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カラーネガフィルム40種類の「青空」の色味比較とオマケ+3

※2024年10月16日「MARIX SILTA 400D」追加しました。

FUJIFILM400についての検証記事も書いてます。

それに伴い「39」種類の青空比較になります。

こんにちは「kio」です。

先日大量にある「カラーネガデータ」の整理していた時にちょっと思いつきまして、今回記事を書いています。

それは

「フィルム毎にの比較してみたら面白そう、、、」

でした。

やるとなったらいざ準備です。

今回の比較の条件

さて、比較といってもレンズ、露出、春、夏、秋、冬、晴天、曇天、雨、雪、日向、日陰、朝方、昼間、夕方、夜etc,,,

上記条件によって色味は変わってきますし、毎回撮っていて、比較できるような被写体って何だろう??

どうした物かとデータを見ていると一つの共通点がありました。

その共通点は「青空」です。

僕が撮るフィルム写真は1ロールに大体何枚か「空」が入っている場合が多かったんです。

という事で今回の比較は「フィルム毎の青空」の色を比較していくことにします。

比較といっても様々な条件で色味も大きく変わるので、「色々なフィルムの青はこんな感じに写るよ~」位のゆる~い気持ちで楽しんで頂ければと思います。

是非最後までご覧ください。

比較写真選びの条件とルール

「青空の色味」を比較するのは決定ですが、その他、今回の作例での選別の条件とルールを決めました。

  • フィルムで撮影したデータ。
  • 厳選するときりが無いのでフィルムデータ毎に最初に目についた青空を選ぶ。
  • 日中晴天の「空」が入っている事。
  • 現像、データ化、出来る限り無補正の物。
  • 全て違うフィルム。
  • カメラメーカー、レンズも特に選別はしない。

取り合えず以上の条件でフィルム毎の「青空」のデータをどんどん選んでいきます。

作例

画像毎に「フィルム名」を入れてあります。

青空データは「フィルム39種類分」

まず最初におまけ+3のスマホとデジタル一眼、リバーサルフィルムのデータ。

各種デジタル写真の「青空」も沢山あるんですけど、デジタルはボディーの「カスタムイメージ」や「ピクチャーコントロール」等でいくらでも色味に変化を付けられるので今回は最初に見つけた「PENTAX K-5Ⅱs」のカスタムイメージナチュラルの物を一枚だけ載せます。

スマホ
数あるデジタルから選ばれた(最初に見つけただけ)ペンタックスK-5Ⅱs
MARIXカラーリバーサルフィルム
ネガじゃないのでオマケ

ここからが27種類のフィルム写真データです。

「FUJIFILM」

いきなり期限切れのハーフカメラからのエントリー
更に熟成しました(笑)
これが一番劣化していた感じです。
何年期限切れかわからない「フジVenus400 EI64」の青空。
昔は安売りフィルムの常連で見向きもしなかったのに、、、無くなると恋しくなりますね
現行定番フィルム
2024年、流通在庫のみで販売終了がアナウンスされました、、、
水色っぽい青が出ています 明らかに上記の2つとは傾向が違います
写ルンですの写真だけ日中晴天の空写真みつけられ無かったです(汗)スミマセン、、、絶対どこかにあるんだけどな、、、
比べるとコントラストの低さが際立ちますね
ちょっと曇ってるのはご愛嬌w
※最新追加フィルム FUJIFILM X-TRA400が終売となり、海外版のフィルムを国内でも販売する事になったフィルム。富士フイルムが販売してるが、製造はコダックでウルトラマックスと同じなのでは?と噂があったが中身はフジオリジナルのと思われる。当サイトでも「FUJIFILM 400」についての検証記事書いているので見てみてほしい。

「Kodak」

これも癖のない良いフィルム
これもオーバーだったせいか思ったより青がちょっと薄くなった感じ。
良く使っていたので見慣れた感じはあります
ウルトラマックス!!って感じの青
これもナチュラルな爽やか系の青
高感度の長期期限切れだけど、ちゃんと色も出てくれた。

「Lomography」

結構こってり
水色っぽい青
これもちょっと癖のある青、薄めのターコイズブルーといった雰囲気
このフィルムは青はターコイズブルーになります。
メトロポリスは青は彩度が落ちて空を撮るのは面白くないんですよね。このフィルムは逆にちょっと遅い時間の雲が多い空なんかは良い雰囲気になります。
ロモグラフィーの完全新規カラーネガフィルム
「ロモクロームカラー'92」
ロモグラフィーから新発売した新規のフィルム 青が特徴的

