【モノクロ現像データ】はじめての現像液「SPUR Silversalt」/FOMAPAN 200 作例

FOMAPAN200/ARISTA EDU 200/モノクロMARIX 200

こんにちは「kio」です。

今回は、はじめて使う現像液「SPUR Silversalt」を使ってみましたので、現像データと、作例の紹介です。

そして今回使ったカメラは泣く子も黙る?「OLYMPUS OM-1」。

OLYMPUS OM-1

新たに手に入れたので試写も兼ねて散歩スナップ。

このカメラに付いては近々別途記事を書いて行く予定です。

SPUR Silversalt現像液について

この現像液はこのサイトにも度々出て来る「シルバーソルト」さんから購入しました。

結構前に購入していたんですが、今回やっと開封して使用です。

SPUR×Silversatのコラボレーション現像液として2020年に新たに発売された現像液で、モノクロ現像液では新しい部類の現像液ですね。

この現像液が目指したものとして以下紹介されていたので記載します

  1. 取扱いが簡単で使い勝手が良いこと
  2. きめ細かく心地よい粒子を持つこと
  3. 各フィルムの公称感度において良好な結果を出すこと
  4. 環境への負担を低く抑える現像液を作ること

との事。

この現像液については下記リンクに詳しく書いてありますのでそちらをご覧ください。

「SPUR Silversalt現像液について」

購入は「シルバーソルト」さんで購入する事が出来、250ml「2,970円」となっています。

各フィルムの現像データもシルバーソルトさんのHPより検索可能。

今僕がメインで使っている現像液は「D-76」で、特に不満は感じていないんですが、ずっと使ってみたかった現像液なので買ってあったんですよね、、、

次は現像データ

撮影機材

  • OLYMPUS OM-1
  • M-SYSTEM F.ZUIKO Auto-S 50/1.8

使用フィルム 薬品

  • FOMAPAN 200
  • SPUR Silversalt
  • FUJIFILM スーパー富士フィックス
  • FUJIFILM QW
  • FUJIFILM DW

現像データ

  • SPUR Silversalt 1+20 21℃ 9‘00 (30/60/1)※標準が20℃10´00ですが、液温ちょい高めだったので9´00での処理
  • スーパーフジフィックス6‘00
  • 水洗い

作例

はじめての使用だったのでシルバーソルトさんに記載してあるFOMAPAN 200でのデータ通りに現像処理してみました。

本来1+20 20℃だと10´00ですが、21℃ちょいだったので9´00での処理。

2023年”17本目”の自家現像。

ハイライトからシャドーまでかなり諧調は豊かに出ています。
砂利道でしたがしっかりシャープ。
やはり諧調が良く出る。
オリンパスのレンズはボケが優しい。
後述してますが、この写真の空部分の粒子がバラバラで「不均一」な気がするんですよね、、ぱっと見ザラっとして見える。
劣化しすぎてなんのこっちゃかわからない
秘密の扉。
鳥居の影。
グラデーションはよく出ていますが、やはり粒子がバラバラで荒れて見える、、、処理温度のせい??
枯れ木もシャープです。
神社にて。
一個だけ置いてあったなんか、、柑橘系の実。
強そうな木の影。
散歩コースのいたる所にある。なんて書いてあるんだ?
フリースジャケットの毛並みもしっかりわかりますけど、、露出オーバーだよ~!
丁度手がすっぽりハマりそうなサイズの穴、なんだか手を突っ込みたくなる、、、やらないけどね。
ちょっと面白い形の影。
ランチは天津セット。

SPUR Silversalt現像液の感想

まだ一本目なので多くは語れませんが、「SPUR Silversalt現像液」でフォマパン200を現像してみての感想

  • 表示通りの感度200は出ている
  • シャープネスも高い
  • 諧調が良く出る
  • 粒状感がやや粗い?(特定の条件で粒子の不均一性が感じられた)
  • コントラストはもう少し欲しい

コントラストについては撹拌でコントロールできそうな感じでしたが、一つだけ気になったところが、

それは一部白~グレー部分の粒状感が「不均一」な気がしました。

空などを拡大して頂くとわかるんですけど、粒子の並びや大きさがややバラバラに感じるんですよね、、、、

一部写真の粒子が「不均一」な感じがするんですけど、気のせいなのかな??

最初はハイライト部分だけかと思ったんですけど、写真を見る限り違うようです。

この現像液での処理された他の方達の作例ではそうは感じなかったんですけど、自分で使ってみて今回ちょっとだけ気になった部分です。

快調はとても良く出ていて、暗い部分での粒状感も余り感じず、とても好きな雰囲気。

特に「濃いグレー~真っ黒」までのグラデーションがとてもなだらかに繋がっていく感じで、良く出ているのではないでしょうか。

使用したフォマパン200との相性等もあるかと思いますし、もう一度データ通りにフォマパン200を現像してみてまたお伝え出来ればと思っています。

最後に

使用したカメラ「オリンパスOM-1」、今回は試写も兼ねてだったので一応内蔵露出計の指示通りに撮影してみましたが、ちょっとオーバーでしたね。

でも概ね精度も出ていそうで、参考程度にはなると思います。

レンズはシングルコートの50/1.8、このレンズちょっとだけレアで、初期の「M-SYSTEM 」表記なんですよ。

写りは絞ればちゃんとシャープで、ボケも余り煩く無く、柔らかめ。

実はこのほかにも「MC 50/1.4」と「SC 50/1.4」「OM-1」 「MDと35/2.8」も手に入れたので、そちらも近いうちに紹介していこうと思います。

そして、「SPUR Silversalt現像液」についても、もう少し使い込んでその時しっかりレビュー出来ればと思います。

最近立て続けにカメラを入手しているので、メンテナンスと試写が追い付かない、、、、

なんてボヤいているのが楽しかったりもしますけどね。

最後まで見て頂きありがとうございました。

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