンフィルム。
現在ISO800のフィルムとしては最安ではないだろうか?
タングステンフィルムらしく青味が掛かった色味と光源の滲みが特徴。
シネマ用フィルム加工ではなく、コダック航空機用のカラーネガフィルムを使ったフィルム。
中身は同じくマリックスさんから発売されているサンタカラー100と同等の航空機用カラーネガフィルム「コダックエアロカラー」
これも問題無く現像は受け付けてくれる。
「MARIX 320T」36枚撮り1本2,250円、エコパックは36枚撮り1本1,850円
コダックシネマ用フィルムのカーボン層を除去して、一般的なカラーネガ現像を可能にしたフィルム。
こちらもタングステンフィルム。
※2024年4月現在、サンタカラーは売り切れ。マリックスエアカラー100と中身は一緒。
MARIX SILTA 400D 36枚撮りエコパック=1,850円、箱入り=2,250円
2024年10月に発売されたばかりのカラーネガフィルム。
中身はORWO NC500で、かつてあったアグファの映画用フィルムの乳剤を元に開発されたフィルム。
【映画用】とあるが、レムジェット層は元々ついていないスチル写真用のC-41現像可能なカラーネガフィルム。
淡く、コントラストが高めで、粒状感が多い写りが特徴。
まとめ
と、取り合えずこのあたりが一般的に流通が多く、入手性も良く、値段もまぁ、、何とかといったあたり。
その他、ロモグラフィーの「メトロポリス」「レッドスケール」「ターコイズ」「パープル」なんかもあります。このあたりはイメージからか店内現像たまに断られますので注意。
でもロモグラフィーのフィルムもちゃんとC-41現像可能なフィルムで、エフェクトフィルムでは無く、一般的なネガカラーフィルムと伝えれば大体大丈夫。
それぞれリンク貼っておきますので気になる方はチェックしてみてください。
更に「Cinestill」というメーカーがマリックスの様に映画用フィルムを加工してC-41現像出来るフィルムを各種販売していますが、1本4,000円位するので同じ映画用フィルムであるマリックスを紹介しています。
同等品なので安いマリックスがおすすめ。
取り合えず入手しやすい物で今現在継続販売しているメジャーなメーカーのフィルムをまとめてみました。
2024年10月現在の35mmネガカラーフィルムについて調べてまとめてみました。
まだまだ品薄ではありますが、しっかり探すと普通に売っていたりするので細かくチェックするのをおすすめします。
それとこのサイトでも度々紹介している「MARIXフィルム」ですが、中々好調の様で今のところ安定して安価に購入出来ます。
更にマリックスさんでは、「カラーリバーサルフィルム」も販売を開始しています。
作例等も沢山載せましたので宜しければ見て下さいね。
くれぐれも転売ヤーから超高値でフィルムを買わない様に気を付けて下さいね。
最後まで見て頂きありがとうございました。
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