
【モノクロ現像データ】モノクロMARIX 200×T-MAX Dev
※※記事はプロモーションを含みます
こんにちは「Kio」です。
以前MARIXフィルム肥田社長から頂いたMARIXが代理店として輸入、販売を開始した【Kodakの白黒用現像液】その中でHC-110は結構使ってきたが、今回は【T-MAX 現像液】を使い現像してみたのでそちらの結果や、現像データを書いていこうと思っている。
日本発売中止となったKodak白黒用ケミカル各種をMARIXが販売開始!
是非最後までご覧ください。
Kodak T−MAX現像液とは?
今回使用するT-MAX現像液

この現像液はKodakが1986年に発売したモノクロ用現像液。
モノクロ全般には使えるが、とりわけ同社の白黒フィルム【T-MAX】シリーズの高解像度、微粒子性を最大限にいかせるような設計になっている。
T-MAXシリーズと言えば【T粒子】(Tabular Grain Technology)
従来のフィルムの銀塩結晶は丸型なのに対し、T粒子は薄い板上の銀塩結晶で、少ない光でも多くの光を受けるとことが出来、粒子が非常に細かくシャープ。
と、、調べたら出て来たww
正直、T粒子構造のフィルムは
- 高解像度でシャープ
- 微粒子で滑らか
- 高感度でも粒子感が少なめで良い感じ
位の認識で使っていた僕には少し難しかったようだw
まぁ、そこは置いておいて、このT-MAX 現像液は個のT粒子構造のフィルムに最適!
と、なればMARIXさんのモノクロフィルムでT粒子構造を持つフィルムは、、
そう!
「モノクロMARIX200(フォマパン200)」だ!!
と、物凄く単純な理由でT−MAX×モノクロMARIX200の組み合わせで使う事にしてみた。

いつもの風呂場で現像を開始したものの、、、気温が高すぎる、、、、水道水も30℃位。
これでは白黒現像の基本となる「20℃」にはならないので、冷蔵庫に入れていた現像用の水(水道水)を使って何とか17℃位に調整。
17℃としたのはこの温度の水を入れると暑い日は大体20℃付近に落ち着いてくれる。
真夏は最初から20℃に調整してしまうと現像液を注ぐと20℃より高くなるので注意。
現像データ
使用カメラ:Nikon FE10

使用レンズ:フォクトレンダーノクトン58mm F1.2 SL Ⅱs
使用フィルム:モノクロMARIX 200(FOMAPAN200)
使用現像液:Kodak T-MAX現像液
処理時間:1+4希釈 20℃ 6´00(60/60/2)
VALOI Easy35スキャン後ライトルームにて反転
モノクロMARIX×T-MAX Devの写真
※反転現像時は明るさの調整のみでコントラスト等は弄っていない。
フィルム2本分なので写真多目。





































モノクロMARIX200×T-MAX Devの感想
うんうん
結果としては「良好」
- 感度も200出てる
- やや柔らかいが予想よりはコントラストも乗ってくれてる
- 粒状感は、まぁ、いつものモノクロMARIX200(FOMAPAN200)かなw
特に問題もなく、短い現像時間で処理が出来るのも良い。
今時期は10分とかの処理時間だと、ちゃんと対策をしないと10分で2℃〜液温が上がってしまったりするので、今回の20℃6’00というのは短すぎす、長すぎず、温度管理も比較的楽だった。
T-MAX現像液って、軟調な仕上がりのイメージだったけど、思ったよりコントラストもついてくれたし。
T-MAX400とかは今ちょっと気軽に使いづらい値段となっているので同じT粒子をもつモノクロMARIX200でも十分良い結果となって満足。
最後に
今回MARIXさんから頂いたKodak T-MAX現像液を使ったわけだけど。
HC-110もこのT-MAX現像液も「液体タイプ」なのもとても使いやすい。
液体タイプって、思いついた時に使う分だけすぐ作って使えるのが大きな魅力であると思う。
保存性も使って減ってきたらボトルが柔らかめなので、グッと凹ませてなるべく空気と触れないように潰して保管すれば、原液のままなら結構長く持ちそう。
値段は少し高めなので、本来であればKodak T-MAXに使いたいところではあるが、モノクロMARIX200でも十分良いと思った。
このフィルム縮小の流れの中、日本で一時手に入らなかったKodak現像液各種の代理店となり復活?させてくれたMARIXさんには本当に感謝。
MARIXフィルム公式「Kodak現像薬品販売ページ」はコチラをクリック
色々と選択肢が増えるのはユーザーにとってとてもありがたいよね。
今度はモノクロMARIX100や、400のT粒子を持たないトラディショナルタイプのフィルムでも試してみたい。
最後まで見て頂きありがとうございました。
