フィルムカメラでもマウントアダプター遊びがしたい!!Canon FD機×Nikon Fマウントで夜スナップ
こんにちは「Kio」です。
ホントしつこいけど、、、、暑くない???
めっちゃ暑い、、、、、、、
日中なんか平気で35℃超えて来るし、うかうかブラックペイントの金属カメラ持ってたら目玉焼き焼けそうな位ジリジリ熱くなってくる。
愚痴はそこそこに、、、、、、今回は「フィルムカメラでマウントアダプター」を使って遊んでみようっていう話。
是非最後までご覧ください。
マウントアダプターって???
最初に「マウントアダプター」について少し話しておこう。
マウントアダプターについて話す前にまずは「マウント」とは何かを説明。
- マウントとは・・・カメラボディーにレンズを取り付ける部位の名称で、各社独自規格。
例えば国産のメーカーのフィルム時代のマウントだけでも一例を挙げると
- Nikon=Fマウント
- Canon=FDマウント、EFマウント
- PENTAX=M2マウント、Kマウント
- OLYMPUS=OMマウント、PEN-Fマウント
- etc.
等、レンズ交換式のカメラは各社独自のマウントがあり、この規格が違うマウントの物は取り付ける事が出来ない。
そこで登場するのが「マウントアダプター」
このマウントアダプターを付けると例えばFDマウントからFマウントや、OMマウントからFマウント等、、、、色々なカメラに使える様マウントにアダプターをかませて使う。
OLYMPUS PEN-FにOLYMPUS OM用のレンズを付ける純正のマウントアダプター等もある。
以前紹介した「TAMRON 90mm F2.5×Nikon F2」なんかも所謂マウントアダプターの一種だね。
ミラーレスカメラで古いフィルム時代のレンズを使って撮影する
「オールドレンズブーム」
も、マウントアダプターを使っての事だ。
ミラーレスカメラは「フランジバック」が短く設定されていて、マウントアダプター分の厚みを足しても問題無く他メーカーのレンズの性能そのままに使う事が出来る。
ただ、フィルムカメラ(主に一眼レフ)の場合このフランジバックが長く、アダプター分の厚み分を足せなかったり、取り付けは出来るが間に補正レンズ等を追加して(この場合画質は劣化し、焦点距離も変わる)ので、ミラーレスほどの自由度は無い。
※フランジバックについて詳しく書いちゃうとものすごく長くなるので、メーカーが違うボディーとレンズを使うのにはマウントアダプターが必要だが、全てのマウント、レンズの組み合わせが使える訳では無いという事は覚えておこう。
しかし、フィルムカメラでも制限が無く使える組み合わせもあるので今回はそちらのマウントアダプターを使って写真を撮ってみた。
使ったマウントアダプターは、、、
今回使ったのはCanon FDマウント機でNikon Fマウントを使えるようにするアダプター。
Pixco(ハシュポ) Nikon F-Canon FD アダプター。
https://amzn.to/3WLv9edこの記事を執筆時2024年8月2日現在Amazonで送料込み¥2,237円で販売されている。
これを使ってCanon F-1NにニコンFマウントのNOKTON 58mm F1.4を使って来た。
取り付けや、無限遠が出るか心配ではあったがこの個体は取り付けも無限遠もちゃんと出て一安心。
極まれに精度や、個体差でダメな時もあるので取り付けは自己責任で。
※こちらのアダプターでは自動絞りは使用出来ないので、実絞り(絞り込み)での使用となる点は注意。
露出計は絞り込み測光が使用出来る。
現像データ
使用フィルム:フジカラーSUPERIA PREMIUM 400
使用カメラ:Canon F-1N
使用レンズ:フォクトレンダーNOKTON 58mm F1.4 SL Ⅱs(Nikon Fマウント)
使用マウントアダプター:Pixco(ハシュポ) Nikon F-Canon FD アダプター
使用現像液:MARIX C-41
現像処理:MARIX C-41 38℃ 4’30(30/30/4)8本目処理
スキャン/データ化:VALOI easy35/ライトルームモバイル反転現像
マウントアダプターを使って撮影した写真
あまりの暑さで涼しくなった夜のスナップ。
絶対にありえない組み合わせで撮れる楽しさがある
Canon FD機であるF-1NでニコンFマウントレンズを使ってみた。
一つだけ不便な点を挙げるなら自動絞りは使えなく、実絞りでの撮影となるため、あらかじめ開放でピントを合わせてから任意の絞りまで回さなければいけないのがやや速射性に欠ける感じはする。
ただ、それ以外は特に問題無く使えたし、写りもいつも使っているノクトン58mmそのものの写り。
マウントアダプター使用時の注意点
Canon FD機にNikon Fマウントレンズをマウントアダプターを介して付けてみた。
しかしマウントアダプターの使用には注意点もいくつかある。
- 組み合わせによっては無限遠が出ない物もある。
- 粗悪品も存在し、取り付けるとレンズやボディーから外せなくなってしまう場合もある。
- メーカー純正の物もあるので、そちらが安心。
- レンズによっては後玉がミラーに干渉してしまう場合もあるので、後玉が出っ張っているものは要注意。
- 基本的にアダプター使用時は自動絞りは使用出来ず、実絞りでの撮影となると思った方が良い。
- レンズ側、ボディー側それぞれの対応マウントを間違えないように、買う前にしっかり確認しよう。
- 電気的な制御を必要とするレンズ、ボディーではAFや絞りの伝達が出来ない。(絞り環があれば物理的に使える物もある)
- 基本マウントアダプターの使用は自己責任。
と、これらの事はしっかりと理解した上で楽しんで欲しい。
最後に
今回はマウントアダプターを使って写真を撮ってきたのでそちらの紹介をしてみた。
大事な事なのでもう一度書くけど
マウントアダプターの使用は自己責任
となるので、不慣れな人は販売店等に相談したりしてから購入するのが1番のおすすめだ。
ミラーレスカメラでオールドレンズ遊びをしている方も結構いるのでそう言う方に相談するのも良いかも。
しかし、通常ならそれぞれ純正のマウントのレンズしか使えない所、マウントアダプターを使うと色々なレンズを楽しむ事が出来るので、ちゃんとしたものに出会えればフィルムカメラライフも更に良い物となると思う。
マウントアダプター遊びといえばミラーレスカメラみたいに思われている(た)方も機会があればフィルムカメラとマウントアダプターで色々なレンズを試してみるのも良いんじゃないかな。
最後まで見て頂きありがとうございました。
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