【ジャンクカメラで遊ぼう】TOPCON 35-S フジカラー100スナップ
こんにちは「kio」です。
皆様GWはいかがお過ごしだったでしょうか?
僕はGW期間中も殆ど仕事でしたw
ちょっとだけ休みあったのでその間はずっとカメラ弄りと撮影、、、、
そして、最近増えに増えたカメラ達を少しずつ処分しようと思っています。
この連休中にも友人などに配りまくりましたw
そして、売るにしても僕が持っているカメラの多くは所謂「ジャンクカメラ」、、、
僕がオークションなどで出品するときのマイルールとして、
人から譲ってもらったものと、自分で分解したカメラは販売しない。
人から譲ってもらったものに関しては人として当たり前ですが、自分で分解したカメラなんかは基本素人が弄ったもので責任も負えないので基本出品しない事にしています。
自分で弄ったカメラ達は欲しい知人の所に嫁いでいきました。(それでもジャンクの1/3は使い物にならなく、パーツ取りと称してどんどん溜まっていきますw)
いずれスキルアップして人様に自信を持って整備品のカメラを渡せるようになれればと思ってますけどね。
という事で今回紹介するカメラも自分で弄り倒していますので、ずっと手元に置いておく事になりますねw
すぐに分解したくなっちゃうのでそうやってどんどんカメラが増えていきますw
さて、今回は久々の「ジャンクカメラで遊ぼう」ネタ。
以前にもちらっと紹介しましたが、ジャンクで手に入れた「TOPCON 35-S」。
絞り羽根やシャッターの油を除去したり、距離計を調整したり、レンズ清掃したりetc,,,
軽整備が終わりましたので確認の為、持ち出してスナップしてきました。
僕が以前から持っている「TOPCON 35-L」とはスペック等はほぼ一緒ですが、ちょっとだけ違う所もあり、ずっと35-Sが欲しかったので使っていて楽しいですね。
やはり自分が好きなカメラで写真を撮るのは気分も上がってとても楽しい!!
是非最後までご覧ください。
TOPCON 35-Lについては過去記事をどうぞ。
簡単なスペック等も書いてあります。
ずっと欲しかったカメラトプコン35-Sがジャンクであった
このカメラ実は手に入れて少し時間がっ経っているんです。
過去のTweet見返すと2023年2月9日に手に入れています。
そして、その後外観清掃して試写。
この記事後半の作例「2023年19本目の自家現像」がこの今回の「TOPCON 35-S」
一応低速からシャッターも問題無く動いているのは確認してたんですが、、、、
よーく見るとファインダーは汚れてて、二重像は少し縦ずれしてるし、絞り羽根には油浮いてて、シャッター迄油が回ってる、、、、しかもちょっとだけレンズも汚れてる、、、、
実写した上でここら辺は全く問題無かったんだけど、なんででしょう、、、「とりあえず気になる所はバラしてみよう!!」
といつもの悪いクセが出てしまいましてw
取り合えず分解して、ファインダー清掃、絞り羽根、シャッターの油除去、二重像の縦ずれ調整、レンズ分解清掃をして今回の2回目の実写に挑みました。
分解の手順などはここで書いてもあれなので、、、、
ええ、、、、
分解の時写真撮るの忘れてて文字じゃ説明出来んですwwww
いつもカメラを分解するときはなるべく工程を写真撮る様にしてるんですけど、、、
どうしても集中して撮るの忘れちゃいます、、、
なのでTOPCON 35-Lを分解した時の写真でも代わりに(笑)
最高にざっくりですが、35-Lも35-Sも分解して赤丸の部分のネジを動かし、緩んだ部分を赤矢印の方向へ動かしていくと縦ズレの調整が出来ました。
まぁ、今回は分解記事では無いのでご勘弁をw
そしてこの時代のカメラはモルトが使われていないので中で劣化してぼろぼろとかが無いのもイイですね。
そんなこんなで調子良くなった(今の所)「TOPCON 35-S」を使って撮影してきました。
TOPCON 35-Lと35-Sの違いは??
基本的には同じ「TOPCON 35シリーズ」なので一緒なんですが、違いがちょっとだけあるんです。
少なくとも僕が所有している35-Sと35-Lには以下の違いがあります。
- 巻き上げレバーの形状
- ホットシューの形状
- 35-Lは「LV(ライトバリュー)」方式を採用で、絞りとシャッタースピードが連動して動く
- 絞り羽根の枚数が35-Sは10枚、35-Lが5枚
上記の差異はもしかして作られた年代によってかもですね、実際35-Sでもホットシューの形状が手持ちの35-Lと同じものを見たことがあります。
シャッターはセイコーシャのMXで、最速SSや絞り値、レンズなどは同じ。
35-LではLV(ライトバリュー)方式といった絞りとシャッタースピードが連動しているんです。
これはEV(エクスポージャーバリュー)値と呼ばれるものに近いのですがここでは割愛。
このSSとFが連動するのは一見らくちんなんですが、結構使いづらいという方も多いですね。
まぁ、僕はどっちでもいいですw
そして、絞り羽根の数も違ってきています。
何となく35-Sの10枚絞りの方が円形に近くなってコストも掛かっている感じはします。
あっ、でも絞り羽根が多いからって「良い、優れてる」訳では無いんですよ。
ケースやフィルターフードは35-S、35-L共用。
復活したトプコン35-Sの作例
使用カメラ:TOPCON 35-S
使用フィルム:フジカラー100
カメラのキタムラ現像、データ化無補正
写真多め
やっぱりカラーもいいぞTOPCON 35-S
作例沢山見て頂きました。
いかがでしょう??
ピントもしっかり来ていて、ファインダーを覗いても縦ズレも無くなりちゃんと使えるようになっていますし、写りの方も、時代的にモノコートレンズのはずなのですが、カラーでもしっかり色も乗ってくれてとても良い写りだと思いませんか?
作例自体はいつもの散歩スナップですが、一日で撮り切ったので、僕たち夫婦の写真散歩の流れ通りになってます。
今はこのTOPCON 35-Sにはモノクロマリックス200を詰めて、イエローフィルターを付けて撮影しているので近いうちに現像して公開しようと思っています。
言わずもがなモノクロでもトプコール44mm/2は諧調豊かな素晴らしい描写ですよ!
最後に
ジャンクで手に入れたTOPCON 35-Sを使ってカラースナップしてきました。
このカメラ中古で探しても、中々状態の良い物が無い印象ですね。
35-Sとなると更にその傾向があるかと思います。
トプコン35-Sは1956年発売でマイナーチェンジモデルである35-Lが翌年1957年発売らしいので約1年程しか生産されなかったみたいなので数的には35-Lの方がよく見かける気もします。
中古で購入するときは基本メンテナンス前提か、
- シャッターが全速切れている
- ファインダーは綺麗か、二重像ははっきり見えているか
- 巻き上げはスムーズか
この辺りはしっかりチェックするとイイですね!
特にファインダーは「パララックス補正付き、等倍ファインダー」なのでクリアな方が気持ちよく使えますしトプコールレンズも非常に良い写りなので見かけたら是非手に入れて使ってみてください。
レンズシャッターでシャッター音も小さくスナップにはこれからも活躍しそうです。
最後まで見て頂きありがとうございました。