【モノクロ現像データ】ORIENTAL NEW SEAGILL 100/Rodial/フィルム写真データの加工はあり?なし?
こんにちは「kio」です。
最近暖かくなってきて完全に「春」といった陽気ですね。
あんなに酷かった花粉も大分落ち着き、カメラを持って外に出てもカメラが花粉で汚れたりしなくなってきました。
そんな春陽気なので街中にも「色」が多くなってきて、最近カラーネガフィルムで撮影する機会が増えました。
しかしそこは「kio」さん!
カラーネガフィルムの本数は増えていますけど、そこはきっちりモノクロも沢山撮っています!
この記事公開時点で2023年30本モノクロ現像していて、今のペースだと年間100本モノクロ現像出来そう。
今回は2023年24本目の現像データと、作例、モノクロ写真のスキャン、データ化の後の写真加工についてちょっとお話しようと思っています。
是非最後までご覧ください。
撮影機材
- Nikon F100
- Voigtlander NOKTON 58㎜ F1.4 SL Ⅱs
使用フィルム 薬品
- ORIENTAL NEW SEAGILL 100
- Rodinal 1+25
- FUJIFILM スーパー富士フィックス
- FUJIFILM QW
- FUJIFILM DW
現像データ
- Rodinal 1+25 21℃ 9‘00 (30/60/3)
- スーパーフジフィックス5‘00(新液1本目)
- 水洗い
作例
今回の作例はオリエンタルニューシーガル100。
一枚目が現像、スキャン後無補正。
二枚目がスキャン後ライトルームでハイライト、シャドーを弄ってます。
※画像をクリックすると拡大します。
写真を見て、、
無補正と加工後の写真を並べて見て頂きました。
皆さんはどちらが好みでしょう?
今回使った「オリエンタルニューシーガル100」は中身はケントメア100と言われていて、このフィルムの特徴は「諧調の豊かさ」で中間色のグレーを綺麗に写すことが出来るフィルムなのですが、この「豊かな諧調」というものは人によっては「眠い」「パリッとしていない」等思われる方も多いのも事実。
実際僕もどちらかというと「ハイコントラスト」なモノクロ写真が好きだったりします。
そして、今回使った「ロジナール」という現像液もどちらかというとコントラストが強めに出る現像液では無いんですね。
なので、今回はスキャン後のデータをライトルームで加工して写真を仕上げてみました。
弄ったパラメーターは「ハイライト」「シャドー」
シャープさは流石にロジナールで最初からしっかりついていました。
フィルム写真の画像加工するのってどうなの?
このサイトで使っているモノクロ写真は、特に断りが無い場合、多少傾きを補正したり、トリミングはしていますが、画像のトーンそのものは全てオリジナルネガからスキャンしたまま掲載しています。
この画像加工については「賛否両論」有るかと思います。
反対派の意見としてよく耳にするのは、
- 加工するならわざわざフィルムを使っている意味がない。
- 加工前提ならデジタルの方が便利
- 何でもアリになっちゃう
- 加工写真が嫌い
等、あると思いますし、実際に僕も加工に対しては正直余り良いイメージは持っていません。
特に最近SNSでたまに見るカラー写真の、「バリバリ彩度」「ガリガリシャープな写真」「明暗差も無くなっている」「あるはずの物を消す」等、そもそもの写真の印象自体が変ってくるような加工写真は苦手です(汗)
これはあくまで僕の個人的な意見であって、そういった写真を撮っている方や、加工をしている方を否定するものでは無いです。
実際この「加工」もデジタルでは「現像」等と呼ばれてる場合もありますね。
本来であればモノクロは現像後のネガから印画紙に焼き付け、プリントするのが大前提ですが、今の時代そこら編は環境的に厳しいのも事実。
まぁ、余り深く考えず、自分が好きなように楽しむのが1番なんじゃないかな。
でも機会があればモノクロなら手焼きプリント頼んでみてください。
モニターで見るのとはまた違った、素晴らしいモノクロならではの美し差を再確認出来ると思いますよ。
最後に
よく、写真好きの間では話題に上がる「写真加工」についてと現像データを見た頂きました。
上でも書いていますが、結局の所、、、
「好きにやって、楽しんだもの勝ち」
ですよね。
でも一つだけ言うことがあれば、
「加工もやり過ぎるとダメ!!」
ですよ。
特にカラー写真は弄り過ぎると、もうとんでもない色味になっちゃうのでやりすぎ注意です!!
皆さん写真加工は計画的にw
最後まで見て頂きありがとうございました。