【フィルムレビュー】Silberra COLOR 160/Rollei 35 作例
こんにちは「kio」です。
本日はまたまたカラーネガフィルム自家現像。
そして初めて使うフィルムだったのでついでにレビューも!
是非最後までご覧ください。
今回使ったフィルムは
今回使ったフィルムは「はじめまして」のフィルム。
「Silberra COLOR 160(シルベラカラー160)」
背景の空と同じような青い箱のフィルムだ。
今回はこの「シルベラカラー160」について色々と(好き放題)書いて行くね。
シルベラカラー160について
このフィルム、以前からXでお世話になっている「ちぇぶさん」@cheb99_cheb99がストックしていた物を購入させて頂いた。
相変わらずちぇぶさん変な珍しいフィルムもってるねw
その際に一緒に更にレアなフィルムも譲って頂いたんだけど、今度使ってまた記事を書いてみようと思うので楽しみにしていて欲しい。
そのレアなフィルムのパッケージだけチラ見せしておくねw
このパッケージを見て皆さん多分言いたい事が沢山あると思うんだけど、それは僕も一緒だからねw
この「ちぇぶさん」は長年メルカリでフィルムを販売している方で、色々な種類のカラーネガフィルムを扱っているし、コダックのプロイメージ100とか基本ばら売りしていないフィルムとかも少量から購入できるのでおすすめ。
フィルムの話に戻すけど、今はこの「シルベラカラー160」はもう作っていないみたい。
でも最近まで生産していたフィルムっぽいから店に残っているものなんかはまだ手に入る可能性もあると思う。
この「シルベラ」というメーカーはロシアのメーカーなので、今は情勢的に中々日本には入ってこないと思うので、見つけたら即購入しておくとイイね。
因みに「ちぇぶさん」のちぇぶカリには出していないけど、まだこのフィルム少量隠している持っているっぽいから気になる人はメルカリとかXでちぇぶさんに連絡してみるのもイイかもしれない。
さて、次は現像データと作例を
撮影機材
- Rollei35
使用フィルム 薬品
- Silberra COLOR 160
- MARIX C-41現像キット12本用粉末タイプ
- FUJIFILM DW
現像データ
- MARIX C-41現像キット12本用粉末タイプ 38℃ 4´20(30/60/4)10本目処理
- 漂白38℃ 7´20
- 定着37℃ 5´10
- 水洗いは流水で10´00
作例
スキャンはキタムラのフジフロンティア自動補正。
最初の一枚は近所のお店「現場」から
この「立入禁止」も色々種類が合って撮りたくなる
このシャッターの色褪せた感じとこのフィルムの色味が良い雰囲気だ
路の木々も少しづつ色付いてきた。
今年こそ紅葉をカラーで撮るぞ!!!!
駅前のイベントスペースを撮影
青も少し褪せた感じの独特な色
実物より赤が褪せた感じに写っている、本当はもっと鮮やかな赤なんだ
駅前の飲食店通りにいる目の見えないネコさん
通るたびに元気かな??って気になる
駅
駅ビルの前
これも色々種類あるよね?
