1990年代~の「AF電子カメラ」のススメ おすすめ機種も紹介。その1
こんにちは「kio」です。
突然ですが、皆さん
フィルムカメラで写真撮っていますか???
うちは夫婦でフィルムカメラ撮影をエンジョイしてます!
最近このブログ記事でも多く「AF電子カメラ」が出てきていると思います。
今回は「AF電子カメラのススメ」という事でおすすめの理由など書いて行きたいと思います。
何故1990年~のAF電子カメラをおすすめするのか、おすすめの機種等も紹介していきます。
今回は取り敢えず予算はボディーで完動品「10,000円以内」で購入出来る物を紹介していきます。
実際は1,000円位から買えちゃいます。
かなりおすすめが多くてかなりのボリュームになってしまいそうなのでまずは「その1」としてキヤノン、ニコンから2機種づつ、4機種の紹介です。
併せて最初の一本におすすめのレンズも軽く紹介していきます。
是非最後までお付き合い下さい。
AF電子カメラを使う理由
最近Nikon F90Xを購入して、1990年代~のAFカメラの便利さ素晴らしさに目覚めてしまいました。
この時代のカメラですが、特に1990年中頃からのカメラは結構各社AF性能も円熟してきて、内蔵露出計の精度も高くなり、機能的にも現代のデジタル一眼レフと遜色ない完成度になってきていますが、外装がプラだったり、壊れると修理不能になってきたりして案外機能の割りに格安で転がっているんです。
リサイクルショップ等では特にCANONのEOSシリーズなんか青箱にゴロゴロ数百円で転がっているのを見たことがあるの方も多いはずです。
確かに外装はプラスチックでしょぼいし(ものによっては金属外装のものもあります)、壊れると修理は出来ないし、
これだけ聞くと
「なんで使うの??」
という声が聞こえてきそうではありますが、最近ちょっと思う所が合ってこの時代のAF電子カメラを購入しています。
理由ですが簡単です。
AF電子カメラ=壊れたら修理不能
今後壊れている個体も増えてくる→今のうちに使わないと今後使えなくなる
こんな感じの思考です。
僕は古いフルマニュアルの機械式カメラも沢山所有していますが、これらの機械式カメラって極端に言えば技術者がいなくならない限り、オーバーホール、メンテナンスをしていけば今後何十年も使えると思うんです。
でも電子制御の所謂、「電子カメラ」と呼ばれるものはオーバーホールしても内部の電子パーツが無いので「壊れたら終わり」なんですよね。
そして何より「爆安」で購入できるんです!
次は同じ電子カメラでも何故1990年中頃~のカメラをすすめるのか書いて行きます。
何故1990年中頃以降のカメラなのか
カメラの電子化が進んだのはおおよそ1970年代~、このころの代表機種だとNikonなら「ニコマートEL」や「Nikon FE」等が1970年代、Canon なら「AE-1をはじめとしたAシリーズ」辺りが有名ですし、実際僕もこのあたりは今まで使ってきました。
このあたりの時代のカメラは電子カメラではありますが、まだまだMFで、外装も金属。
カメラに詳しくない人に「レトロなカメラを思い浮かべて?」というと結構この時代の一眼レフに近い物を思い浮かべる人も多いと思います。
じゃあ壊れたら終わりの電子カメラならこの時代のカメラで良いのでは??
という声も聞こえてきそうなんですが、これにも僕なりの理由があります。
- いままで1970~1980年代のカメラ達はさんざん使ってきた
- MFのカメラを使うなら完全機械式の方が今後も含め良いと思い始めてきた
- 状態の割りに高い物が多い
- 初心者だと結構使いづらい
これらの理由でこの時代のカメラは余りおすすめしないです。
そして、一番の理由がこのサイトを立ち上げた理由の一つ
「多くの人にフィルムカメラの良さを分かって貰う」
にあたって、ちゃんとメンテナンスもされていない1970年代のカメラに数万円払って購入したのに、すぐ壊れたら、せっかくフィルムカメラを手にして貰っても次購入しようという気にならないですし、この時代のカメラは結構露出の精度もまだまだですし、初心者が完全にカメラ任せでとった時にちゃんと写真が撮れない可能性もあります。
確かに見た目はレトロで、いかにもカメラ然としているのでカッコいいし、カワイイんですが、やはり僕としては初めてフィルムカメラを使ってみたいという人におすすめを聞かれて中々この時代のカメラをおすすめは出来ないです。
なので、僕としては「値段も安く」「ある程度カメラ任せでとっても失敗が少ない」AF化された、その中でも機能的に不足も無い1990年中頃~の電子カメラを是非押したいんですよね。
そして、1980年代後半~1990年代前半の初期のAF電子カメラは各社実験的すぎるのも多くAFもまだまだ遅く、ちょっと使いづらい物も多いでので、1990年中頃~のAF電子カメラであれば本当に簡単に誰でもフィルム写真を楽しめるので是非おすすめしたいです。
