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MARIX MX-T2(Kodak X-TOLベース)×モノクロMARIX 400 使ってみた。

こんにちは「Kio」です。

MARIXから新発売された白黒現像液6種の内、今回でやっと3つ目を使えたのでそちらの作例、現像データ等をレビューしてみる。

最近手に入れたCanon F-1(前期)と、僕にしては珍しく28mmレンズをメインに使ってのスナップ。

ぜひ最後までご覧ください。

使った現像液について

今回使った現像液は

「MARIX MX-T2」

この現像液は「Kodak X-TOL」がベースとなっている現像液。

MARIX公式HPショップで販売していて

値段は1㍑用一袋で 税込み990円 3つ買うと10%オフ、6つ買うと20%オフだみたい。

そもそもKodak X-TOLは、現像薬品の主剤としてアスコルビン酸(ビタミン)を使っている現像液で、特徴は

  • 現像能力は高め
  • 現像薬品主剤にビタミンを使用していて、安全性が高く、環境にも優しい
  • 標準的なコントラスト

今Kodak X-TOLはまだ製造はしているっぽいけど、日本国内ではほぼ流通してい無く、たまにネットショップで見かけても5㍑用の物しか無い上に、、やたらと高い。

数年前までは僕も良くX-TOLを使っていたけど、5㍑用は使い切るのに大変だった。

そんな中MARIXからこのX-TOLベースの新現像液が発売!

しかも1㍑用と来たもんだからコレは嬉しい。

そして、今回もMARIXさんから現像液の提供をして頂いた。

ありがとうございます。

話はそれるが、ビタミン主剤と聞いてもピンと来ない方もいるかもしれない。

このサイトでも何回か紹介している「コーヒー現像」も、このビタミンが主剤の現像液で、どんな原理かは詳しくないけど、しっかり現像する事が出来るんだ。

なのでこのX-TOL=MX-T2も一般的な現像液と比べると安全性も高く、環境にも優しいって訳だ。

※安全性が高く、環境には優しいが、使用の際は手袋やメガネの着用をし、廃液の処理はお住いの自治体に確認してから行って欲しい!!

次は現像データ、作例を

現像データ

使用フィルム:モノクロMARIX 400 EI400

使用カメラ:Canon F-1

使用レンズ:Canon FD 28mm F2.8 S.C./TAMRON SP 90mm F2.5 MACRO 52BB

使用現像液:MARIX MX-T2

現像処理:MX-T2 stock 22℃ 8’00(30/60/3)

※公式の推奨データはstock 20℃ 9’00

スキャン/データ化:VALOI easy35/ライトルームモバイル反転現像

MX-T2×モノクロMARIX 400作例

TAMRON SP 90mm F2.5 MACRO 52BB
TAMRON SP 90mm F2.5 MACRO 52BB

ここから下の写真は全てFD 28mm F2.8 S.C.使用。

雨、、、
雨、、、、、、
少し晴れ間が覗いた
ここから数カット露出アンダーになって粒状感が出ちゃった、、、、

また曇って来た、、、

MX-T2×モノクロMARIX 400の感想

まずこのMX-T2だけど、公式での現像時間はモノクロMARIX400だと20℃9´00となっているが、今回僕の処理は22℃(液温計は21.7℃)で8´00と、本来よりやや温度に対しての処理時間は長く取ってある。

現像の結果を見ての感想は

  • シャドーからハイライト迄諧調は良く出ている
  • やや軟調気味
  • 黒は十分出てくれはいるが、もう少し締まってくれた方が好み
  • 粒状感はMARIX400ならこんなもんかな?

と感じた。

やや軟調気味ではあるが、諧調も良く出てくれているし、黒も程よく締まっているし、とても雰囲気良く、プリントするにしても、スキャンするにしても色々と調整の幅も大きく使いやすそう。

一番気になるMX-T2でモノクロMARIX400(FIOMAPAN 400)の感度はしっかり400出ているか?だけど、

感度は400出ている。

因みに、途中の室内での写真数枚の粒状感が多めに感じるのは露出が少しアンダーになっているので、反転現像の際に明るくした際に少しノイズが乗っている感じ、、、

ネガを見る限り適正露出だったカットはしっかりと濃度も出てくれていたので安心して使って欲しい。

一つだけ注意して欲しいのは、コダックのX-TOLベースではあるが、組成は違うので、MARIX以外のフィルムを現像する場合はオリジナルX-TOLの現像時間そのまま使うのでは無く、僅かに処理時間を延ばすか、温度を上げて使って試してから(アンダーよりはオーバーの方がマシだと思う)、後は自分の好みの濃度になるよう調整した方が良いと思う。

あくまでKodak X-TOLベースのMARIXオリジナルの現像液であるという事は理解して使おう。

最後に

X-TOLベースのMARIX MX-T2でモノクロMARIX400を現像してみたが、感度もしっかり出てくれていて安心。

以前FOMAPAN400(中身はMARIX400と同等)をX-TOLでFOMA公式の処理時間で現像した時は全然感度が出なくてめちゃめちゃ焦ったから、MX-T2も実際自分で使ってみるまでかなり心配だったのは内緒にしておこうw

注ぎはこのMX-T2でモノクロMARIX100か、200を処理してみようと思っているけど、転記が悪いのでもう少し時間はかかりそうなので、気長に待っていて欲しい。

最後まで見て頂きありがとうございました。

始めまして写真好きの「kio」と嫁の「kiio」です。 夫婦二人でフィルムカメラ、ストリートスナップ撮っています。 日課はジャンクカメラ収集。 今はほぼフィルムカメラネタ中心。 モノクロ、カラー自家現像やってます。 このブログでは夫婦二人で撮った写真を中心に写真、カメラの話や、モノクロ、カラー自家現像のデータや解説、フィルム、カメラ、レンズ、カメラ関連のガジェットのレビュー等、カメラ好きの皆さんが楽しめる内容を更新していく予定です。 記事が見辛かったり、間違っていた場合は「お問い合わせフォーム」からご指摘頂けると助かります。

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