【モノクロ現像データ】モノクロMARIX100(120)/SUPER FUJICA 6M 作例

FOMAPAN100/ARISTA EDU100/モノクロMARIX100

こんにちは「kio」です。

最近MARIX C-41カラー現像ネタばかりだったんだけど、、、

う~ん、、、

何かが足りない、、、

ちょっと考えてみたんだけど、一つの答えにたどり着いた。

その答えは

「モノクロ不足!!!」

という事で今回は久々のモノクロ撮影&モノクロ現像データ記事。

使ったカメラは

モノクロ不足と言っても全くモノクロ撮影をしてなかった訳じゃない。

でも最近新しいカメラやレンズも買ってないし(カメラはもう買わないんだからね!!)

真新しいネタも特になく、いつも通りに散歩しながらスナップしていたので、今回はちょっと久々のカメラを取り出して記事を書くために使って来たんだ。

今まで公開していないモノクロスナップは「フィルム散歩」としてそのうち公開するかもしれないし、しないかもしれないw

そんなこんなで今回選ばれたカメラは

「SUPER FUJICA 6M」

このカメラ2022年春頃手に入れて何回か使っていたんだけど、時間が経ってちょっとトラブルが発生。

  • シャッター不調
  • 絞り羽根の油浮き
  • 蛇腹の穴、破れが出来た

この3つのトラブルが発生。

完全素人修理でこの3つのトラブルをむりやり解消し、出番を待っていた状態だったから今回久々に使う事に。

撮影機材

  • SUPER FUJICA 6M

使用フィルム 薬品

  • モノクロMARIX 100(120)
  • Rodinal
  • FUJIFILM スーパー富士フィックス
  • FUJIFILM QW
  • FUJIFILM DW

現像データ

  • Rodinal 1+25 23℃ 3´30(30/30/2) 2023年76本目のモノクロ自家現像
  • スーパーフジフィックス5‘00
  • 水洗い
  • EPSON GT-820自動スキャン

作例

整然と並んでいる様がたまらない

愛用のコーヒーポットを窓際に置いて

フィルム1本に一枚は自転車の写真がある不思議。この現象は、写真撮る人の七不思議のひとつに数えられているとかいないとか

アパレルショップの看板

走りゆく自転車を

何て事無い写真なんだけど、背景のボケ感とか、ピント面が浮き上がってくるような立体感を感じる、FUJINARレンズ、実は凄いレンズなんじゃないか???

SNSのフォロワーさんのコメントで気づいたけど、ネコさんの影の形が「鳥」っぽく写っているね

美容室、なのか???毎回通ってるけどわからない

ラーメン屋さんの照明。ラーメン屋っぽくないねw

久々のSUPER FUJICA 6Mはやっぱり良かった

久々に使ってみて、このカメラ改めて素晴らしいと思った。

操作性も良く、コンパクト。

何よりも作例を見てい頂いて感じてくれているかはわからないけど、写りが素晴らしい。

フィルムの特性とは別で、このカメラに付いているレンズ

「FUJINAR 7.5cm F3.5 」

このレンズのピント面のシャープネス、コントラスト。

何より驚いたのは写真に立体感が出ている気がする。

なんだかピント面が浮かんでいるかにも見える。

流石後のフジフイルムのフジノンレンズの始祖とでもいうべきだろう。

こんなに素晴らしい描写ならまた使わなきゃな、、、、とは思うんだけど、日時的に使うには問題もある、、、

SUPER FUJICA 6Mの弱点?

SUPER FUJICA 6Mに限らず古い国産蛇腹カメラって「蛇腹」部分が弱い気がする。

色々と蛇腹カメラ使って来たけど、ドイツ製とかの蛇腹は年数が経ってもしっとりしていて、今まで大きなトラブルになった事が無い。

対して国産機の蛇腹って「和紙」「紙」みたいな手触りの素材が多くてピンホールとかも出来やすい印象がある。

勿論ちゃんとメンテされていれば国産機でも品質には問題無いのかもしれないし、逆にメンテナンスがされていなければ舶来機の蛇腹もダメなのは当たり前だ。

でも、今まで僕が見て、触って来た物では圧倒的に国産機の方が蛇腹のトラブルを抱えている気がする。

※僕が見て触って来た国産蛇腹期の大半は未整備のジャンクであるという事もここに記しておく。

そして、このSUPER FUJICA 6Mも日常的に使う事が憚られる理由は

「蛇腹の状態が心配」

という事なんだ、、、

書いた通り、たいしてメンテを受けていなかった状態で手に入れたんだけど、手に入れた時は既に蛇腹はカサカサ、、、、

シャッタートラブルと絞り羽根の油浮きは分解して清掃して問題無く使えてはいるので心配ないんだけど、やっぱり蛇腹の状態がいまいち悪い。

この蛇腹、最初は大丈夫で、開閉を繰り返しているうちにピンホールが出来、次第に色々な個所に破れが出てきた。

本当は蛇腹の全交換が一番良いんだけど、実際にカメラの蛇腹を全交換となるとかなりのコストが掛かる。

そこで僕が取った手は

  • 黒い不織布
  • パーマセルテープ

でピンホールと破れを塞ぐという荒業w

この方法でとりあえずは問題無く穴や、破れは塞がり、折り畳みも問題無く出来ているけど、恐らく今後開閉を繰り返していると絶対にまた光漏れが起きるであろう事は想像に難しくない。

実際悪い箇所だけの処置なので、今は大丈夫でもそのうちダメになるだろう。

今は良くとも、大事な撮影での蛇腹の破れによる光漏れなんかは頂けない。

世の中では光線漏れをエモいって言っているのもちらほら見かけるけど、僕の中では

光漏れ写真=失敗写真

なんだ。

世の中には蛇腹作成の計算サイトなんかも有ったりして、ガチ勢(技術がある人)の方々は新規に蛇腹を作成したりするんだろうけど、そうなってくると蛇腹の素材なんかも重要になってくる。

主に蛇腹の素材として有名なのが「ヤンピー」というヒツジやヤギの鞣し皮なんだけど、蛇腹に使うとなると0.2mmとかのかなり薄い物が必要だし、それをちゃんと加工できる自身も無いんだよね、、、、

でもこの写りを見ちゃうと何とかしてあげないといけないので、今度チャレンジしてみようかとは思っている。

最後に

久々に使ったSUPER FUJICA 6Mは使っていてとても気持ち良い操作感と描写でめちゃめちゃ満足だった。

蛇腹を一から作ってもらうとどれ位コストが掛かるかちゃんとリサーチしてみようかな?

この記事を見ている皆さんも「SUPER FUJICA 6M」の状態が良い物があれば是非使ってみて欲しい。

きっと満足できる写りを見せてくれるはず。

最近ジャンクカメラも含め断捨離でカメラは余り増えて無いけど、メンテナンス済みとかのSUPER FUJICA 6Mがあれば買っちゃおうかな、、、なんて今回の写りを見て思ったりして。

最後まで見て頂きありがとうございました。

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