1990年代中頃~のAF電子カメラのおすすめ機種
ここでは実際に僕が使って安くて良いと思った1990年代中頃~のおすすめカメラを紹介していきたいと思います。
※完全に個人の好みが反映されたおすすめですので参考程度に(笑)
中古相場についてはAmazon、ヤフオク、楽天市場等を参考にしていますが日々変動しております。
Canon
まずは僕がフィルムカメラをはじめたころメインでつかってきたCanon機から。
コンパクトな2機種を紹介。
1.EOS 7 発売年2000年 中古相場(ボディー) 動作品5,000円~15,000円 Canon EFマウント
特徴
- 最速SS1/4000
- ボディーのみで580gと軽量
- アルミ外装でちょっと高級感がある
- 視線入力が使える
- 電池はCR123A
- 静かなシャッター音
- 内蔵ストロボあり
2.EOS 55 発売年1995年 中古相場(ボディー) 動作品1,000円~8,000円 Canon EFマウント
特徴
- 最速SS1/4000
- 軽量ボディー595g
- 視線入力が使える
- 電池は2CR5
- アルミ外装
- ボディーがシルバーとブラックの2種類ある
- 内蔵ストロボあり
EFマウントおすすめレンズ
・EF 50mm F1.8
とにかく安くて良く写る定番の「撒き餌レンズ」の代表格
最初の1本はこれがおすすめ。探せば結構安い物もかなり出まわっています。
・EF 24-85mm 3.5-4.5USM
広角から中望遠域をカバーしている1本
値段も安く、散歩や旅行にもおすすめ
Nikon
最近ニコンの電子AFカメラを使っていますが安くておすすめ。
機能も見た目もそっくりで、両方プラ外装だけど、中身はぎっしり少し大きくて重めですが、高性能の2機種。
1.F-801s発売年1991年 中古相場(ボディー) 動作品1,000円~8,000円 Nikon Fマウント(対応レンズは要確認)
取り扱い説明書PDF→http://itoda.server-shared.com/F801sma.pdf
特徴
- 最速SS1/8000で昼間でも開放付近で写真が撮れる
- プラ外装だが直線的な無骨なデザイン
- ペンタ部の採光窓がカッコいい
- 単三電池4本で動く
- 重量は695gボディーのみ
- ファインダーが明るくMFもしやすい
- AiレンズであればMFレンズも露出計が連動して使える
2.F90X 発売年1994年 中古相場(ボディー) 動作品1,000円~5,000円 Nikon Fマウント(対応レンズは要確認)
特徴
- F-801Sの後継機種
- 最速SS 1/8000
- 単三電池4本で動く
- プラ外装で厚みがありぼてっとしている
- ペンタ部分の採光窓がカッコいい
- ボディーのみ755g
- 上記のF-801sよりファインダーがやや明るい(F-801sにF90のスクリーンを入れるのもおすすめ)
- MFのAi~AF-Sレンズまで使用可能(但しGレンズはPとAのみ使用可能、その他対応レンズは要確認)
Fマウントおすすめレンズ(AF限定)
・Ai AF Nikkor 50mm F1.4D
「D無し」のタイプの物でも普通に使えますが、F90Xでは「3Dマルチパターン測光」が使えます。
因みに「D無し」のAF50mm F1.4は日本製。
D付きは初期が日本製でその後は中国製。
・Ai AF Zoom Nikkor 35-70 F3.5-4.5
コンパクトで激安のAFレンズ。
写りもF値が少し暗いけど散歩スナップには最適。
ヤフオク等ではかなり安く転がっています。
まとめ
その他にもCanon、Nikon 、MINOLTA等でまだまだ僕が使ってきてオススメの機種はたくさんありますが今回はCanonとNikon から2機種づつ紹介してみました。
特にCanonの2機種は当時の「中級機」で「視線入力」という、ファインダー内のフォーカスポイントを見るとピントが合う機能で結構面白い機能ですし、金属外装使用でコンパクトで女性にもオススメ。
Nikon機は「ハイアマチュア機」と呼ばれていて、フラッグシップのF4やF5時代のサブ機としてプロも使っていたたようです。機能的には真新しい物は無いですが、シンプルでとても使いやすいカメラです。
注意としてはこれらの機種に使えるレンズの種類は予めしっかり調べてから購入してくださいね。
それとショップで買うのが1番ですが、リサイクルショップ等でジャンクを買うときは動作確認してから購入しましょう。
ジャンクカメラ漁りも楽しいですよ!
はじめにも書いたように壊れたら終わりというデメリットはありますが、今ならまだまだ使える物が沢山ありますので、今のうちに使ってみてはいかがでしょうか?
最後まで見て頂きありがとうございました。