2倍撮れる「魅惑のハーフカメラ」 その4「Olympus PEN D」
こんにちは「kio」です。
「魅惑のハーフカメラ」第四弾として「Olympus PEN D」の紹介、レビューをしていきたいと思っております。
「魅惑のハーフカメラ」と題して記事を書いてありますのでそちらも是非併せてご覧下さい。
「PEN D」の貼り革交換をした記事もありますのでご一緒に見て頂けると嬉しいです。
最後までお付き合いください。
「Olympus PEN D」はこんな人におすすめ!
- とにかく沢山写真が撮りたい
- 少しでもフィルム代を節約したい
- 重いカメラはちょっと、、、
- カワイイカメラが欲しい
- 写りもそれなりじゃないと、、、
こんな人に特におすすめです!
次は「PEN D」の特徴やスペック、注意点を書いていきます。
Olympus PEN Dの特徴、スペック
特徴1「ハーフカメラ」
まず、このカメラの一番の特徴は「ハーフカメラ」ということです。
ハーフカメラということで24枚撮りなら48枚、36枚撮りなら72枚も撮れてしまいます。
因みに一応72枚撮れると書いてありますが、経験上80枚くらい撮れる時もあります!
上の写真のような「組写真」が撮れるのもハーフカメラならではの特徴です。
組写真は、写真にストーリー性を持たせられるので使い方によっては面白いと思います。
今現在フィルムはとても値段が高くなっているので、2倍撮影できるのは大きなメリットですし、実際ハーフカメラを沢山使ってきましたが36枚撮りフィルムを詰めると72枚。
この72枚というのは「フィルムカメラ」では、撮り切るのに時間がかかります。
特徴2「明るいレンズ」
PENシリーズには色々ありますが、中でもこのPEN Dに搭載されているレンズは32mm F1.9と、とても明るいレンズが搭載されています。
明るいレンズの、「ちょっと暗い場所でも写真が撮れます」
暗い場所で写真が撮れる理由は、F値が低い方とシャッタースピードを稼げるのでぶれずに写真が撮りやすくなります。
その分F値が低いと合うピントの幅も薄くなり難しいのですが、とりあえず写ってればいい時などはF値が小さい明るいレンズは有効です。
逆にF8以上に距離を3mに設定しておけば1.5m付近から遠景迄ピントが合ったような写真を撮ることが出来ます。
そして何よりF値が低いということはカメラ正面から見たときのレンズ前玉が大きくカッコいいんです!!
勿論日中でもでも良い写りですよ。
特徴3「コンパクトでカワイイ」
これについてはオリンパスのPENシリーズに関わらす各社「ハーフカメラ」は大体コンパクトです。
但し、「金属の塊感」があって、見た目よりはずっしりと重みを感じます。
でも、重いと言ってもそこまで重くないので安心して下さいね!
特徴4「電池不要」
この「PEN D」はフルマニュアル機械式カメラとなっていて、露出計も読み取り式のセレン光電池で電池が無くても写真が撮れます。
ここまで特徴を書いていきましたが、まだまだ書きたいことはありますが、とりあえずこれくらいにしておきます(笑)
次は「PEN D」のスペックです。
スペック
- 形式 ハーフカメラ
- ファインダー ブライトフレーム付きビューファインダー
- シャッタースピード B,1/8〜1/500
- レンズ F Zuiko 35mm F1.9 (4群6枚)
- フォーカス 目測式 距離選択によるゾーンフォーカス
- 露出計 セレン受光素子
- 露出 LV方式及びマニュアル
- 電池 不要
- 裏蓋 取り外し式
- 発売年 1962年
Olympus PEN Dの注意点
ここではこのカメラの注意点等を書いていきます。
1.フルマニュアルなので操作に慣れが必要。
2.現像時に「ハーフカメラ」である旨を伝え、データ化の際組写真のままかバラバラにするか店員さんに伝えないと自分が思っていた仕上がりにならない。
3.固定焦点パンフォーカスでは無く、距離選択式ゾーンフォーカス、ピなのでント合わせがシビアな場合がある。
4.古いので露出計の値が信用できない、そもそも露出計が動かない個体が増えている。
5.ハーフカメラなので一枚一枚が小さいのでISO400以上のフィルムだと粒状感が目立ってしまう。
等があげられますので注意してください。
作成
写真をクリックすると拡大します。
まとめ
以上「Olympus PEN D」について色々書いていきました。
古いマニュアルカメラなので使いにくい点も多々ありますが、通常の2倍撮影出来て、コンパクトなこのカメラはポケットや、バッグにポンと入れておいてガンガン写真を撮るのにおすすめです。
このカメラを使いこなせれば写真の基本が身につきますので、最初は失敗するかもしれませんがガンガン写真を撮って楽しんでくださいね!!
長文見て頂いてありがとうございました。