FUJIFILM PRO160NS/ZEISS IKON SUPERIKONTA 532/16 スナップ、1ロール12枚全部紹介。

フィルムカメラ

こんにちは「kio」です。

さて、今回はスナップ記事。

先日書いた【フィルムレビューFUJIFILM PRO160NS】の最後でも予告していた通り、「ZEISS IKON SUPERIKONTA 532/16」にPRO160NSを詰めてスナップして来たのでどんな写りになったのか紹介していこうと思います。

そして今回は120フィルム1ロール全12枚一挙紹介していこうと思います(たいした写真では無いですけど、、)

そして、70年以上前のシングルコートレンズでのカラーの写りはどんな感じか見て頂ければと思っています。

是非最後までご覧ください。

まず写真を見て頂きます。

シングルコーティングのツァイステッサーのカラーでの写りは??

今回も現像は「鈴木商会」さんで郵送現像して頂きました。

スキャン無補正でお願いしています。

駅の高架橋。
こういったの撮りたくなった日みたいです。
なんだろう、電気関係3連発(笑)
駐輪場にて。
もう完全に枯れてきた感じ。

ここから海へ、、、

斜め前~の逆光でした。多少フレアは広がっていますが、思ったより耐えてますね。
そして水面の煌めきの光条が出ています。このカメラの絞り羽根は10枚なので20本の光条。
これは逆光では無いです。PRP160NSの淡い感じが出ていて好きな一枚。
漁船で作業していました。
これも斜めからの逆光。この反射も光条出てます。これも良く耐えてるな、、、
スロープを撮影。
船底に光が反射して美しいです。この感じも良く狙って撮ってます。
上の写真と同じ船を斜め後ろから。
最後は漁港湾内で。

写りの感想

120フィルム1ロール分12枚見て頂きました。

まず、写りの感じは満足でした。

このカメラのレンズは1946年製造の「Opton Tessar」で戦後のシングルコーディングで、今回かなり意地悪な条件で撮影してみたのですが、思ったよりフレアは広がらず、ゴーストも見当たりません。

コントラストはフィルム自体が「低コントラスト」なのでこんなもんですかね。

色味はペンタックス645の作例と比べると、特に日陰部分にこのフィルム独特の「水色」に「うすい緑」の色被りが少し出ていますが、元々のフィルムの特性、色味と合わさってとても柔らかく好きな雰囲気。

70年以上前に製造で、その時代はモノクロしかなかったはずですが、カラーでも良い感じ。

この色被りが気になる方はスキャン時に「色被り」を取り除いてもらうか、自分で調整すると良いでしょう。

ライトルームで調整した物がこちら。

上の写真と見比べてみてください。

調整はライトルームで「色かぶり補正」を少し弄っただけです。

その他パラメーターは全く弄ってません。

皆さんはどっちが好みですか???

多少色かぶり補正してもPRO160NSの柔らかい雰囲気はしっかり残ってくれると思いますが、コントラスト、彩度等も弄ってしまうと全く別のフィルムで撮った感じになってしまうのでほどほどにしてくださいね。

僕はこのフィルムの薄い水色のベールを纏った感じが大好きなので無補正で問題無しです。

人を撮るときは多少色味補正してあげないと人肌が少し青緑っぽくなってしまうと思うので注意した方が良いかも。

最後に

今回はただPRO160NSのスナップをフィルム一本分、垂れ流しで見て頂きました(笑)

でもこのカメラ70年以上前に作られたとは思えない程良く写りますね。

モノクロでの写りはもう言うまでも無く良いのですが、カラーでも大きな破綻無く撮ってもエモく写ってくれました。

機構も絶好調なので沢山使っていこうと思います。

最後まで見て頂きありがとうございました。

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