FOMAPAN200/ARISTA EDU 200/モノクロMARIX 200,  フィルムカメラ,  モノクロ自家現像データ,  レビュー

モノクロMARIX200を新現像液MX-19で現像してみた。

こんにちは「Kio」です。

先日アップした記事

この中の一つ「MX-19(Kodak D-19ベース)」の現像液を使いスナップして来たので現像データや作例、使ってみての感想等を書いて行こうと思う。

是非最後までご覧ください。

使った現像液について

今回MARIXから「6種類」の白黒現像液が発表された(る)訳なんだけど、その中でも僕が気になっていたうちの一つ

MX-19 (Kodak D-19ベース)の現像液を使って来たのでそちらについて。

特徴:硬調(特にハイライト部分が伸びる)

値段:1ℓ用1袋¥880・3袋セット¥2,310・6袋セット¥3,960

で購入はMARIX公式HPオンラインショップやメルカリで購入できる。

このベースとなったKodak D-19は、以前友人が自家調合した物を頂いて使った事があり、その時に硬調な感じがとても気に入った現像液。

更にこのMARIXの6種類の現像液を開発、テスト撮影しているカメラマンの「とまるおさむ」さんのYouTubeでの動画を見て、好みだったので一番最初に使いたいと思っていた現像液。

当時の僕がKodak D-19に持っていた印象は

  • コントラストが高く硬調
  • ハイライトが伸びる

という事。

基本的に僕は「硬調」で「ハイコントラスト」な仕上がりが好き。

MARIXから販売されたKodak D-19ベースのMX-19は、僕が当時Kodak D-19を使って感じた仕上がりのままなのか実際に現像してみたので作例を紹介していく。

現像データ

使用カメラ:OLYMPUS OM-2N

使用レンズ:ZUIKO AUTO-W 35mm F2

使用フィルム:モノクロMARIX 200

使用現像液:MARUX MX-19

処理データ:1+3 20℃ 7´30(30/60/3)

スキャン/データ化:VALOI easy35スキャン、ライトルームモバイル反転現像データ化

※反転現像時には現像液の特長を見たかったのでRAWデータを反転とカラーバランスを白黒に設定しただけの無補正の物と、コントラスト等をより好みに調整した物を用意した。

※MX-19のMARIX200の指定現像時間は1+3 20℃ 8’00だが30秒少ない時間での処理としている。

作例

作例はスキャンしただけの「素」の写真と、僕の好みに「調整後」の写真を見れるようにしている

晴れていたんだけど、海に来たら物凄い霧が発生(;・∀・)

漁船を真正面から

霧が凄い

ここまで濃霧の漁港

古いタイプの小さめのポスト

錆、木目も良い雰囲気

別漁港へ移動。ここでは霧は晴れていた

漁港の市場

市場の中。開放F2で撮影

シャドーもギリギリ潰れてない

「おくりものにたばこ」とか今では考えられない言葉

MX-19とモノクロMARIX200の感想。

作例沢山載せたけど、まず言えるのは。

「ハイライトが伸びる」

という事。

これは「とまるおさむ」さんの動画でも触れられていた。

反転現像時にネガポジ反転のみの無補正と、調整後の作例を載せたが、無補正で「素」の状態のネガでもそれなりにメリハリがある写りという事がわかるし、少し弄るだけでかなり硬調な描写となる。

ただ、素の写真では、シャドー部分はそこまで真っ黒になることも無く、ハイライトの出方に比べ黒の締りは程々なので、調整後の写真は更にハイライトを上げて、シャドーを上げ黒の締まりを良くしてある。

下の写真は実際のネガ。

MX-19で現像したモノクロMARIX200のネガ

ネガを見る限りちゃんと200の感度は出てくれているみたいだ。

モノクロMARIX200自体高コントラストのフィルムでは無いが、MX-19で現像することで、ハイライトが伸び、シャドーはそこそこだがハイライトとの輝度差のおかげで無補正でも良い感じのコントラストが乗っている様に見える仕上がりとなった。

粒状感は結構多めに見えるが、僕は余り気にならない。

シャープネスも使ったレンズにもよると思うけど、カリカリな感じにはなっていないが十分なシャープさは感じる事が出来るレベル。

作例最初の濃霧の漁港はとても良い雰囲気になってくれたが、輝度差が大きい条件ではハイライト、シャドーどちらに露出を合わせるかでかなり表現が変わってきそう。

そして、今回使ったレンズ

「ZUIKO AUTO-W 35mm F2」

ちょっと前書いた記事でも触れているが、やはり階調を美しく出てくれるレンズだと感じた。

バッチリハマった時のトーンの描写はとても良い写りになっていると思う。

最後に

MARIXから発売された(る)6種白黒現像液

「MX-19(Kodak D-19ベース)現像液」を使ってモノクロMARIX 200の処理をしてみた訳なんだけど、個人的には、初回にしては良い結果となった。

次はこのMX-19の1+1でモノクロMARIX 400や、ほかのフィルムがどんな感じになるのか試してみたい。

差し当ってPETRI COLOR35でオリエンタルニューシーガル100(ケントメア100)を撮り終わっているのでそれを現像してみようかな??

最後まで見て頂きありがとうございました。

始めまして写真好きの「kio」と嫁の「kiio」です。 夫婦二人でフィルムカメラ、ストリートスナップ撮っています。 日課はジャンクカメラ収集。 今はほぼフィルムカメラネタ中心。 モノクロ、カラー自家現像やってます。 このブログでは夫婦二人で撮った写真を中心に写真、カメラの話や、モノクロ、カラー自家現像のデータや解説、フィルム、カメラ、レンズ、カメラ関連のガジェットのレビュー等、カメラ好きの皆さんが楽しめる内容を更新していく予定です。 記事が見辛かったり、間違っていた場合は「お問い合わせフォーム」からご指摘頂けると助かります。

One Comment

Leave a Reply

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です