「MARIX FILM」

コダックの映画用のフィルム。彩度は控えめですが、色ノリは良いですね。
こちらもKodakの映画用フィルム。青と黄色は結構あっさり出ました。
ド逆光での1枚。24mm 広角で撮ったので少し湾曲してますね。そしてタングステンフィルムなので全体に青味かかった感じです。やはりタングステンフィルムでISO800なので夜の写真に積極的に使いたい所です。
マリックスフィルムが新たに取り扱いを開始したフィンランドのカラーフィルム。中身はコダック航空機用のネガカラーフィルムです。
上記「サンタカラー100」と中身は一緒。
最近発売されたタングステンフィルム、ISO320なので日中でも使いやすい

中身は「ORWO NC500」アグファの映画用フィルムの乳剤を元に作られたC-41現像可能なカラーネガフィルム。元は映画用フィルムではあるが、レムジェット層は最初から無いスチル写真用のフィルム。彩度低めで、粒状感が多い。

上記以外のメーカー

エスクーラより淡い色味が特徴のカラーエフェクトフィルム。
今現在唯一のISO1600のネガカラーフィルム。コダックシネマ用タングステンフィルムをC-41現存出来るように加工してあるフイルム。高感度なのでわざわざ昼に使わなくても良い気がする。
イルフォードのLF(レンズ付きフィルム)「イルフォカラーラピッド」から取り出したISO400のフィルム
12枚撮りの珍しい現行販売中のカラーネガタングステンフィルムISO200だがC-41現像すると感度が上がりISO320となる。ここでは両方の感度で撮影した物を掲載。両方そこまで大きな違いは無いけど、タングステンフィルムらしく青味が出る。
カメラのキタムラオリジナルのLF(レンズ付きフィルム)レンズ付きフィルムのまま使うとオーバーに写り、全体多岐にアッサリした色味になる。自家現像。
ロシアのカラーネガフィルム「シルベラカラー160」今は情勢的にもうほぼ手に入らないフィルム。MARIX C-41で自家現像した。色味は結構アッサリ目。
オーストラリアの写真ラボヒルヴェールフォトが販売していたフィルム「ヒルヴェールホリデー」ISO200で中身はFUJIFILM C200(C200を加工しているとの噂もあるが不明)MARIX C-41自家現像。
イルフォードでおなじみの「ハーマン・テクノロジー」のブランド「ハーマンフォト」から新発売されたカラーネガフィルム。イギリスハーマンの工場で1から製造されている完全新規、オリジナルフィルム。コントラストが高く、彩度もマシマシだが、青空という点では案外普通に見える。
ADOX から発売されていたフィルム。青はターコイズ色になったり、色々な表情をせてくれる独特の表現ができる面白いフィルム。粒状感は多い。

最後に

「カラーネガフィルム40種類」分の青空を見て頂きました。

上記条件でも書いていますが、レンズ、カメラはバラバラですし、季節等もバラバラなので完全な比較では無いですし、「C200」コダックの「ポートラ400」等のデータは今回見つけられませんでした。

露出もカメラや自分の勘露出の精度のせいで全部ちょっと変わってます(笑)

そして、本来ならもっと「フィルムの特徴」がわかりやすい写真を選ぶと更に良かったですが、余りにデータが多く、こだわりだすと終わりそうになかったので許してください(笑)

思ったよりデータを追っていくのが大変で(;・∀・)

なんにせよ、こうして改めて見るとフィルム毎に「青」の個性が違うのはわかって頂けたかと思います。

このブログでは今回紹介したフィルムのレビューなんかも沢山書いているので宜しければ見てやってください。

上記の作例とはまた違った「青」が見つかると思います。

今回紹介したフィルムの中には惜しまれつつも「生産終了」してしまったものも含まれていますが、それでもまだここに紹介してあるフィルムは現在でも生産しているので普通に購入する事が出来ます。

【2024年版】入手しやすい35mmカラーネガフィルムの種類一覧と値段まとめ 最新改定版!

一部だけ販売リンク貼っておきますが、値段は日々変動しているので余り高い時に購入しないようにしてくださいね。

今後は「人工物のみ」とか、色々な条件で比較するのも楽しそうです。

カラーネガフィルムもどんどん高くなってどんどん少なくなっていくと思いますが、

「いやいや、これからでしょ!!!」

位の気持ちで今後も楽しみながらフィルム写真を沢山写真を撮っていきたいと思っています。

最後まで見て頂きありがとうございました。

始めまして写真好きの「kio」と嫁の「kiio」です。 夫婦二人でフィルムカメラ、ストリートスナップ撮っています。 日課はジャンクカメラ収集。 今はほぼフィルムカメラネタ中心。 モノクロ、カラー自家現像やってます。 このブログでは夫婦二人で撮った写真を中心に写真、カメラの話や、モノクロ、カラー自家現像のデータや解説、フィルム、カメラ、レンズ、カメラ関連のガジェットのレビュー等、カメラ好きの皆さんが楽しめる内容を更新していく予定です。 記事が見辛かったり、間違っていた場合は「お問い合わせフォーム」からご指摘頂けると助かります。

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