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伝説の名機「Nikon F」を手に入れた話

こんにちは「Kio」です。

前回の記事から大分経ってしまった(;^ω^)

その間ちょっと体調を崩して、病院にかかったり、静養したりで大分時間が経っちゃった、、、

その間禁酒(ほぼ)したり、体調も悪くて中々写真も撮りに行けず、ストレスだけが溜まって行った、、、

その結果、タイトル通り「Nikon F」を手に入れてしまったという、かなりどうでも良い話ではあるけど、是非最後まで見て行って欲しい。

あっ、因みにNikon Fについてはちらっとは書いて行くけど、今更僕が語るまでも無いので、そこらへんNikon Fについて詳しい事はググって調べて欲しいと思うw

あくまで今回は購入経緯、Nikon Fの紹介をちょっとと、試写結果等をメインで書いて行く予定。

人間ストレスがMAXになるとカメラが増える

冒頭でも書いた通り、ここ1カ月以上体調不良の為大好きな散歩スナップと飲酒が滞り、かなりのストレスが溜まっていた。

12月に入り、少しづつ体調も戻って来た(気がするだけかもしれないけど)ので、久しぶりにカメラを持って近所へ奥さんと散歩へ。

因みに、その時持って行ったカメラはこれ

MARIX LFはISO200のC-41現像可能カラーネガフィルムが入っているみたい。

MARIXからいつの間にか発売されていたLF(使い切りカメラ)を購入してみた!

このMARIX LFについても撮り切ったら詳細レビューを書いて行こうと思うので待っていて欲しい!

ちょっと話は脱線したが、久々に散歩がてら近所のハー〇オフへ。

暫く行って無かったせいで、店内のレイアウトもガラッと変わっていた。

フィルムカメラが入っているガラスケースを除くと

  • OLYMPUS OM-1が13,000円
  • ニコマートFTnが11,000円
  • ニコンF2フォトミックが27,500円
  • etc,,,

以前から変わらず、同じ面々が売れ残っている、、、と言うか、これら全て動作未確認ジャンク、保証なし、返品不可のボディーのみ。

OM-1とF2は一度見せて貰ったけど、OM-1はプリズムガッチリ腐食、F2もシャッターは切れるが明らかにメンテナンスが必要な感じ、、、、、

そんな中ガラスケースに一台の新顔を見つけた。

それが今回の主役「Nikon FフォトミックFTnブラック」(レンズは交換してる)

余りFは詳しく無いが、ブラックボディーのフォトミックファインダーとNikkor Auto-S 50mm F1.4付きで、レンズカビあり、ファインダー汚れありでジャンクの札が掛かっていた。

しかも値段は、、、、、、上に書いたニコマートFTnより安い値付けという謎の値付けwwwwww

早速ガラスケースから出して貰い弄ってみると、、、

  • モルトも明らかに張り替えられてある
  • シャッターも低速も粘り無く、高速側もしっかり変化してる
  • シャッター幕も皺も無くキレイ
  • 大きな打痕も無く、ボディーも結構キレイ
  • レンズはチリ、ホコリの混入はあるがヘリコイドも固めで良い感じ
  • ファインダーの電池室も腐食等も無くキレイ
  • ファインダーはスクリーンに付いたホコリ程度でたまたまバッグに入っていたブロワーで吹いたら綺麗になった(ブロワー持ち歩いてるのヤバいねww)

断言は出来ないけど、おそらく一度はメンテナンスされていそうな感じ。

少なくとも普通に写真を撮るのは全く支障が無いと判断!

そして気が付いたら購入していたww

まぁ、人間ストレスを溜めすぎるとカメラを買ってしまうらしい。

家に持ち帰りファインダーに電池を入れてみたらほぼ適正値でバッチリ動作した!

