MARIX MX-A14(Agfa-14ベース)×モノクロMARIX 200使ってみた
こんにちは「Kio」です。
9月に入ってやっと少しづつ秋っぽい感じになって来た気もするけど、晴れた昼間はまだまだ残暑が厳しく、更に最近台風やらなんやらで天気が悪く写真もろくに撮れに行けなかった、、、、
そんな中ちょっとの晴れ間を見つけてフィルム1本撮って来たのでMARIXのアグファ 14ベースの【MX-A14】×モノクロMARIX200の現像データとレポートを書いて行こうと思う。
是非最後までご覧ください。
現像データ
使用フィルム:モノクロMARIX 200
使用カメラ:OLYMPUS PEN-F
使用レンズ:OM ZUIKO MC AUTO-W 28mm F2+Y2フィルター (OM-PEN-Fアダプター使用)
使用現像液:MARIX MX-A14
現像処理:MX-A14 stock 20℃11´00(30/60/3)
スキャン/データ化:VALOI easy35/ライトルームモバイル反転現像
※データ化の際ネガポジ反転とカラーバランスを白黒にし、明るさのみの調整。その他コントラスト等の調整はしていない。
MX-A14×モノクロMARIX 200の写真
今回は在庫切れしていたMARIX200の長巻を手に入れ、フィルムローダーで15枚撮りを作ってサクッと撮影して来た。
こういう時にフィルムローダー×長巻ってめちゃめちゃ良い。
一瞬の晴れを狙って海方面へ。
MX-A14×モノクロMARIX200の感想
まず断っておくと、室内写真以外は全てイエローフィルターを付けての撮影。
それを踏まえた上で、MX-A14×モノクロMARIX200の組み合わせの感想は
やはり軟調。
元々モノクロMARIX 200(FOMAPAN 200)はコントラストは高いフィルムでは無いが、晴れた日で、イエローフィルターを付けてこの感じはやはりこのMX-A14現像液は軟調に仕上がるようだ。
この現像液はハイライトが伸びなく、シャドーの締まりも個人的にはもう少し欲しい。
そのせいもあって柔らかい描写に見えるんだと思う。
特に最後の方の室内での3枚を見て貰うとハイライトの雰囲気が良くわかると思う。
こういった状況での撮影では、むしろこのハイライトが伸びないのが丁度良い、とても独特の雰囲気を出してくれている気がする。
この室内での3枚は明暗差も大きく、普通に撮るとハイライトかシャドーどちらかが完全に飛んだり、潰れたりするようなシチュエーションなんだけど、この組み合わせだとハイライトもしっかり残っている。
上の2枚は同じような室内のシチュエーションで、スキャン時のパラメーターも同じなので、見比べると違いがわかると思う。
ハイライトを残した撮影がしたい場合には良いのではないだろうか?
僕的には室内でのMX-A14×モノクロMARIX 200の写りは好きだったりする。
粒状感についてはハーフカメラでの使用という事もあるが、結構多めにでてる気がする。
処理も3本目で20℃だったし、一応平粒子のフィルムなので、あまり粒子が荒れる条件ではないんだけどこの組み合わせがこんな感じなのかな???
シャープネスは流石のモノクロMARIX200らしくしっかりシャープさはある。
感度もしっかり200出ていると思うので安心してISO200として使っても大丈夫。
最後に
今回のモノクロMARIX 200との組み合わせでMX-A14とモノクロMARIX100,200,400使い終わった。
いずれの組み合わせでもかなり軟調な結果となった。
MX-A14では100が1番コントラストは高く出て、400は200への減感だし、今回の200ではイエローフィルターを使っていて単純な比較はできないかも。
処理時の温度や撹拌等でまた結果は変わってくると思う。
このMX-A14は個人的には200との組み合わせの室内の雰囲気が好き。
先のも書いたように、意識してハイライトを飛ばしたくない様なシチュエーションだったり、明暗差が大きい場所での撮影なんかには使えるのではないだろうか?
全てのフィルム、現像液に言えるのだが
適材適所
を意識して、自分の表現したい描写になるようにフィルムと現像液はチョイスしたい。
それが尾の黒フィルムの楽しみの一つでもあり、奥が深い所だと思う。
次回は、、、、久々のOLYMPUS OM-1にモノクロMARIX 200を入れたので、イエローフィルター無しのレポートもしていきたい。
最後まで見て頂きありがとうございました。