【作例あり】RolleiCord IV × CineStill Double-Xを使ってみた。HC-110現像レビュー
※今回使用したCineStill Double-Xは、MARIXフィルム様より提供いただいたフィルムです。実際にRolleicord IVで撮影し、HC-110で現像を行った上で、感じた写りや使用感をレビューしています。
はじめに
かなり長い間、ブログの更新をサボってしまった。
撮影やフィルム現像は相変わらず楽しんでいたものの、記事にまとめる時間をなかなか作れず、気付けば随分と間が空いてしまった。
久しぶりの更新ということで、今回はRolleiCord IVにCineStill Double-Xを詰めて撮影、現像データ等を紹介していく。
現在MARIX公式オンラインショップにて1本1,100円で販売しているのでチェックしてみて欲しい。
MARIX公式オンラインショップ2026年8月期限特価CineStill Double-X 販売ページ
今回はこの販売している期限の物と同じフィルムを使って撮影&現像している。
現像データ
現像はKodak HC-110(B希釈)を使用。
カメラ:RolleiCord IV
フィルム:CineStill(Kodak)Double-X(EI250) 期限2026年8月
現像液:Kodak HC-110 B希釈(1+31)
温度:22℃時間:4分30秒撹拌 最初30秒、その後30秒ごとに1回
日本発売中止となったKodak白黒用ケミカル各種をMARIXが販売開始!
作例
久々に海方面でスナップ。
この日は雲一つない晴天だった。
















Double-X×HC-110で現像してみた感想
今回はHC-110 B希釈・22℃・4分30秒、感度はEI250で撮影、現像。
実は僕はDouble-Xを使うのははじめてだった。
仕上がったネガは濃度はやや濃いめだったが、スキャンもしやすい印象。
もちろん期限間近の影響は感じなかった。
黒の締まりも気持ちよく、階調もしっかり残っていた。HC-110らしいシャープさを感じながらも、Double-X特有の映画的な雰囲気を壊すことなく引き出してくれる。この組み合わせはかなり好みだ。
はじめて使うフィルムというのは各種現像データを調べたりしてから使うものの、現像が終わるまでドキドキするのだが、久々の現像で少し空部分に現像ムラは出来てはしまったが、流石Kodakのフィルムらしい安定した仕上がりで概ね満足。
粒状性と描写は?
粒子はしっかり感じられるが、荒々しいというより「フィルムらしい味」といった印象。
細かなディテールも残しながら、写真全体に独特の質感を与えてくれる。
デジタルではなかなか出せない、空気まで写し込むような描写が魅力だ。
120の4×4というフォーマットは、写す面積も多く、粒状性は感じつつも高精細な描写だ。
CineStill Double-Xってどんなフィルム?
Double-Xは、もともとKodak製のモーションピクチャーフィルム(Kodak Double-X 5222)をベースにしたモノクロフィルムで、CineStillがスチル撮影用としてパッケージしたもの。
映画撮影用フィルムをルーツに持つだけあって、実際に撮ってみると「映画っぽい」と言われる理由がよく分かる。
コントラストはしっかりあるものの硬すぎず、黒は締まりながらもハイライトには余裕がある。全体に独特の空気感があり、何気ない風景でも雰囲気のある写真に仕上がる。
そして、感度も250をベースとしながら100-1600位までの各種現像液によるデータも豊富にある。
簡単に使いたいならEI100、200、400あたりで使うのが使いやすいだろう。
さらにこのフィルムでは数多くの映画が撮影されているみたい。
オッペンハイマー(2023年)、マルコム&マリー(2021年)、ライトハウス(2019年)、フランツ(2016年)、アフェリム!(2015年)、アメリカン・ホラー・ストーリー(2011年~2017年)、アイム・ノット・ゼア(2007年)、カジノ・ロワイヤル(2006年)、シンデレラマン(2005年)、キル・ビル Vol. 1(2003年)、メメント(2000年)、シンドラーのリスト(1993年)、カフカ(1991年)、ストレンジャー・ザン・パラダイス(1984年)、レイジング・ブル(1980年)、マンハッタン(1979年)、その他多数。
MARIXオンラインショップ販売ページより引用
久々のRolleiCordⅣ
RolleiCord IVは、一枚一枚をじっくり撮りたくなるカメラ。
ウエストレベルファインダーを覗きながらゆっくり構図を決め、露出を考える撮影スタイルだ。
街歩きや建物、何気ない日常の風景でも、古いカメラというのもあるが、どこか昔の映画のワンシーンのような雰囲気をまとってくれる。
但し、二眼レフを使っていると周りから結構ジロジロ見られるので注意が必要だ(笑)
こんな人におすすめ
映画っぽいモノクロ写真を撮ってみたい人
粒状感も作品の一部として楽しみたい人
HC-110、自家現像することが多い人
二眼レフとの組み合わせを楽しみたい人
期限切迫なので少しでもフィルムのコストを下げて使いたい人
さいごに
久しぶりのブログ更新一本目として選んだDouble-Xだったが、改めてフィルム写真の楽しさを感じさせてくれる一本だった。
今回のHC-110(B希釈・22℃・4分30秒)EI250の組み合わせでは、コントラストと階調のバランスが良く、RolleiCord IVとの組み合わせも非常に満足できる結果になった。
映画のような雰囲気を持ったモノクロ写真を楽しみたい人には、ぜひ一度試してほしいフィルムだ。


