分解調整したCanon A-1で試写して来た。モノクロMARIX100×MARIX MX-P3 stock
こんにちは「kio」です。
前回の記事から続けてMARIX MX-P3での現像。
今回はMARIX 100を使ってみた。
7月は「暫く使っていないカメラを動かす月間」と、勝手に決めているので、久々のカメラ達を多めに使って色々写真を撮って行こうかと思っている。
是非最後までご覧ください。
あっ、それとしれっとこのサイトのデザインなんかも大きく変えてみたりしたよ(ΦωΦ)
今回使ったカメラは?
久々に登場するカメラはこちら
AE-1から始まるキヤノンの大ヒットシリーズである「Aシリーズ」の最上級機種である
「Canon A-1」
う~ん、、、、いつ見てもカッコイイ!!!!
当時このカメラのキャッチフレーズは
- スーパーシューター
- カメラロボット
なんて呼ばれていたようだ。
このカメラに付いては近々ちゃんとしたレビュー記事を書きたくて久々に引っ張り出して来て、久々に電池を入れシャッターを切ったら
「キュンっ!!!!」
断っておくけど、何かにときめいた訳じゃない
CanonAシリーズ特有の持病であるシャッター鳴きが出ていた。
シャッター鳴きとは簡単に説明するとシャッターを切った時に絞りを連動させる内部ギアの油切れが主な原因で油が切れたギア同士が擦れて音が出る症状。
このシャッター鳴きが出ているとシャッターの巻き上げの時の音や感触が、「ジャリッ」とした感じになり、シャッターを切った時に「キュンっ」(僕にはそう聞こえるが人によってはネズミの鳴き声みたいとも言われている)とシャッターが鳴いている様な音が聞こえる。
このシャッター鳴きは、ほぼ全てのAシリーズで起こり、酷くなるとシャッター速度にも影響が出る厄介な現象だ。
前に使った時から露出計の感度はズレていたんだけど、シャッター鳴きは無かったはず、、、、
久々に動かすので出来ればちゃんと使ってあげたい、、、、と思い。
久々にA-1の分解、調整を行う事に。
前々から気になっていたファインダーの汚れもついでに綺麗にし、露出計の調整、シャッター鳴きの簡易修理を行ってみた。
※分解方法、シャッター鳴き、露出計の調整方法は他のサイトでもさんざん紹介されているのでここでは割愛。
※分解は完全に自己責任で、自分で分解して素人修理したカメラをオークション等には流さない様に!!
そんなこんなでとりあえず調子が良くなったA-1をにフィルムを詰めて試写する事に。
現像データ
使用フィルム:モノクロMARIX 100
使用カメラ:Canon A-1
使用レンズ:Canon New FD 50mm F1.8
使用現像液:MARIX MX-P3
現像処理:MX-P3 stock 22℃ 4´00(30/60/3)
スキャン/データ化:VALOI easy35/ライトルームモバイル反転現像
Canon A-1露出計調整後の撮影結果は?
露出計の精度確認の為に全て各AEを使用しての撮影。
愛機と共に
湿気が多くモヤっとしてる(;’∀’)
全国の陶器市なるものが開催されていた
お昼はラーメン
塩チャーシューメン味玉、ネギトッピング
補正でマイナスに振ってある
空が多くを占めていたのでプラスに補正
神社の花手水。カラーが良かった(;^ω^)
アジサイも完全に終わりそう
カメラの精度は?写真の感想。
出来上がったネガを見る限り、しっかり感度も出ていて、調整したA-1も各AEでの撮影で概ね精度も出ているようだ。
この時代の露出計、AEなのでやや明るい所に引っ張られる所はあるが、これは使って行ってそのカメラ毎の露出のクセを掴んでその都度補正すれば快適に使えると思う。
現像はMX-P3の原液での処理。
本来なら20℃5´00なんだけど、22℃だったので1分程時間で調整したが、結果、少し過現像気味な感じだったし、4´00と短い時間の処理だと、数秒で結果が変わってくるので安定性、再現性は少し低くなるので、なるべく最低5´00~6´00の現像時間は確保した方が良いと思う。
まぁ、個人的にコントラスト高めが好きなので良い感じのコントラストは付いてくれた。
あと感じたのは、1:1の希釈での処理より粒状感はやや少ない感じ。
以前のMARIX100とMX-P3 1:1の時に感じた「古臭い」感じは薄れている気もする。
最後に
久々に使ったCanon A-1を整備して写真を撮って来た。
このA-1実はうちの嫁Kiioが大のお気に入りで、以前使っていた個体は勝手に持ち出して使ってたんだけど、今回も整備して使ったら目ざとく見つけてきて我が物顔で使ってたw
A-1って年代的にギリギリクラシカル、レトロ感も残しつつプログラムオートも使えるので嫁Kiioにとって使いやすくて気に入っているらしい。
さぁ、、、次はこのカメラの話でもしていこうかな。
最後まで見て頂きありがとうございました。
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