中身はFUJI C200?オーストラリアのフィルム「HILLVALE HOLIDAY 」使ってみた。
こんにちは「kio」です。
先日海方面にスナップへ出かけたんだけど、その時良く行く写真屋さんでちょっと面白いフィルムを複数入手。
その中で今回使ったフィルムはこちら!
「HILLVALE HOLIDAY」
「HILLVALE PHOTO=ヒルヴェールフォト」と言うオーストラリアの写真ラボのフィルムみたい。
パッケージには
- ISO200
- CN-16/C-41
- 36EXP(36枚撮り)
等の情報が記載されているね。
このヒルヴェールホリデーなんだけど、期限が2021年に切れている物を安く購入。
ちょっと調べてみたんだけど、このフィルム自体はもう販売はしていないようだ。
今回はこのフィルム「HILLVALE HOLIDAY」を使ってスナップして、MARIXのC-41現像液で自家現像してみたのでちょっと写り等紹介しつつ、中身について探っていこうと思う。
是非最後までご覧ください。
「HILLVALE HOLIDAY」の正体は?
使うにあたって、ちょっとこのフィルムについて調べてみたんだけど、日本では販売店が限られていたのか余り情報が出てこなかった。
その中でちょっと気になった点を書いているブログ等を見つけたんだ。
そこには
- 中身は「FUJIFILM C200」
- 中身は「FUJIFILM C200の加工フィルム」
とか書いてあった。
ん??
中身はC200と書いてあるブログもあったり、別のブログには中身はC200の加工フィルムと書いているブログもあった。
実際どうなんだろう???
取り合えずスナップしてきて自家現像してみたので作例を見て貰おう。
作例、現像データ
使用フィルム:約2年期限切れ「ヒルヴェールホリデー」EI160
現像液:MARIX C-41 1本目処理38℃ 3´30(30/30/4)
漂白:38℃ 7´00
使用カメラ:PENTAX LX
使用レンズ:smc PENTAX-M 50mm F1.4
スキャン:EPSON GT-X820自動補正
スキャン後は色味等は弄っていない。
最初の一枚。デカいゴミがwww
お弁当を作って公園で食べたよ。
ベンチ撮りがちw
多分リスなんだけど怖すぎ。
顔っぽい。
そろそろ季節的に花も無くなっていくね。
何年も放置されているであろう自転車。
教会。
古い看板。この看板よく見るけど、誰だかは知らない。
葉っぱが一枚立っていた。
背景に露出持ってかれたね。
明暗差が無ければバッチリ。
三つ子の松。
秋だねぇ~。
タンクトップ一枚、、、
落ち葉と木漏れ日。
夏っぽい積乱雲(入道雲)。
金木犀。
喫茶店の看板。
この辺りからちょっと日が落ちて来た。
お花。なんだかは知らない。
波紋。
良い感じの虫食い葉っぱ。
地下歩道で。
日もほぼ落ちた。
中身は結局なんだ?考察してみた。
作例見てもらったけど、感想としては結構あっさり目の色合い。
コントラストも余り高くはない感じ。
フジっぽいと言えばそうも見えるし、違うようにも見える、、
1つ気になったのは、期限切れだったからというのもあるかも知れないけど、粒状感が結構あり、ハイライトとシャドー部分の粘りが弱い気がする。
これは普通のC200では余り感じたことがない。
あとは少し全体的に色が濁っている気もする、でもこれは自家現像、自宅スキャン(自動)、期限切れの影響もあると思う。
結局、このヒルヴェールホリデーの中身は、、、
写真だけじゃ判断つかないね(笑)
因みにフィルムのパトローネをムキムキしてみたら中身は間違いなく「FUJIFILM C200」なのは間違いなさそう。
更にパーフォレーション部分には「FUJI」と記載あり。
パトローネは分解跡も無く、フィルムエンドもテープ止めなどではなく、一般的なFUJIFILM製のフィルムと同じ差込みの処理なので、なにかのフィルムを巻き直している感じでもなさそうだ。
改めてこのヒルヴェールホリデーの特徴をまとめてみると
- ラベルシールを剥がすとFUJIFILM C200が出てくる。
- パーフォレーション部分には「FUJI」「200」表記あり。
- パトローネに分解跡は無く、フィルムエンドもテープ止めではない。
- C200と比べると粒状感が多い(期限切れだからか?)
- 色味はあっさり目で、コントラストもあまり高くはない。
- ハイライトとシャドー部分の粘りが弱い(これも期限切れの影響かも)
以上の点から結局このヒルヴェールホリデーの中身は「FUJIFILM C200」だ思う。
「C200の加工フィルム」と書いているブログとかも見たけど、フィルム自体に加工しているような形跡は無いんだよね。
加工するとすれば、C200をいったん全部引き出して、上から乳剤とかを塗布する位しか出来ないんじゃないかな?
若しくは他の方法で何らかの加工を施しているのかもしれない。
実際他の方々の作例を見てもやや粒状感が出ているし、シャドー部分の階調なんかを見た感じ、元々「FUJI C200」の期限切れ(若しくは期限切れ間近)を仕入れてラベルを貼り直してパッケージして販売したのではなかろうか???
まぁ、元々期限切れではあったし、真相はわからないけど。
最後に
結局中身がなんだか考察はしてみたけど、決定的な証拠もなく、実際はヒルヴェールフォトが「FUJI C200」を加工して販売しているのかもしれないし、全く加工していないC200なのかもしれない。
これだけ長々と書いておいて、結局
「断言できるだけの根拠も無く、わからなかったw」
今や現行販売していないフィルムだし、少し期限切れで、更にカラー自家現像なので話半分に聞いてくれればと思う。
使った人それぞれが判断してくれれば良いかな、と、、、(丸投げ)
こうやって、あーでもないこーでもないと考えたりするのも楽しいので、完全に自己満足ではあるけど、今やフィルムも高級品なので、こうやって楽しまないと元が取れないwww
今後も、ためになったり、ためにならない事だったり、フィルム、フィルムカメラの話を懲りずに書いていきます(笑)
最後まで見て頂きありがとうございました。