絡まらないのか不安になる、、、
いつの間にか知らない店が出来てた
歩き回って疲れたから休憩
大きな池の写り込み。これから紅葉が進んでくると写り込みも鮮やかになるんだろうな
鴨が羽根休めしていた
帰り道に
この木は結構色付いているね
柿はそろそろいい感じに熟れてきている
畑を撮ったり
ここはまだ稲刈りしてない
乾燥してきて火事も増えてくる季節
夕方、いつもの川原の土手にて
前日雨が降ったから綺麗な夕焼けは見られなかった
最後の一枚は別日の雨の日だった
シルベラカラー160の感想と、スキャンによる色味の違いについて
作例沢山見て頂いた。
はじめて使うフィルムという事もあり、色味が正しく出ているかちょっと不安だったけど、他の方々がアップしているシルベラカラー160の作例と概ね一緒の発色になっている様で安心した。
MARIX C-41現像剤はこのフィルムで10本目の処理だけど、今の所発色等も問題無く使えているから12本用だけどもうちょっと現像出来そうな気もしている。
これについては12本処理後、保存期間も含めて処理本数オーバーの時のレビューも書いて行こうと思う。
シルベラカラー160のデータを見てみて僕が感じた特徴
- 彩度、コントラスト共に控え目で全体的にアッサリしている
- 暖色とまではいかないけど、やや温かみがある傾向の色味
- 良く言えばヴィンテージトーン、やや褪せた色合いだが発色は良好
- 生産が終了していて、ロシア製という事もあり入手性は余り良くない
- フィルムのベースがオレンジでは無く、ややマゼンタかかっているのでスキャン時に色味が正しく出ない可能性アリ(後述)
- 日陰での青カブリが見られる(後述)
こんな感じの印象を受けた。
上記特徴で出てきた「フィルムベースの色」と「日陰での青カブリ」についてなんだけど、
ちょっとわかり辛いんだけど、フィルムベースが通常「オレンジ」なのに対しこのシルベラカラー160は「マゼンタ」っぽい色合い。
このフィルムベースが「マゼンタ」というのは場合によってはちょっと厄介なんだ。
なんで厄介なのかと言うと
「通常オレンジとして処理するのにマゼンタだと使っているスキャナーのソフトウェアによっては正しい色味が出ない時がある」
要するに色味が自動で補正しきれない場合もある。
今回はキタムラでのスキャンで、そこまで大きな影響は感じなかったけど、場合によってはちょっと色味が変わってしまうかもしれないので注意して欲しい。
そして「日陰での青カブリ」についてなんだけど、上記作例を見て貰って
「????そこまでじゃ無くない???」
って思った人が多いと思う。
これは今回富士の自動補正スキャンのおかげで日陰の青カブリはそれなりに補正されていると思うんだ。
自宅でエプソンGT-820で自動スキャンするとこんな感じになる。
※画像をクリックすると拡大します
先の作例と比べても、日中太陽光下ではほぼ同等の色味が出ているけど、日陰等の場合自宅スキャンだと結構青カブリしているよね。
他のフィルムを自宅スキャンしてもここまでの青カブリは見られないので、これはこのフィルムの特徴なんだと思う。
これはベースの色がマゼンタの影響もあるかもしれないし、このシルベラカラー160を使う人は自宅スキャンの時はこの青カブリについてはちょっと頭に置いておくといいかもしれない。
この青カブリもスキャン後ちょっと色温度やカブリを補正すると店舗でのスキャンとほぼ同じ感じには出来るから余り心配しなくてもイイかも。
最後に
ちょっとレアなフィルム「シルベラカラー160」の「自家現像データ」と「レビュー」を書いてみた。
完全に手に入らない「超激レア」という訳でもないし、まだ見つかるかもしれないから、今回このフィルムについてレビューしてみたけど、結構個性的なフィルムだと感じた。
先にも書いているけど、今後手に入らなくなる可能性が高いので、見つけたら是非使ってみて欲しい。
MARIX C-41で自家現像を始めて、近所のキタムラで現像に出せない(外注、現像不可も含む)フィルムをこうやって撮影してすぐに現像して、完全に自己責任で、誰にも迷惑をかけないで色々なフィルムで遊べるし、すぐに結果が見れるのは本当に楽しい。
今日も仕事前にちょっと変わった期限切れフィルムとかを入手しているので、そのうちこれらのフィルムも自家現像してみるつもりだ。
撮影もカメラも好きだけど、はじめてつかうフィルムがどんな写りなのか、ドキドキしながら自分で現像するのも中々イイもんだね。
そして、このシルベラカラー160もスッキリしてるんだけど、発色も良い好きなフィルムだった。
また機会があれば使ってみたい!!
最後まで見て頂きありがとうございました。