※フォトミックファインダーFTnにはMR-9型電池×2個使う。

フィルムカメラ好きならカントーカメラのMR-9変換アダプターは一つは持っておくと何かと便利。

このアダプターにSR43を入れて使用すると当時のMR-9水銀電池と同じ電圧にしてくれる。

今年は余りカメラを増やさず(気のせい)頑張って来たつもりだが、12月に入って3台も増えてしまっている、、、、

えっ?Nikon Fだけじゃないの???って?

まぁ、そこはいいじゃんww

気が向いたらまた別に紹介するかもしれない。

言い訳じゃないけど、写真撮りに余りいけないし、、、、、ネットでカメラを眺める時間が増えたからしょうがない!!!と開き直ってみるw

そんなこんなで念願の「伝説の名機Nikon F」オーナーとなったKioだった。

次はこのNikon Fがいかに「伝説の名機」なのかをちょっとだけ紹介。

Nikon Fは何故「伝説の名機」なのか?

このNikon Fが発売されたのは1959年。

1959年は「1964年の東京オリンピック」開催が決定し、当時の皇太子(現上皇)御成婚された年。

僕が生まれる大分前で、2024年の今から約65年前。

1959年の国家公務員(大卒)の初任給が540円だった頃、当時は定価の設定は無かったみたいだがかなりの高級機として発売されたみたい。

Nikon Fのスペック(アイレベルファインダー)を簡単に書くと

  • メーカー
    日本光学工業株式会社
    (現株式会社ニコン
  • 種類
    一眼レフカメラ
  • レンズマウント ニコンFマウント  
  • 記録メディア
    35mmフィルム
  • 焦点
    マニュアル
  • 露出
    マニュアル
  • ストロボ
    なし(タイムラグ式可変式接点)
  • シャッター
    チタン幕横走り機械式フォーカルプレーンシャッター
  • シャッター速度
    1秒から1/1000秒、T、B
  • 露出計測
    外光式(外付け)
  • バッテリー
    不要
  • 寸法
    幅約147ミリ
    高さ約98ミリ
    奥行約56ミリ
    (レンズなし)
  • 重量
    約685グラム(ボディのみ)
  • 生産地
    日本

wikipedia「Nikon F」より引用

と、今見るとかなり普通のスペックに見えるかもしれない。

ただ、このNikon Fが「伝説の名機」と呼ばれる所以はスペックにあらず!

  • プロの使用にも耐える堅牢性、正確性を兼ね備えた一眼レフ
  • 「不滅のFマウント」と呼ばれるFマウントを始めて採用した機種
  • 描写力も高く、豊富なレンズ群
  • アクセサリー類も豊富で高い拡張性

があり、このNikon Fで数々の名作が撮られて来た。

更には、Nikon Fにまつわる逸話も数多くあり、その中でも写真家「一ノ瀬泰造」氏が使っていた戦場で銃弾を受け大きくえぐれたNikon Fなんかもとても有名だろう。

その他にも、NASAの宇宙開発、戦争、紛争、スポーツ、報道等、数多くの場面で多くのプロカメラマン達が使って来た名機である。

発売期間もとても長く、1959年~1974年の15年の長い間販売されて来た。

Nikon Fの後継であるNikon F2が1971年に発売した後も約3年間は併売していた事もNikon Fか如何に愛され、完成度が高いカメラだったのを物語っている。

更には2019年には「ニコンF」が国立科学博物館の「重要科学技術史資料(未来技術遺産)」に登録されるという、歴史的に見てとても重要な一眼レフカメラだ。

他にも色々とあるんだけど、先にも触れた通りNikon Fについては他の方々が散々書いているのでこの位に留めて置く。

要するに「めちゃめちゃ凄い伝説のカメラ!!!」なんだ!

早速NikonFの試写してみた

家に持ち帰り、大分前から別カメラに入っていたフジカラー100を入れ替え早速NOKTON 58mm F1.4 SL ⅡSに交換してある。

現像はカメラのキタムラ

スキャンはMARIXのコピースタンド&フィルムディプリケーター※このコピースタンド&フィルムディプリケーターのレビュー記事も書き終わったので近い内に公開予定!!

MARIXコピースタンド&フィルムディプリケーター

レンズはフォクトレンダーNOKTON 58mm F1.4SL 2Sに交換してある。

随分長く禁酒してたので一杯だけ、、、、、

Nikon Fを使ってみての感想

まずは試写結果も問題無く、シャッター全速快調!露出計もバッチリだ!

今年は紅葉を撮る気満々でリバーサルフィルムをOM-2に入れていたんだけど、結局一番良いタイミングが撮れずだったが、カラーネガで終わりかけのイチョウだけはちょっと撮れた(;^ω^)

因みに僕は前から宣言している通りNikon F2を激推ししている。

はっきり言って、単純に写真を撮る道具としてみればNikon F2の方が優れているのは間違い無い。

Nikon FはF2と比べると使い勝手もやや違うし、シャッターフィーリングも大分違う。

シャッター音はNikon Fの方が柔らかく落ち着いた音で、少し甲高くキレが良いF2とは大きく異なる。

ただ、Nikon FとF2はかなりのアクセサリー類が共用となっているらしく、撮影に辺りNikon F2についていたシャッターレリーズボタン(AR-1)やフォーカシングスクリーンをFに入れてみたが、何の問題も無く使えたのは嬉しい所。

しかし、単純なカメラのスペックだけでは決まらないのがカメラ趣味の世界。

実際Nikon Fを使ってみてスペック以上の良さはひしひしと感じる事が出来た。

別に特段ニコン推しでは無いのだけど、「伝説の名機」として名高いこのカメラNikon Fを使っていると、歴史的な重みを感じたりして、自分もとんでもない名作が撮れるのでは?(気のせい)と、とても気分が良かった。

最後に

ストレスが溜まり過ぎてNikon Fを勢いで買ってしまったが、使ってみて皆に愛されるカメラと言うのは良くわかった。

今までフルメカニカルのフィルム一眼レフカメラは「Nikon F2こそが至高!!!」と思っていたが、やはり実際に触れて、使ってみないとカメラの良さってわからないね。

Nikon F2とNikon Fどっちが良い??

と聞かれると困る位、僕の撮影スタイルには合っていると思ったし、フィーリング、シャッター音もF2とは違った感じでとても気に入った。

以前は頭でっかちに見えていたFのフォトミックも見ていると中々格好良く見えてくるから不思議なもんだ。

「F」の文字が誇らしい。

まだフィルム1本だけの使用ではあるが、暫くはNikon Fを持ち出して色々と、体調と相談しながら使って行きたい。

今年残す所もう少し、今までサボっていた分、色々と書かなきゃいけないネタも溜まってきてるから年内は頑張ってもう少し記事をアップする予定。

予告をしておくと(予定は未定で決定では無いのであしからず、、、、)

  • MARIX コピースタンド&フィルムディプリケーターレビュー
  • キタムラで現像出来るフィルム、出来ないフィルム2024年決定版
  • 2024年総括
  • リバーサルフィルム自家現像

辺りはなるべく早く書いて行きたいと思っている。

皆さんも2024年もラストスパート、体調に十分気を付けて良いカメラライフを送って欲しい。

そして今まで触って来なかったカメラを手にする機会があれば是非一度触って使ってみて欲しい。

最後まで見て頂きありがとうございました。

始めまして写真好きの「kio」と嫁の「kiio」です。 夫婦二人でフィルムカメラ、ストリートスナップ撮っています。 日課はジャンクカメラ収集。 今はほぼフィルムカメラネタ中心。 モノクロ、カラー自家現像やってます。 このブログでは夫婦二人で撮った写真を中心に写真、カメラの話や、モノクロ、カラー自家現像のデータや解説、フィルム、カメラ、レンズ、カメラ関連のガジェットのレビュー等、カメラ好きの皆さんが楽しめる内容を更新していく予定です。 記事が見辛かったり、間違っていた場合は「お問い合わせフォーム」からご指摘頂けると助かります。

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